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後場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株売られるも金融株が下支えに

2024/6/21 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株売られるも金融株が下支えに 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶりに反落、ハイテク株売られるも金融株が下支えに ・ドル・円は伸び悩み、日本の円安けん制で ・値下り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は4日ぶりに反落、ハイテク株売られるも金融株が下支えに 日経平均は4日ぶりに反落。前日比6.07円安(-0.02%)の38626.95円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 20日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は299.90ドル高(+0.77%)の39134.76ドル、ナスダックは140.65ポイント安(-0.79%)の17721.59、S&P500は13.86ポイント安(-0.25%)の5473.17で取引を終了した。寄り付きはまちまち。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利の上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数が経済の減速を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が支えとなった。ナスダックは朝方過去最高値を付けたが、午後に入り軟調に推移。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを21日に控え、連日上昇を続けていたエヌビディアを中心に売られた。 米ハイテク株の下落を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は一時切り返す場面も見られたが、手掛かり材料難のなか積極的な買いは入らず失速。金利上昇を受けて金融株が上昇したことでTOPIXはしっかりとなったが、日経平均は前日終値水準でのもみ合い推移となった。なお、前場のプライム市場の売買代金は1.7兆円に留まった。 日経平均採用銘柄では、ナスダックの下落を受けて、足元買われていたTDK<6762>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、日東電工<6988>、ミネベアミツミ<6479>が下落したほか、レーザーテック<6920>も弱い動き。このほか、塩野義製薬<4507>、第一三共<4568>など製薬銘柄の一角が売られた。 一方、タイ発電公社とのバイオマス燃焼試験検討が材料視されてIHI<7013>が買い優勢となったほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>な海運株がしっかり。このほか、住友ファーマ<4506>、大塚ホールディングス<4578>、資生堂<4911>が買われた。 業種別では、電気機器、その他金融業、金属製品、電気・ガス業、不動産業などが下落した一方、海運業、保険業、陸運業、鉱業、石油・石炭製品などが上昇している。 為替が1ドル159円台に乗せるなど前日比で円安ドル高が進行している。米財務省は20日、半期ごとの外国為替政策報告書を公表し、為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えた。監視リスト入りは1年ぶりとなる。足元の原油価格の下落により、今回の対象期間だった2023年に経常黒字の総額が形式的な基準を上回ったためで、24年4-5月の為替介入を非難する文言などはなかった。ただ、監視リスト入りを受けて、政府・日銀による為替介入はやや実施しにくくなったとの見方もできよう。神田財務官のコメントも伝わっているが、思惑先行で円安ドル高が進行する可能性はある。後場の東京市場は前場同様、静かな推移を想定するが、為替動向には注意したい。 ■ドル・円は伸び悩み、日本の円安けん制で 21日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。米10年債利回りの上昇でドル買いに振れ、158円82銭から一時159円12銭まで上値を切り上げた。ただ、日本政府から円安けん制が相次ぎ、為替介入への警戒感から円売りは後退し、主要通貨を下押しした。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は158円82銭から159円12銭、ユーロ・円は170円03銭から170円36銭、ユーロ・ドルは1.0701ドルから1.0717ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・学びエイド<184A>、トラース・オン・プロダクト<6696>の、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・5月全国消費者物価指数(生鮮食品除く) :前年比+2.5%(予想:+2.6%、4月:+2.2%) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「過度の為替変動は経済に悪影響」 「各国と緊密に意思疎通をはかる」 ・林官房長官 「米為替報告書の監視対象指定、日本の政策を問題視しているわけではないと理解」 「円に対する高い信認を維持することは重要」 「しっかり注視し万全の対応」 ・神田財務官 「過度な変動があれば適切に対応する方針に変わりはない」 「為替介入には効果があった」 「今の為替、1つの要因だけではない」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 英・5月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:+1.8%、4月:-2.3%) ・16:30 独・6月製造業PMI速報値(予想:46.4、5月:45.4) ・16:30 独・6月サービス業PMI速報値(予想:54.4、5月:54.2) ・ユーロ圏財務相会合 《CS》
関連銘柄 18件
184A 東証グロース
1,002
6/28 15:00
-25(%)
時価総額 2,252百万円
インターネットによる教育サービスの企画開発・提供 記:2024/04/22
4063 東証プライム
6,238
6/28 15:00
+39(%)
時価総額 12,626,479百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4506 東証プライム
405
6/28 15:00
+30(%)
時価総額 161,150百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4507 東証プライム
6,277
6/28 15:00
+21(%)
時価総額 1,955,825百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4568 東証プライム
5,524
6/28 15:00
+18(%)
時価総額 10,755,416百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4578 東証プライム
6,770
6/28 15:00
+95(%)
時価総額 3,776,550百万円
製薬大手。精神・神経領域に強み。健康飲料や栄養食品なども。24.12期は抗精神薬など主力4品の伸長を想定。昨年11月に買収した米国の健康食品会社も上乗せ。最高業績・連続増配を計画。新中計を今年6月公表へ。 記:2024/03/12
4911 東証プライム
4,588
6/28 15:00
-239(%)
時価総額 1,835,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6479 東証プライム
3,295
6/28 15:00
+15(%)
時価総額 1,407,232百万円
極小ベアリングに強み。モータや液晶用バックライト、アナログ半導体等も手掛ける。プレシジョンテクノロジーズ事業は増収。航空機関連の需要増でロッドエンドベアリングは売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
618
6/28 15:00
-62(%)
時価総額 2,903百万円
美容サロン向けサイネージ、セットトップボックス、業務システムの受託開発を展開。IoT製品の設計・開発に実績。TRaaS事業は足踏み。24.1期通期はテクニカルサービス事業が堅調。25.1期は2桁増収計画。 記:2024/04/14
6762 東証プライム
9,865
6/28 15:00
-9(%)
時価総額 3,835,236百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,425
6/28 15:00
+187(%)
時価総額 4,922,636百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
36,090
6/28 15:00
+1,120(%)
時価総額 3,402,782百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6988 東証プライム
12,710
6/28 15:00
-10(%)
時価総額 1,903,424百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム等で世界首位。24.3期3Qはインダストリアルテープの収益が堅調。ハイエンドスマホ向け組み立て用部材は需要増。 記:2024/04/07
7013 東証プライム
4,805
6/28 15:00
+268(%)
時価総額 743,237百万円
陸上・航空宇宙・船舶海洋の総合重機製造。ターボチャージャーや航空エンジン、原子炉格納容器で実績。24.3期3Qは資源・エネルギー・環境部門が増収。東南アジアの大型発電所プロジェクトの進捗などが寄与。 記:2024/04/07
9101 東証プライム
4,682
6/28 15:00
+96(%)
時価総額 2,388,593百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
4,818
6/28 15:00
+49(%)
時価総額 1,744,169百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,340
6/28 15:00
+81(%)
時価総額 1,672,464百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9984 東証プライム
10,390
6/28 15:00
+255(%)
時価総額 17,901,492百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17