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後場に注目すべき3つのポイント~岸田首相不出馬で政治空白を嫌気か

2024/8/14 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~岸田首相不出馬で政治空白を嫌気か 14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、岸田首相不出馬で政治空白を嫌気か ・ドル・円は大幅安、日本株の反落で ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反落、岸田首相不出馬で政治空白を嫌気か 日経平均は3日ぶり反落。前日比77.25円安(-0.21%)の36155.26円(出来高概算10億9000万株)で前場の取引を終えている。 13日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は408.63ドル高(+1.04%)の39765.64ドル、ナスダックは407.00ポイント高(+2.43%)の17187.61、S&P500は90.04ポイント高(+1.68%)の5434.43で取引を終了した。7月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため年内の利下げ期待を受けた買いが強まり、寄り付き後、上昇。14日に発表される消費者物価指数(CPI)もさらなるインフレ改善を示すとの期待も強まり、終日買いが先行した。金利先安観にハイテクの買いが強く、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了。 米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は36600円台まで上げ幅を拡大する場面も見られたが、前日までの上昇に対する反動も意識されて上値の重い展開となった。買いが止まったタイミングで、11時前「岸田首相が9月総裁選不出馬」といったニュースが伝わると、半導体株を中心に弱い動きを見せ、日経平均は前日比マイナス圏に突入した。 日経平均採用銘柄では、メルカリ<4385>が決算発表を受けて成長鈍化懸念が意識されて大幅安となったほか、シチズン<7762>も決算が嫌気されて売られた。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>は買い優勢後に失速し、前日比マイナス圏に沈んだ。このほか、コムシスHD<1721>、日東電工<6988>、HOYA<7741>、ニトリホールディングス<9843>、信越化<4063>が下落した。 一方、決算内容が材料視されてサッポロHD<2501>が大幅高となったほか、国内証券会社のポジティブなレポートを受けてフジクラ<5803>が買われた。また、第一生命HD<8750>、東京海上HD<8766>、MS&AD<8725>など保険株が上昇。このほか、ソシオネクスト<6526>、IHI<7013>、三越伊勢丹HD<3099>、コニカミノルタ<4902>、レゾナック<4004>が買われた。 業種別では、精密機器、化学、倉庫・運輸関連業、繊維製品、水産・農林業などが下落した一方、保険業、輸送用機器、石油・石炭製品、非鉄金属、卸売業などが上昇した。 11時30分から行われた記者会見にて、岸田首相は9月の自民党総裁選に出馬しないと発表したことから、9月末まで政治空白が続くこととなる。国民の支持率こそ低かったが、「資産運用立国」を推し進めた岸田政権は、証券業界からするとポジティブな存在だったと言えよう。行き過ぎた円安に対する対応の遅れから、足元の乱高下相場を招いたと考えるが、日経平均及びTOPIXがともに史上最高値を更新するなど岸田政権の功績は大きい。今後、自民党総裁レースが本格化するなか、「資産運用立国」を継続する候補者が出てくるか注目だ。後場の東京市場は、政治空白などを嫌気した売りが主力株に入る可能性はある。日経平均は下げ幅拡大に警戒したい。 ■ドル・円は大幅安、日本株の反落で 14日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、147円51銭から146円07銭まで値を下げた。岸田首相は来月の自民党総裁選への不出馬を表明し、日経平均株価の反落で円買いに振れた。NZ準備銀行の利下げによるクロス円の下落にも連れ安した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円91銭から147円51銭、ユーロ・円は160円65銭から161円23銭、ユーロ・ドルは1.0929ドルから1.0937ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アストロスケールホールディングス<186A>、日本基礎技術<1914>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・7月生産者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、6月:+0.2%) ・米・7月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、6月:+0.3%←+0.4%) ・米・7月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.3%、6月:+2.7%←+2.6%) ・米・7月生産者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.6%、6月:+3.0%) 【要人発言】 ・NZ準備銀行 「国内経済の弱さが顕著になり、インフレ率も低下」 「金融政策の引き締めを緩和し始める余地がある」 「当面は引き締め的な状態を維持する必要」 「今後の緩和ペース、価格設定行動の適応とインフレ期待の安定具体に依存」 ・岸田首相 「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くこと」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 英・7月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、6月:+2.0%) ・15:00 英・7月生産者物価指数・産出(前年比予想:+1.2%、6月:+1.4%) 《CS》
関連銘柄 22件
3,337
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 443,821百万円
電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。社会システム関連事業等も。受注高は堅調。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。 記:2024/07/16
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11/22 15:30
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時価総額 104,890百万円
衛星運用終了時のデブリ化防止向けサービス、既存デブリの除去サービス、衛星寿命延長サービスなど軌道上サービス事業を展開。顧客は政府機関が中心。RPO技術が強み。全額拠出案件積み上げによる収益性改善図る。 記:2024/10/21
1914 東証スタンダード
616
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 18,077百万円
開発現場の基礎工事専門の建設会社。新国立競技場などで施工実績。官公庁やゼネコン各社などが主要取引先。防災・減災対策、環境・汚染対策等も。25.3期は増収増益計画。大型工事継続で米国現地法人の増収見込む。 記:2024/07/05
8,458
11/22 15:30
+145(%)
時価総額 666,440百万円
サッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、サッポロ不動産開発などを傘下に収める持株会社。ビールは国内4位。恵比寿ガーデンプレイスを保有。酒類事業に経営リソース集中。国内はビール、RTDを強化。 記:2024/10/05
2,151.5
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 839,773百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4902 東証プライム
685.8
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 344,727百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6526 東証プライム
2,360
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 423,382百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
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時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
7762 東証プライム
902
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 221,892百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
3,531
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 5,678,604百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井ダイレクト損害保険などを傘下に収める。総資産は27兆円超。事業・リスクポートフォリオなどの変革で安定収益基盤の構築を図る。 記:2024/10/09
3,799
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 3,918,095百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
5,681
11/22 15:30
+63(%)
時価総額 11,589,240百万円
メガ損保の一角。東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、イーデザイン損害保険などを傘下に収める持株会社。北米を中心とする海外保険事業等も。海外保険事業では競争力の高い商品のグローバル展開などに注力。 記:2024/10/25
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25