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後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引するも円高推移が重し

2024/5/16 12:16 FISCO
*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引するも円高推移が重し 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続伸、半導体株がけん引するも円高推移が重し ・ドル・円は軟調、売り継続で154円割れ ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はリクルートHD<6098> ■日経平均は3日続伸、半導体株がけん引するも円高推移が重し 日経平均は3日続伸。前日比283.84円高(+0.74%)の38669.57円(出来高概算11億9000万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は349.89ドル高(+0.88%)の39908.00ドル、ナスダックは231.21ポイント高(+1.40%)の16742.39、S&P500は61.47ポイント高(+1.17%)の5308.15で取引を終了した。4月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受け年内の利下げ期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇。長期金利の大幅低下を背景にハイテク中心に買われ、終日堅調に推移した。終盤、上げ幅を拡大し、ダウ、ナスダックは最高値を更新し終了。 米国株の上昇を受けて、東京市場も買い優勢で取引を開始。日経平均は、値がさ半導体株の上昇を受けて38897.53円まで上げ幅を拡大したが、前日同様、39000円手前では上値が重くなり上げ幅を縮小した。為替が153円台と前日の大引け時点との比較では2円強も円高ドル安が進行したことで、トヨタ自<7203>など自動車関連が下落。時価総額が大きい銀行株もさえなかったことからTOPIXは前日比マイナスとなった。 日経平均採用銘柄では、決算内容が材料視されてリクルートHD<6098>、クレディセゾン<8253>が買い優勢となったほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>など半導体株も上昇。このほか、TDK<6762>、荏原製作所<6361>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>が買われた。 一方、今期営業利益見通しが市場コンセンサスに届かなったことで日本紙<3863>が大幅安となったほか、日清粉G<2002>、三菱UFJ<8306>も決算が嫌気されて売られた。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、マツダ<7261>、コニカミノルタ<4902>、王子ホールディングス<3861>が下落。 業種別では、その他製品、サービス業、電気機器、その他金融業、精密機器などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器、鉄鋼、銀行業、石油・石炭製品などが下落した。 プライム市場の約65%の銘柄が下落するが日経平均は上昇する歪な地合いとなっている。前場の日経平均は25日移動平均線、75日移動平均線をともに上回った。足元の上値抵抗線を上回ったから反発基調が強まる、という展開に期待したいところだが、積極的に日本株を買う材料には乏しい。来週5月22日に予定されている半導体大手エヌビディアの決算を通過するまでは、方向感に乏しい地合いが続くと想定する。後場の日経平均は引き続き上値が重くなろう。 ■ドル・円は軟調、売り継続で154円割れ 16日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、154円を割り込むと一時153円60銭まで値を下げた。前日の米消費者物価指数(CPI)など低調な経済指標を受け、米金利安・ドル安が継続。一方で、ドルは割安感で買い戻され、154円付近に戻した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円60銭から154円86銭、ユーロ・円は167円33銭から168円53銭、ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0894ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・住石ホールディングス<1514>、麻生フオームクリート<1730>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はリクルートHD<6098> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・1-3月期GDP1次速報:前期比年率-2.0%(予想:-1.2%、10-12月期:0.0%←+0.4%) ・豪・4月失業率:4.1%(予想:3.9%、3月:3.9%←3.8%) ・豪・4月雇用者数増減:+3.85万人(予想:+2.37万人、3月:-0.66万人) 【要人発言】 ・クールズビー米シカゴ連銀総裁 「満足を得るには良好なインフレ統計が数カ月続く必要」 ・林官房長官 「(国内GDP受け)景気は緩やかな回復が続くと期待」 「資産価格や為替変動による国内物価押し上げリスクに注意が必要」 <国内> ・13:30 3月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+3.8%) <海外> ・欧州中央銀行(ECB)金融安定報告 《CS》
関連銘柄 21件
1514 東証スタンダード
1,361
6/28 15:00
-44(%)
時価総額 80,153百万円
住石マテリアルズを中核とする持株会社。石炭の輸入販売が主力。人工ダイヤなど先端素材の製造・販売、砕石の採取等も。麻生と資本業務提携。新素材事業部門では化合物半導体関連企業との関係強化などに取り組む。 記:2024/06/09
1730 東証スタンダード
643
6/28 15:00
-8(%)
時価総額 2,199百万円
麻生グループの気泡コンクリート工事会社。地盤改良工事、起泡剤など工事用資材の販売等も。東京都水道局など全国の水道管中詰工事等で実績。今期は気泡コンクリート工事で北関東における大型工事の受注などを見込む。 記:2024/06/07
2002 東証プライム
1,849.5
6/28 15:00
-5.5(%)
時価総額 562,910百万円
国内最大の製粉会社。製粉ベースで国内シェア約40%。グローバル製粉業界6位、先進国向けで3位級。加工食品やペットフード、電子材料も事業領域。製粉や中食・惣菜の好調、食品事業の回復で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
3861 東証プライム
634.8
6/28 15:00
+4.9(%)
時価総額 643,930百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3863 東証プライム
960
6/28 15:00
-2(%)
時価総額 111,605百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4005 東証プライム
344.7
6/28 15:00
+2(%)
時価総額 570,775百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4506 東証プライム
405
6/28 15:00
+30(%)
時価総額 161,150百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
6,592
6/28 15:00
-37(%)
時価総額 1,954,970百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4543 東証プライム
2,653
6/28 15:00
+18.5(%)
時価総額 3,954,819百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4902 東証プライム
445.2
6/28 15:00
+0.9(%)
時価総額 223,786百万円
大手複合機メーカー。情報機器に加え、印刷機、電子材料、光学製品、感光材料、照明、計測機器、医療機器などを製造、販売する。今期3Q累計はオフィス機器や機能材料が増加した。生産や物流のコスト削減も寄与した。 記:2024/02/24
8,607
6/28 15:00
+57(%)
時価総額 14,597,128百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6146 東証プライム
61,040
6/28 15:00
+210(%)
時価総額 6,611,670百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6361 東証プライム
2,543.5
6/28 15:00
+173.5(%)
時価総額 1,174,866百万円
ポンプメーカー最大手。風水力機械や浄水・排水等の環境装置を製造。半導体研磨装置やガス化溶融炉でも有力。CMP装置は世界2位。ごみ処理施設・エネルギープラントの受注500件を達成し、23.12期は増収増益。 記:2024/03/30
6762 東証プライム
9,865
6/28 15:00
-9(%)
時価総額 3,835,236百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,425
6/28 15:00
+187(%)
時価総額 4,922,636百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,290
6/28 15:00
+27(%)
時価総額 53,676,307百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7261 東証プライム
1,556
6/28 15:00
+6.5(%)
時価総額 983,087百万円
自動車メーカー。世界初の圧縮着火ガソリンエンジン「スカイアクティブx」など独自技術を保有。デザイン力にも定評。車載用円筒形リチウムイオン電池の供給でパナソニックエナジーと連携強化。3Q累計は利益急伸。 記:2024/03/31
14,500
6/28 15:00
+105(%)
時価総額 1,473,055百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
8035 東証プライム
34,900
6/28 15:00
+100(%)
時価総額 16,459,992百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8253 東証プライム
3,328
6/28 15:00
+71(%)
時価総額 617,161百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。セゾンの資産形成ローンは貸出残高が増加。エンタテインメント事業はチケット販売が堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
1,729
6/28 15:00
+64.5(%)
時価総額 22,964,569百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28