マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 12:20:11
15,292,618
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀会合を受けた円安進行で買い戻しの動き【クロージング】

2023/12/19 15:51 FISCO
*15:51JST 日銀会合を受けた円安進行で買い戻しの動き【クロージング】 19日の日経平均は大幅反発。460.41円高の33219.39円(出来高概算14億9000万株)と6日以来9営業日ぶりに33000円台を回復して取引を終えた。日銀の金融政策決定会合で大規模金融緩和政策の維持が決まったことから、外為市場で円安が進行したため、輸出関連株を中心に買い戻されたほか、ヘッジファンドなどの先物への買い戻しの動きも強まった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、その他製品、保険、海運、食料品など27業種が上昇。一方、陸運、空運、銀行、鉄鋼など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、第一三共<4568>、信越化<4063>、JR東海<9022>、積水ハウス<1928>が軟化した。 前日の米国市場では主要株価指数が上昇したものの、日銀会合の結果待ちのなか、米株高の影響は限られた。そのため、前場は方向感の定まらない展開だった。ランチタイムで判明した日銀会合の結果は金融政策の現状維持が決まった。外為市場の一部では、マイナス金利解除など政策変更への思惑が根強かっただけに、政策修正がなかったことからドル買いが強まり、一時1ドル=143円台後半へと円安が進んだ。これを受け、先物には買い戻しの動きが強まったほか、後場に入ると、裁定買いの動きから幅広く物色された。日経平均は33000円台を回復、上げ幅は450円を超えた。 投資家の関心は今夕に行われる植田総裁の会見内容である。来年以降のマイナス金利解除に関して何らかの示唆があるかがポイントとなり、金融政策の正常化に対する市場の思惑を後退させる内容となれば、円安がさらに加速し、年末高に向けた動きが再び強まる可能性があるだろう。日経平均は上値のめどとみられた25日線水準をクリアしてきたため、掉尾の一振に対する期待が高まりそうだ。一方、将来の金融正常化について言及するなら、外為市場で再び円高が進み、反動安となる可能性あり、相場は分岐点に差し掛かっていると言えるだろう。 《CS》
関連銘柄 8件
1928 東証プライム
3,532
11/22 15:30
+46(%)
時価総額 2,418,300百万円
ハウスメーカー大手。戸建住宅事業、賃貸・事業用建物事業、賃貸住宅管理事業、国際事業が柱。建築・土木事業、仲介・不動産事業等も展開。戸建住宅事業では大空間リビング、次世代室内環境システムなどが好評。 記:2024/10/22
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9022 東証プライム
3,104
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 3,197,120百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25