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新興市場見通し:グロース市場250指数は一段安に警戒、消去法的な株価2ケタ銘柄物色続くか

2024/8/4 5:20 FISCO
*05:20JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は一段安に警戒、消去法的な株価2ケタ銘柄物色続くか   ■リスク回避の売り圧力が強まる地合い 今週の新興市場は大幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-4.67%だったのに対して、グロース市場指数は-9.62%、グロース市場250指数は-10.36%と厳しい下落。旧マザーズ指数までさかのぼると2022年1月1週の-10.61%以来の下落率となった。プライム市場同様、日米中銀会合後の急激な円高進行や、米景気後退懸念の高まりなどを背景にリスク回避の売り圧力が強まる地合いとなり、時価総額が大きい主力株が総崩れとなった。一部バイオ株物色は続いたが、8月2日のグロース市場250指数の下落率は前日比-7.53%と、旧マザーズ指数ではコロナショック発生時の2020年3月9日の-9.75%以来の暴落。この日のグロース上昇銘柄数はわずか10銘柄に留まり、グロース構成銘柄全体の98%が下落する全面安となった。 時価総額上位銘柄では、好業績が評価されて上場来高値圏で推移していたGENDA<9166>が売られ、週間ベースでは-23%の大幅安となったほか、シーユーシー<9158>は7月25日以降の急騰分がはく落。ジーエヌアイグループ<2160>、BASE<4477>、サンウェルズ<9229>が年初来安値を更新し、フリー<4478>、JTOWER<4485>、トライト<9164>、 ispace<9348>が上場来安値を更新した。その他の銘柄では、WASHハウス<6537>、コージンバイオ<177A>、FFRI<3692>の下げが目立った一方、OTS<4564>、ソレイジア<4597>、アンジェス<4563>など株価2ケタのバイオ関連に消去法的な資金が向かった。 ■引き続き厳しい地合いか、IPOはなし 来週の新興市場は、引き続き厳しい地合いが続きそうだ。週末の米国市場は、7月米雇用統計の市場予想下振れを受けて、米景気減速懸念がより高まり主要株価指数は大幅続落。今週末時点で、2020年3月のコロナショック時の水準まで下落したグロース市場250指数は、週明け一段安となる公算が大きい。 米国では10年債利回りが、昨年12月以来の3.8%割れと大幅に低下したが、中小型株で構成されるラッセル2000指数も週間ベースでは7%近く下落しており、グロース市場の刺激材料とはならず、むしろ売り材料となっている。日米ともに投資家心理が急速に悪化したことから、「落ちるナイフ」をただ眺めている状況だ。下げ止まりのきっかけを確認したいところだが、投資家の多くが疑心暗鬼となっていることから、為替市場の落着きや米景気後退懸念の払しょくなどを待つ必要があろう。 来週は新規株式公開(IPO)も予定されていないことから、引き続き消去法的な物色が、OTSやアンジェスのほか、メディネット<2370>、ブライトパス・バイオ<4594>、リボミック<4591>など株価2ケタで値動きが軽いバイオ銘柄に向かおう。また、株価2ケタという意味合いでは、フルッタフルッタ<2586>、モブキャストHD<3664>、環境フレンドリーHD<3777>、窪田製薬HD<4596>も物色の対象となりそうだ。株価2ケタの超小型株物色が活発化することで出来高は膨らむが、主力株への買いが手控えられていることから売買代金は1000億円前後に留まるだろう。 《FA》
関連銘柄 22件
177A 東証グロース
1,816
9/9 15:00
+36(%)
時価総額 9,107百万円
国内培地製造でのリーディングカンパニー。組織培養事業では、免疫細胞を培養する培地の開発を最も得意とするほか、再生医療に関連する製品を多数ラインナップ。微生物事業では、年間300品目を超える細菌検査用培地等を製造販売している。 記:2024/05/15
2160 東証グロース
2,116
9/9 15:00
+21(%)
時価総額 100,485百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
2370 東証グロース
44
9/9 15:00
+1(%)
時価総額 11,066百万円
体細胞や体性幹細胞など特定細胞加工物製造受託、免疫細胞治療用細胞加工受託、再生医療等製品・治験製品の製造受託等を手掛ける。再生医療等製品事業は開発加速で早期の収益化図る。特定細胞加工物の受託拡大に注力。 記:2024/08/02
2586 東証グロース
107
9/9 15:00
+10(%)
時価総額 4,447百万円
食品商社。アサイーをはじめとしたアマゾンのフルーツや原料を輸入、加工、卸売。量販店、スーパー、コンビニ向けに自社ブランド製品を販売。アジア事業開発を推進。アサイー関連商品の好調で、3Q累計は売上急伸。 記:2024/03/26
47
9/9 15:00
-2(%)
時価総額 2,098百万円
モバイルゲーム開発会社。ニッチIP活用に強み。有名料理家監修の調理雑貨の販売等も手掛ける。継続前提に疑義注記。ライフスタイルIP事業は黒字転換。コスト削減効果などが寄与。23.12期通期は最終損益改善。 記:2024/03/30
3692 東証グロース
2,283
9/9 15:00
+93(%)
時価総額 18,698百万円
サイバー・セキュリティ事業が主力。マルウェアや脆弱性攻撃を高精度で検知・防御する「FFRI yarai」が主力製品。ソフトウェア開発・テスト事業も。戦略的販売パートナーとの連携強化などを継続実施。 記:2024/06/24
31
9/9 15:00
-2(%)
時価総額 8,769百万円
リユース事業などIT関連事業が柱。資源エネルギー事業、ビルメンテナンスなどの環境事業を手掛ける。資源エネルギー事業は伸長。電力小売事業の売電収入などが寄与。増収効果等で23.12期通期は黒字転換。 記:2024/03/31
4477 東証グロース
254
9/9 15:00
-3(%)
時価総額 28,445百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4478 東証グロース
2,630
9/9 15:00
-56(%)
時価総額 149,587百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4485 東証グロース
3,590
9/9 15:00
±0(%)
時価総額 92,127百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4563 東証グロース
52
9/9 15:00
-2(%)
時価総額 11,319百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
40
9/9 15:00
-1(%)
時価総額 9,574百万円
がん分子標的治療薬の開発に適した標的遺伝子を同定し、創薬研究や開発を行う。遺伝子解析サービス等も。全世界で290件超の特許を取得。NIBIOHNとがん抑制因子活性化創薬に関する共同研究契約を締結。 記:2024/04/29
4591 東証グロース
91
9/9 15:00
±0(%)
時価総額 3,248百万円
東大発のバイオベンチャー。核酸医薬の一種であるアプタマーに特化した医薬品の研究・開発を行う。対象疾患「滲出型加齢黄斑変性」のRBM-007が先行パイプライン。東京大学と眼科疾患に関する共同研究契約を締結。 記:2024/08/13
4594 東証グロース
52
9/9 15:00
-1(%)
時価総額 4,171百万円
がんワクチン、免疫細胞、抗体を用いた新規がん免疫療法薬を開発する創薬ベンチャー。がんペプチドワクチン「GRN-1201」は開発パートナーを模索。販管費の減少などにより、24.3期3Q累計は損益改善。 記:2024/04/07
65
9/9 15:00
+1(%)
時価総額 3,335百万円
眼科領域特化のバイオベンチャー。エミクススタト塩酸塩がコア開発品。ウェアラブル近視デバイス「クボタグラス」等も。クボタグラスは増収。エミクススタト塩酸塩等の研究開発費用は減少。23.12期通期は損益改善。 記:2024/04/15
4597 東証グロース
45
9/9 15:00
+3(%)
時価総額 8,707百万円
がん治療薬、がん支持療法医薬品の開発・販売等を行う。がん領域に特化。販売開始済製品にSancuso、エピシル、ダルビアス。開発品に細胞内スーパーオキシド除去剤「SP-04」など。日本などアジア市場に注力。 記:2024/07/08
6537 東証グロース
355
9/9 15:00
+1(%)
時価総額 2,453百万円
コインランドリーをFC展開。遠隔監視による店舗・機器管理に強み。地盤の九州から全国に拡大中。24.12期は新開発の機器を導入した新店舗の出店加速を計画。大型販促策に伴う費用増こなして営業黒字継続の見込み。 記:2024/03/12
9158 東証グロース
1,599
9/9 15:00
-61(%)
時価総額 46,419百万円
医療機関向け経営支援サービス、在宅ホスピス及び訪問看護・介護事業所の運営等を手掛ける。24.3期3Qは医療機関支援部門が増益。新型コロナワクチン接種支援サービスは伸び悩むが、既存サービスが収益牽引。 記:2024/03/30
9164 東証グロース
435
9/9 15:00
-1(%)
時価総額 43,500百万円
医療福祉業界向け人材紹介・人材派遣サービス、介護施設向けICTサービス等を手掛ける。建設業界向け人材紹介等も展開。豊富な求職者データベースなどが強み。DR事業やICTソリューション事業は順調に成長。 記:2024/04/30
9166 東証グロース
2,626
9/9 15:00
+43(%)
時価総額 181,346百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
9229 東証プライム
2,002
9/9 15:00
-139(%)
時価総額 70,510百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9348 東証グロース
658
9/9 15:00
+14(%)
時価総額 61,271百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09