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後場に注目すべき3つのポイント~円安進行で40800円台まで上昇

2024/3/27 12:33 FISCO
*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安進行で40800円台まで上昇 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶりに反発、円安進行で40800円台まで上昇 ・ドル・円は堅調、1990年以来の高値 ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は3日ぶりに反発、円安進行で40800円台まで上昇 日経平均は3日ぶりに反発。前日比406.82円高(+1.01%)の40804.85円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 26日の米国市場は続落。ダウ平均は31.31ドル安(-0.08%)の39282.33ドル、ナスダックは68.77ポイント安(-0.42%)の16315.70、S&P500は14.61ポイント安(-0.28%)の5203.58で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いによって、寄り付き後は上昇。ソフトランディング期待も支援し、相場は終日堅調に推移した。しかし、終盤にかけ月末、期末絡みの調整で売りに転じ終了。 米国株は弱かったものの、為替の円安推移などを材料に東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は40500円台でスタートした後はじりじりと上げ幅を拡大。為替が1ドル151円80銭台まで円安ドル高が進行したこともあり、幅広い銘柄が買われる全面高の展開に。一部では、配当再投資に絡んだ先物買いも入ったとの声も聞かれ、日経平均は40800円台まで上昇した。 日経平均採用銘柄では、2024年公示価格で全用途の全国平均が前年比2.3%上がったことから、住友不動産<8830>、東京建物<8804>、東急不HD<3289>、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>がそろって上昇。また、大日本印刷<7912>は、最先端半導体の国産化を目指すラピダス向けに回路形成に使う原版「フォトマスク」を2027年度に国内で量産と報じられ買われた。このほか、りそなHD<8308>、スズキ<7269>、TOTO<5332>も上昇。 一方、足元買われていたフジクラ<5803>、川崎重<7012>、三菱重<7011>が利益確定売りに押されたほか、スクリーンHD<7735>、ニデック<6594>、SUMCO<3436>が下落した。日経平均採用以外の銘柄では、三井E&S<7003>、さくらインターネット<3778>、小林製薬<4967>の下げが目立った。 全セクターが上昇するなか、不動産業、その他製品、銀行業、ゴム製品、パルプ・紙の上昇が目立った。 10時過ぎ、田村直樹日銀審議委員は青森県金融経済懇談会であいさつし、「大規模緩和の修正によって金融政策の正常化へ第一歩を踏み出したとは言っても副作用も残る状況が続いている」と述べた。正常化の最終的なゴールに対しては「2%物価目標の下で金利の上げ下げを通じて需要を調整し、物価に影響させるという金利の機能が発揮できるような水準まで金利を戻す」などと発言。9人の日銀政策委員のなかで最もタカ派と見られていた田村日銀審議委員から「追加利上げ実施の時期」といった踏み込んだ話が出なかったことで、ランチタイムの為替は1ドル151円90銭台まで円安が進行。政府・日銀による為替介入警戒ゾーンに入ったことで、午後は、神田財務官など要人発言などに注目が集まろう。後場の日経平均は為替を横目に見た展開となりそうだ。 ■ドル・円は堅調、1990年以来の高値 27日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、一時151円97銭まで上値を伸ばした 。2022年の高値を上抜け、1990年以来の水準。日銀審議委員の発言で今後も緩和的な政策が継続するとの思惑から、円売りが主要通貨を押し上げる展開となった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円45銭から151円97銭、ユーロ・円は163円91銭から164円14銭、ユーロ・ドルは1.0820ドルから1.0833ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ファンデリー<3137>、エスポア<3260>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・2月消費者物価指数:前年比+3.4%(予想:+3.5%、1月:+3.4%) ・中・1-2月工業企業利益:前年比+10.2%(12月:-2.3%) 【要人発言】 ・植田日銀総裁 「家計のマインド指標は緩やかに改善してきていると認識」 ・田村日銀審議委員 「政策正常化の一歩を踏み出したが、副作用が残る状況が続く」 「当面は緩和的な金融環境が継続する」 「国債買入れの継続は能動的ではなく不連続を避けるため」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 22件
3137 東証グロース
328
5/9 14:17
-6(%)
時価総額 2,118百万円
食品宅配会社。栄養士が作った健康食の宅配や健康食の通販、冷凍食宅配等のサービスに加え、カタログの広告枠販売、レシピサイトの運営を行う。今期3Q累計は健康食宅配が足踏みも、冷凍食宅配が堅調に推移した。 記:2024/04/09
3260 名証ネクスト
2,020
5/9 14:44
-42(%)
時価総額 3,078百万円
宅地及び建売物件の販売等を行う開発・販売事業、賃貸・管理事業、不動産コンサルティング事業等を手掛ける。名古屋地盤。開発・販売事業は損益改善。固定資産売却益を計上。24.2期3Q累計は大幅最終増益。 記:2024/01/27
1,151.5
5/9 14:44
+5.5(%)
時価総額 828,885百万円
総合不動産大手。渋谷エリアでの商業、オフィスに強み。傘下にホテルや東急リバブルなど。オフィスビル・商業施設の空室率は低水準維持。アセット売却の増加等で都市開発事業は堅調。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/24
3436 東証プライム
2,391.5
5/9 14:44
-27.5(%)
時価総額 837,444百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3778 東証プライム
5,890
5/9 14:44
-380(%)
時価総額 221,588百万円
独立系のデーターセンター(DC)運営会社。24.3期3Q累計はクラウドインフラ提供サービスが順調増。だが人材・設備投資が利益の重石に。通期では最高業績を計画。北海道のDC拡張は24年10月以降に竣工予定。 記:2024/02/06
4967 東証プライム
5,411
5/9 14:44
+107(%)
時価総額 443,973百万円
市販薬・日用品メーカー。医薬品やオーラルケア、芳香消臭剤等のカテゴリーでブランド展開。開発スピードの速さなどが強み。国内事業は新製品などが売上貢献。23.12期通期は増収。24.12期は増収増益計画。 記:2024/04/13
5332 東証プライム
4,081
5/9 14:44
+20(%)
時価総額 722,259百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
5803 東証プライム
2,771.5
5/9 14:44
-100(%)
時価総額 819,984百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
6594 東証プライム
6,978
5/9 14:44
+42(%)
時価総額 4,160,870百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
7003 東証プライム
1,584
5/9 14:44
-17(%)
時価総額 163,309百万円
国内トップの船用エンジンや港湾クレーンに強み。連結子会社に三井海洋開発。24.3期3Q累計は舶用・建機用エンジンやコンテナクレーンが好調。工事損失引当金の一部戻し入れも寄与して利益急改善。のれん特益計上。 記:2024/04/15
7011 東証プライム
1,240
5/9 14:44
-87.5(%)
時価総額 4,183,324百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7012 東証プライム
5,607
5/9 14:43
+700(%)
時価総額 941,539百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7269 東証プライム
1,779.5
5/9 14:44
+12(%)
時価総額 3,495,981百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
17,610
5/9 14:44
+110(%)
時価総額 1,789,000百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7912 東証プライム
4,614
5/9 14:44
+41(%)
時価総額 1,463,745百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8035 東証プライム
35,200
5/9 14:44
-1,080(%)
時価総額 16,601,482百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8308 東証プライム
963.8
5/9 14:44
+14.1(%)
時価総額 2,314,065百万円
大手金融持株会社。りそな銀行や埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループを中核に、銀行業務やカード、信用保証等の金融サービスを提供する。今期3Q累計は資金運用収益等が堅調も、経常費用が増加した。 記:2024/02/01
8801 東証プライム
1,547
5/9 14:44
-28(%)
時価総額 4,348,051百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
8802 東証プライム
2,882
5/9 14:44
+11(%)
時価総額 4,010,242百万円
総合不動産大手。東京・丸の内のビル賃貸を中核に商業施設運営やマンション開発等を行う。丸の内の再開発に重点。コマーシャル不動産事業は堅調。既存のオフィスビルの空室率は改善。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/24
8804 東証プライム
2,579.5
5/9 14:44
-8.5(%)
時価総額 539,549百万円
旧安田財閥系の総合不動産。日本橋、京橋など東京駅の東側が重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。住宅事業では不動産売上などが増加。23.12期通期は増収増益。24.12期は大幅増収計画。 記:2024/02/24
8830 東証プライム
5,386
5/9 14:44
+60(%)
時価総額 2,564,199百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,850
5/9 14:44
-310(%)
時価総額 12,999,328百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27