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日銀会合を目前に持ち高調整売りが継続【クロージング】

2024/7/26 16:03 FISCO
*16:03JST 日銀会合を目前に持ち高調整売りが継続【クロージング】 26日の日経平均は8営業日続落。202.10円安の37667.41円(出来高概算は17億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを映して、日経平均は続落スタート。ただ、前日までの7営業日で3400円超下落しており、自律反発を狙った買いから前場終盤には38105.96円まで戻した。もっとも、本格化する国内主要企業の業績動向を確認したいほか、来週には日銀の金融政策決定会合も開かれるため、大引けにかけては持ち高調整の売りが強まった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が850を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、石油石炭、金属製品、機械、パルプ紙など10業種が上昇。一方、輸送用機器、保険、電気ガス、空運、サービスなど23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、キヤノン<7751>、信越化<4063>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>が軟調だった。 前日の米国市場はテック株売りが継続。SOX指数やナスダック指数はともの続落したため、東京市場でもハイテク株を中心に売りが先行して始まった。ただ一本調子の下げに対する警戒感から押し目買いが入り、朝方の売りが一巡した後、日経平均はプラスに転じる場面もみられた。個別でも通期業績予想を上方修正したキヤノンや第1四半期の営業損益が黒字転換を果たした富士通<6702>などに投資マネーがシフトした。しかし、最大の注目イベントである日銀の金融政策決定会合を前にしたポジション調整の動きが続くなか、大引けにかけては下げ幅を広げる格好となった。 注目の日銀会合では、国債買い入れの減額規模と追加利上げの有無だろう。現在、月6兆円をめどとしている国債買い入れ額を2年程度かけて3兆円程度に減額する」というのがメインシナリオだ。また、米AI関連株を中心にこれまでの騰勢が一服し、成長への期待感がはく落しそうで、米AI関連株に下げ止まりがみられるかが注目されよう。米テック企業の決算内容も注意して見ていく必要がある。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,759
11/25 15:30
+110(%)
時価総額 11,527,744百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4519 東証プライム
6,497
11/25 15:30
+227(%)
時価総額 10,908,840百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
10,255
11/25 15:30
+431(%)
時価総額 16,919,130百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6702 東証プライム
2,794
11/25 15:30
+37(%)
時価総額 5,786,676百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6857 東証プライム
9,232
11/25 15:30
-215(%)
時価総額 7,073,014百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
+30(%)
時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,056
11/25 15:30
+2(%)
時価総額 6,743,506百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17