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個人投資家・有限亭玉介:中小型株物色が復活でますますバイオ株に注目集まる!【FISCOソーシャルレポーター】

2024/9/7 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:中小型株物色が復活でますますバイオ株に注目集まる!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2024年9月2日13時に執筆 経済産業省がバイオ産業の拡大に向けて行動計画を取りまとめるとの報道後、バイオ銘柄が幅広く物色されるようになりました。直近でグロース株が見直されている事もあり、小型バイオ銘柄にも追い風となるか…ですな。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 バイオ関連が国策となれば、グロース市場全体が盛り上がりますな。高齢化社会になり医師不足の懸念もありますので、政府はバイオ関連に限らず、早急に医療や福祉分野まで含めて投資を積極的に進めていくべきでしょう。少子高齢化だからと社会保険料の増税ばかりを発表されても、国民の怒りを買うだけですからねぇ。 バイオ企業の時価総額ランキングを見ると欧米がトップを占めています。日本のバイオ企業のように規模が小さければ当然ながら研究開発に割けるリソースが限られておりますし、優秀な人材や設備を投入する事も困難になります。最近は改善傾向にあるものの、日本の産業全体でベンチャー企業への支援が不足しているという問題もよく言われる事ですな。 ちなみに10年ほど前、アベノミクスの成長戦略としてもバイオベンチャーが注目された事がありました。安倍元首相の遺志を強く継ぐ高市早苗氏が総裁選で勝利すれば、アベノミクス再興でさらなる投資も進むのでは…とも想像してしまいますねぇ。 バイオ銘柄は小型で個人投資家も手を出しやすい反面、赤字続きで財務の健全性に欠ける企業も多いです。思惑と期待だけで株価は上昇し、それが剥離すれば一気にナイアガラが起きるリスキーさもありますな。それでも、新薬の認可や特許等を発表した途端に手が届かない所まで上昇してしまう…なんて夢もある株でもありますな。政府投資が今後も拡大すれば、投資家の関心をさらに集めるでしょう。さて、今週もバイオ関連をチェックして参ります。 中国に独自の販売網を持つジーエヌアイ<2160>は、日本アジア投資<8518>との業務提携が材料視されております。8月14日の決算発表では、前年同期に大型の契約一時金があった事の反動で減益となりました。それでも中国市場での売上は堅調で、監視を強めていきたいですな。 7月2日に上場したPRISMBio<206A>は、「PepMetics」という独自の創薬技術を持っている企業です。共同開発事業では米メルクやイーライリリー等と提携しており、技術力には定評がありますねぇ。業績は赤字拡大で不安定ですが、将来性などのポテンシャルを評価されているようです。 新規抗がん薬の創出を目指して創設された大学発ベンチャーであるChordia Therapeutics <190A>は、早くも今年6月14日に付けた初値255円の3倍以上に膨らんでおります。業績は赤字ですが、投資家の関心を引いている模様。 底値圏を停滞していたキャンバス<4575>は、自社創出の抗がん剤候補化合物「CBP501」が欧州医薬品庁(EMA)から膵臓がんに対するオーファンドラッグ指定の通知を受領したと発表後に急動意しました。今後、欧州にてCBP501が販売承認された場合には10年間の市場独占権が得られるとの事です。 米ボストンでのバイオプロセスサミットでMDL-101の筋肉特異的改変型AAVベクター製造開発データの発表が好感されたモダリス<4883>は、ゲノム編集関連として思惑があります。今後の業績がどうなるか注視したいですねぇ。 最後は抗がん剤の創薬ベンチャーであるNANO MRNA<4571>です。8月9日には千寿製薬との眼科疾患を対象にmRNA創薬に関する共同研究契約を締結したと発表後、直近で下値を切り上げておりますな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 7件
490
9/13 15:00
-35(%)
時価総額 32,117百万円
武田薬品工業<4502>からスピンアウトして設立された創薬ベンチャー。RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬の開発等を手掛ける。MALT1阻害薬CTX-177は小野薬品工業<4528>に導出済。 記:2024/05/10
515
9/13 15:00
+15(%)
時価総額 18,208百万円
独自の創薬基盤技術「PepMetics技術」を活用した創薬事業を展開。自社開発事業ではエーザイや大原薬品工業(株)、共同開発事業では独メルク社、独ベーリンガーインゲルハイム社、仏セルヴィエ社、スイスのロシュ社、米ジェネンテック社、米イーライリリー社など複数の国内外製薬大手と提携。 記:2024/05/27
2160 東証グロース
2,495
9/13 15:00
+232(%)
時価総額 118,483百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
4571 東証グロース
199
9/13 15:00
-2(%)
時価総額 13,960百万円
創薬ベンチャー。組織再生やワクチン、がんの領域で医薬品を開発。mRNA医薬品開発から製造、非臨床開発、導出まで行う。今期3Q累計は化粧品材料供給収入やライセンス収入等を計上。利益は改善傾向となった。 記:2024/04/15
4575 東証グロース
1,127
9/13 15:00
+150(%)
時価総額 19,975百万円
抗がん剤の研究開発に特化した創薬バイオベンチャー。静岡県沼津市に本社。免疫着火剤「CBP501」が先行パイプライン。基礎研究、臨床開発の連携サイクルが強み。CBP501は次相臨床試験の準備を進める。 記:2024/08/13
4883 東証グロース
92
9/13 15:00
±0(%)
時価総額 3,628百万円
ゲノム編集プラットフォーム「CRISPR-GNDM」技術による遺伝性遺伝子疾患の治療薬の研究開発等を手掛ける。MDL-101がリードプログラム。JCRファーマと中枢神経領域における共同研究を行う。 記:2024/08/06
8518 東証スタンダード
214
9/13 15:00
+7(%)
時価総額 4,769百万円
日本とアジアの中堅・中小企業が投資対象の独立系ベンチャーキャピタル。24.3期3Q累計は株式やプロジェクトの売却が少ない。事業継承ファンドを総額51億円で組成完了。来年2月竣工を目指して物流施設を建設へ。 記:2024/04/12