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日銀会合を受けた円安進行を背景に買い戻しの動き【クロージング】

2024/3/19 15:49 FISCO
*15:49JST 日銀会合を受けた円安進行を背景に買い戻しの動き【クロージング】 19日の日経平均は続伸。263.16円高の40003.60円(出来高概算19億3000万株)と6日以来2週間ぶりに4万円の大台を回復して取引を終えた。前日の大幅高の反動から利益確定売りが先行して始まった。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの見方も買い見送りムードに拍車をかけ、日経平均は前場終盤にかけて39407.50円まで水準を切り下げた。ただ、後場寄り付き時に日銀会合の結果が判明、日銀はマイナス金利の解除を決めた。事前報道通りの内容だが、声明文に「当面、緩和的な金融環境が続く」と記された。ハト派的な金融政策が続くとの思惑から、為替市場では2週間ぶりに1ドル=150円台へと円安が進み、日経平均は大引けにかけてじり高歩調をたどり、高値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1250に達し、全体の7割超を占めた。セクター別では、不動産、鉱業、輸送用機器、ゴム製品、その他金融など30業種が上昇。海運、医薬品、銀行の3業種が下落した、指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、住友不<8830>、KDDI<9433>が堅調であった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>が軟調だった。 前日の米国市場では、ハイテク株主導で買いが先行し、主要株価指数は上昇したが、日経平均は前日に1000円以上の大幅高を演じたため、その反動から利食い売りが先行して始まった。日銀会合の結果待ちの状況で、積極的に売り買いを仕掛ける雰囲気にはつながらず、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。その後、日銀会合の声明文を受け、円相場が円安に振れたため、自動車や電子部品、機械などの輸出関連株に投資資金が向かった。 投資家の関心は、植田和男総裁の記者会見となり、今回の金融政策の正常化に向けた政策変更について、どのような見解を示すのか、確認したいとの見方が多い。発言の内容次第では先物市場のナイトセッションで動意をみせてくる可能性はありそうだ。また、休み明け21日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が判明する。利下げ観測が後退しても、円安圧力の強まりで、日本株は再び堅調地合いをたどるとの見方が増え始めている。 《CS》
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4543 東証プライム
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
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6920 東証プライム
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半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8830 東証プライム
4,567
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時価総額 2,174,285百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。不動産販売やリフォーム等も。六本木五丁目、飯田橋など進行中の案件は豊富。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25