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新興市場見通し:グロース市場250指数は戻り一服か、投資家心理良好で個別物色が強まる可能性も

2024/8/24 14:39 FISCO
*14:39JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は戻り一服か、投資家心理良好で個別物色が強まる可能性も   ■主力株が総じて強い地合いに 今週の新興市場は大幅上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+0.79%だったのに対して、グロース市場指数は+4.63%、グロース市場250指数は+5.16%と新興市場の上昇が目立った。プライム市場同様、売買代金はさほど膨らんでいないが、投資家心理の改善を背景にグロース市場Core指数構成銘柄など時価総額が大きい主力株が総じて強い地合いに。グロース市場250指数は8月1日の寄付き時点の水準(641.96pt)まで値を戻した。 時価総額上位銘柄では、JTOWER<4485>がTOB価格3600円にサヤ寄せしたほか、週末こそ売られたが、GENDA<9166>が一部メディアでの特集報道もあり12連騰で上場来高値を更新した。アストロスケールHD<186A>は、連結子会社が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズIIの大型契約を締結すると発表し買われた。この他の銘柄では、SBIレオスひふみ<165A>が株式分割や配当予想発表などを材料に買われたほか、アンジェス<4563>、シンバイオ製薬<4582>、セルシード<7776>などバイオ関連の一角がにぎわった。一方、足元物色されていたフルッタフルッタ<2586>やソレイジア・ファーマ<4597>など株価2桁銘柄は売り優勢となった。 ■投資家心理を材料に個別物色が広がる可能性も、IPOは1社 来週の新興市場は、戻り一服となりそうな状況だ。プライム市場では日経平均が38000円水準で上値が重くなっている。この水準は価格帯別売買高でボリュームが多いことから戻り待ちの売り圧力が強い様子。グロース市場250指数が、急落前の8月1日の水準に戻したことから、プライム市場同様、新興市場も戻り待ちの売りが出やすい状況と言えよう。売買代金は1000億円少しと商いはさほど膨らんでいない。9月相場を意識した投資家が、主にプライム市場の高配当銘柄や優待銘柄狙いに関心を向けていることも商い伸び悩みの要因だろう。戻り待ちの売り圧力を吸収できる売買代金が欲しいところだ。 とはいえ、消去法的な低位銘柄の物色は一巡し、時価総額が大きい銘柄が強含む展開となっていることから投資家心理は良好と言えよう。バイオ関連や宇宙関連といったテーマ性が高い銘柄の物色が強まる余地は十分ある。バイオ関連では、今週下落したChordia Therapeutics<190A>やペルセウスプロテオミクス<4882>などに循環物色が向かう可能性はありそうだ。また、宇宙関連のQPS研究所<5595>も25日移動平均線を上回れば一気に動きそうなムードはある。新興市場の指数の上値は重くなりそうだが、投資家心理を材料に個別物色が広がる可能性はある。 なお、8月29日にはハウステンボスや公共施設などの施設管理及び廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設を手掛けるCross E ホールディングス<231A>が福岡Q-Board市場へ上場する。地方市場単独上場のため関心は低いかもしれないが、今週末に環境省が廃棄物処理事業者向けの法人税の減税措置を求めるとの報道でリネットジャパングループ<3556>が急騰したことから、廃棄物処理事業者として関心が向かう可能性はあり注目したい。 《FA》
関連銘柄 14件
165A 東証グロース
1,649
9/12 15:00
+124(%)
時価総額 21,294百万円
公募投信・私募投信の運用、投資資金の受託・運用等を行うレオス・キャピタルワークスの持株会社として設立。運用資産残高は1.3兆円超。YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」の登録者数は43万人超。 記:2024/08/30
986
9/12 15:00
+97(%)
時価総額 111,446百万円
スペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去する初の民間企業として、2013年シンガポールにて創業したのがはじまり。宇宙空間の非協力物体に対するRPO技術(ランデブ・近傍運用技術)に強み。現在の顧客は政府(宇宙機関及び防衛機関)が中心。 記:2024/05/01
525
9/12 15:00
-52(%)
時価総額 34,411百万円
武田薬品工業<4502>からスピンアウトして設立された創薬ベンチャー。RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬の開発等を手掛ける。MALT1阻害薬CTX-177は小野薬品工業<4528>に導出済。 記:2024/05/10
1,014
9/12 15:30
-15(%)
時価総額 2,515百万円
純粋持株会社。子会社は1995年に創業して以来ハウステンボス(長崎県佐世保市)の施設管理を行うハウステンボス・技術センター(株)と、環境関連のプラント工事やメンテナンスなどを手掛ける西日本エンジニアリング(株)。 記:2024/07/26
2586 東証グロース
111
9/12 15:00
+1(%)
時価総額 4,613百万円
アサイーなどのアマゾンフルーツ、原料の輸入・卸売を行う。自社ブランド製品の販売等も。ポルトガル語で果物を意味する「FRUTA」が社名の由来。リテール事業ではお家でアサイーボウルの新規販路開拓などに注力。 記:2024/08/23
279
9/12 15:00
+3(%)
時価総額 4,074百万円
ネット中古書店「ネットオフ」の運営、パソコン・小型家電の回収等を行うリユース・リサイクル事業が主力。障がい者グループホームの運営等も。ネットオフは会員数が500万人突破。ソーシャルケア事業に注力。 記:2024/07/05
4485 東証グロース
3,590
9/12 15:00
±0(%)
時価総額 92,127百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4563 東証グロース
50
9/12 15:00
±0(%)
時価総額 10,884百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
4582 東証グロース
245
9/12 15:00
+7(%)
時価総額 11,243百万円
がん、血液、ウイルス感染症分野がターゲットのバイオベンチャー。抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」が主力。トレアキシンの処方患者数は3.7万人超。アデノウイルス感染症など抗ウイルス薬BCVのグローバル開発推進。 記:2024/08/19
4597 東証グロース
42
9/12 15:00
±0(%)
時価総額 8,127百万円
がん治療薬、がん支持療法医薬品の開発・販売等を行う。がん領域に特化。販売開始済製品にSancuso、エピシル、ダルビアス。開発品に細胞内スーパーオキシド除去剤「SP-04」など。日本などアジア市場に注力。 記:2024/07/08
623
9/12 15:00
+15(%)
時価総額 8,863百万円
創薬バイオベンチャー。独自の抗体技術による抗体医薬の創薬に加え、抗体作製や配列解析の研究支援、抗体・試薬の販売等を行う。抗体・試薬販売は売上伸び悩むが、抗体研究支援は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/16
5595 東証グロース
1,275
9/12 15:00
-269(%)
時価総額 44,625百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。小型SAR衛星QPS-SAR7号機は24年4月に打上げ完了。 記:2024/05/12
7776 東証グロース
860
9/12 15:00
+2(%)
時価総額 27,519百万円
東京女子医大発のバイオベンチャー。細胞培養器材の販売のほか、再生医療受託事業、細胞シート再生医療事業を手掛ける。細胞培養技術に強み。細胞培養器材事業では既存代理店との協業強化で器材製品の拡販図る。 記:2024/06/24
9166 東証グロース
2,461
9/12 15:00
+230(%)
時価総額 169,952百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10