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高値更新後は利食いが強まり続落【クロージング】

2024/1/17 16:15 FISCO
*16:15JST 高値更新後は利食いが強まり続落【クロージング】 17日の日経平均は続落。141.43円安の35477.75円(出来高概算19億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が堅調だったことから、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行。日経平均は前場中盤には36239.22円まで上値を伸ばした。また、円相場が一時1ドル=147円台まで円安が進んだことが輸出関連株に好影響を与えた。ただ、年初からの上昇で短期的な過熱感は否めず、目先の利益を確保する売りなども散見され、日経平均は後場に入ると、マイナスに転じた。日本株の先高期待を背景にした買いと急ピッチの上昇に対する警戒感からの利食い売りが交錯するなか、引けにかけて下落幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、保険、小売、銀行など8業種が上昇。一方、鉱業、電気ガス、医薬品、化学など24業種が下落し、非鉄金属は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>が軟調だった。 前日の米国市場は。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事発言を受け、早期の利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇が重荷となって主要株価指数が下落した。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズが強い値動きとなり、SOX指数は1.3%超上昇した。 これを受け、東京市場でもリスク選好ムードが強まり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。また、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が国内大手商社5社への出資比率を高めている」と米誌が報じたことも投資家心理を向上させたようだ。ただ、「中国・上海市場に上場している日本株上場投資信託(ETF)の売買が一時停止された」と伝わると、短期筋と見られる仕掛け的な売りが膨らみ、日経平均はマイナスに転じる場面もあった。 年初からの株価急上昇で短期的には値幅調整局面が不可欠だろうが、日本株の上昇基調の流れは変わらないとの見方が多い。一方、米国では今夜、昨年12月の小売売上高や鉱工業生産などの経済指標の発表が予定されている。市場予想より弱い内容になれば、景気減速への警戒感からドル売りが強まり、株式市場にはネガティブに作用する可能性があるだけに、経済指標を受けて米国市場の動きを確認したいところだ。 《CS》
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4063 東証プライム
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4519 東証プライム
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時価総額 8,455,736百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
6367 東証プライム
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時価総額 7,261,899百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,520
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-20(%)
時価総額 4,229,253百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 4,085,412百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,312
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-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10