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新興市場見通し:グロース市場250指数はマド埋めを試す展開、IPOは3週間ぶりに1社

2024/8/17 14:39 FISCO
*14:39JST 新興市場見通し:グロース市場250指数はマド埋めを試す展開、IPOは3週間ぶりに1社   ■時価総額が大きい主力処を中心に買戻しが入る 今週の新興市場は大幅上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+8.67%だったのに対して、グロース市場指数は+8.19%、グロース市場250指数は+8.43%。米国景気減速懸念の後退で米国市場や為替市場が落ち着きを取り戻したことなどから、プライム市場同様、グロース市場も戻りを試す展開となった。時価総額が大きい主力処を中心に買戻しが入り、東証グロース市場250指数は8月2日の寄付き水準まで回復した。 時価総額上位銘柄では、米インフラ投資会社が1株3600円でTOB実施と発表したことでJTOWER<4485>が2日連続ストップ高。ispace<9348>、インテグラル<5842>が反発強まり、急落前の8月1日の水準まで値を戻した。一方、決算が嫌気されてアドベンチャー<6030>が売り優勢となったほか、弁護士ドットコム<6027>、ジーエヌアイグループ<2160>も決算が嫌気されて売られた。時価総額上位銘柄以外では、フルッタフルッタ<2586>、ソレイジア・ファーマ<4597>、AppBank<6177>など株価2桁の低位株に短期資金が向かい大幅高となった。 ■戻りを試す展開が続くか 来週の新興市場は、投資家心理の改善を受けて戻りを試す展開が続くと考える。急ピッチな上昇に対する利益確定は入りそうだが、もともと売られ過ぎ感が強かったこともあり下値は限定されよう。東証グロース市場250指数は、8月1日から2日にかけて空いたマド(609.71-620.68)が埋まればより反発基調が強まる可能性はある。低位銘柄物色が強まっていたことから売買高の割に売買代金は膨らんでいないが、決算を発表した主力銘柄を中心に売買が活発化しつつあることから売買代金の増加も期待できよう。値動き重視の売買から業績やテーマ重視の投資への変化が見られれば、腰の据わった投資資金も流入しそうだ。 個別銘柄では、値動きの軽さに着目した超低位銘柄物色がまだ続きそうだが、投資家心理の改善を受けてそろそろ一巡しそうな雰囲気だ。今週はAI CROSS<4476>が決算や株主優待制度を材料に買い優勢となったほか、FRONTEO<2158>も決算が材料視されたことから、AI関連銘柄に資金が向かう可能性はある。戻りが鈍いエッジテクノロジー<4268>、Kudan<4425>、ABEJA<5574>、Laboro.AI<5586>あたりの銘柄は関心を高めておきたい。バイオ関連物色も一服していることから、次の物色の柱としてAI関連を注目する。 なお、来週21日、ビジネスサポートを手掛けるオプロ<228A>がグロースへ上場する。グロース市場への上場は7月30日のHeartseed<219A>以来となることから、8月14日に上場来高値をつけたタイミー<215A>など直近IPO銘柄を含め関心が向かいやすいと考える。 《FA》
関連銘柄 18件
2158 東証グロース
685
9/11 15:00
-26(%)
時価総額 26,931百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
215A 東証グロース
1,935
9/11 15:00
-50(%)
時価総額 184,094百万円
スキマバイトサービス「タイミー」を提供。サービス利用率、求人掲載数は国内No.1シェアを誇る。ワーカーは、20代から40代までの若い世代が多い。クライアントは創業以来、物流・飲食・小売業界が中心だが、近年ホテル・宿泊業界での利用も伸びてきている。 記:2024/06/21
2160 東証グロース
2,143
9/11 15:00
-84(%)
時価総額 101,767百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
219A 東証グロース
1,403
9/11 15:00
+21(%)
時価総額 30,862百万円
慶応義塾大学発のバイオベンチャー。世界の死因の第一位を占める心臓病の重大疾患のひとつである重症心不全の抜本的治療法を目指した心筋再生医療の事業化に取り組む。心筋補填療法を用いた開発で既に治験段階へ入っている世界的にも数少ない企業の1社。 記:2024/06/26
228A 東証グロース
1,230
9/11 15:00
-8(%)
時価総額 2,712百万円
クラウド帳票DXサービス「帳票DX」などのデータオプティマイズソリューションや、サブスク型ビジネスの管理に強みを持った販売管理サービス「ソアスク」などを展開するセールスマネジメントソリューションの提供を行う。 記:2024/07/18
2586 東証グロース
110
9/11 15:00
+9(%)
時価総額 4,571百万円
食品商社。アサイーをはじめとしたアマゾンのフルーツや原料を輸入、加工、卸売。量販店、スーパー、コンビニ向けに自社ブランド製品を販売。アジア事業開発を推進。アサイー関連商品の好調で、3Q累計は売上急伸。 記:2024/03/26
4268 東証グロース
840
9/11 15:00
+103(%)
時価総額 8,902百万円
AIソリューション会社。AIアルゴリズムの組込や実装、運用のAI個人向け、法人向けAI教育サービス、AIを活用したプロダクトの開発、販売を行う。今期3Q累計は増収も、採用強化に伴う採用費や人件費が増加。 記:2024/04/15
4425 東証グロース
1,472
9/11 15:00
-33(%)
時価総額 14,527百万円
人工知覚アルゴリズムの研究開発及びライセンス提供を行う。自己位置推定、環境地図作成を同時に行うSLAM技術を独自開発。製品関連売上の拡大図る。フィンランド天然資源研究所に独自の人工知覚技術を提供。 記:2024/07/08
4476 東証グロース
1,577
9/11 15:00
-39(%)
時価総額 6,316百万円
SMS配信プラットフォーム「絶対リーチ!SMS」、チャットボットプラットフォーム「Smart X Chat」等を展開。取引社数は6300社超。販売パートナー企業経由の顧客が増加。国内顧客への営業を強化。 記:2024/05/08
4485 東証グロース
3,590
9/11 15:00
±0(%)
時価総額 92,127百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4597 東証グロース
42
9/11 15:00
-2(%)
時価総額 8,127百万円
がん治療薬、がん支持療法医薬品の開発・販売等を行う。がん領域に特化。販売開始済製品にSancuso、エピシル、ダルビアス。開発品に細胞内スーパーオキシド除去剤「SP-04」など。日本などアジア市場に注力。 記:2024/07/08
5574 東証グロース
1,969
9/11 15:00
-39(%)
時価総額 16,561百万円
AI開発を支援する「ABEJA Platform」を展開。DX推進に向けたコンサル等のトランスフォーメーション領域が主力。生成AIの利活用推進。継続顧客からの売上比率は9割超。LLM関連の引き合いが順調。 記:2024/05/12
5586 東証グロース
970
9/11 15:00
-41(%)
時価総額 15,363百万円
機械学習活用のオーダーメイド型AI「カスタムAI」を展開。特定産業に依存しないポートフォリオが強み。味の素などが主要取引先。2社の新規顧客獲得。旺盛なDX投資需要が追い風となり、24.9期1Qは売上堅調。 記:2024/04/09
5842 東証グロース
4,300
9/11 15:00
+45(%)
時価総額 147,490百万円
独立系投資会社。日本型プライベートエクイティファンドの運用、投資先へのハンズオン支援等を手掛ける。プリンシパル投資などに強み。スカイマーク、JRCはフルExit。日本の中堅企業への投資などに注力。 記:2024/08/06
6027 東証グロース
3,365
9/11 15:00
-40(%)
時価総額 74,965百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6030 東証グロース
3,845
9/11 15:00
-200(%)
時価総額 28,841百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
6177 東証グロース
96
9/11 15:00
-4(%)
時価総額 1,221百万円
iPhoneメディア「AppBank.net」を運営。人気ゲームの攻略やSNSをアプリで提供し、ゲーム紹介サイトから得る広告料収入が収益源。ストア事業も展開。大型コラボ効果で、23.12期は増収確保。 記:2024/03/30
9348 東証グロース
737
9/11 15:00
+5(%)
時価総額 68,627百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09