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個人投資家・有限亭玉介:【堅い株】トヨタやマツダの好決算で自動車部品関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】

2023/11/19 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【堅い株】トヨタやマツダの好決算で自動車部品関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年11月13日14時に執筆 決算シーズンを経て業界ごとに浮き沈みが目立つようになってきました。さらに言えば目まぐるしい世界情勢の変化に対応できる企業がどこなのか…各業界においても、その明暗がわかれて参りました。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 EVに乗り遅れている日本の自動車業界を指して「日本の自動車業界の栄光は終わった」という報道は度々目にしてきました。ただ、蓋を開けてみればトヨタ自動車<7203>は11月1日の決算で上方修正を発表すると、過去最高だった22年3月期の経常利益3.9兆円を大幅に上回り、24年3月期は経常利益5.5兆円になる見通しです。 米国向けが拡大しているマツダ<7261>も円安の恩恵を受けて8期ぶりの最高益予想ですから、現在の自動車業界の盛り上がりは日本全体でもっと評価されるべきだと個人的には思いますけどねぇ…円安やインフレのネガティブなニュースばかりを報道されるので、何故に消費者マインドをこうも下げるのかと、首を傾げる次第です。 今年10月にはトヨタ自動車<7203>と出光興産<5019>が共同でEV向け全固体電池の量産で協業するとの発表もありました。いよいよ全固体電池が普及し始めるかもしれませんな。自動車業界以外でも造粒・コーティング装置を手掛けるフロイント産業<6312>の技術が全固体電池の製造工程にも応用が利くとの思惑から物色されているようです。 自動車業界が活況なら、自動車に関連する部品・部材メーカーも活況になると思われます。新しい製品が生まれれば、異業種でも脚光を浴びる技術を持つ企業があるというのも銘柄選定をする上で楽しみの1つになっておりますよ。 さて、今回は業績好調でも過小評価されているように思える自動車部材関連などをチェックして参ります。自動車向け金属工作用油剤を手掛けるユシロ化学工業<5013>は、11月6日の決算後に動意しました。24年3月期は過去最高益となる見通しで、75日線を下値にトレンドを形成していくか監視です。 プリント配線板製造大手のメイコー<6787>も11月6日の決算が好調となりました。決算後に窓を開けて動意すると、年初来高値を一気に更新しております。半導体関連の復調で、21年12月に付けた4880円を上抜けるか…。 11月7日の決算と併せて上方修正したダイキョーニシカワ<4246>は、PBR1倍割れで割安感が目立ちますな。自動車向けプラスチック部品の製造販売を手掛ける同社は、マツダ<7261>が主要取引先のようです。業績好調で株主還元策が発表されるか注視しております。 トラック電装品メーカーである澤藤電機<6901>は、11月3日の決算時点で通期計画を超過した模様。円安に加えて、仕入れコストを販売価格へ転嫁した事で利益が拡大しました。同社もPBRが1倍割れで、時価総額100億以下で足の軽さも目立ちますな。週足チャートでは、底を打って切り返すか監視です。 ホンダ系部品メーカーのユタカ技研<7229>は、10月31日の決算で上方修正と増配を発表しました。PER・PBRがかなり割安水準であり、同社がTOBにより完全子会社化されるのでは…との思惑も湧いております。ここから下値を切り上げるか監視中です。 最後はバルブアクチュエータに強みを持つ日本ギア工業<6356>です。10月30日に発表した決算を見ると、売上高の伸びに対して利益面が急拡大しておりますな。24年3月期は経常・最終利益ともに過去最高益を更新する見通しですので、この先のチャートがどうなるか監視を強めて参ります。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 10件
4246 東証プライム
627
11/22 15:30
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時価総額 46,333百万円
総合プラスチックメーカー。フロント&リアバンパーなどの自動車樹脂部品が主力。西川ゴム工業が筆頭株主。マツダなどが主要取引先。バスユニット部材など住宅関連製品も。自動車部品事業ではテールゲートの拡販図る。 記:2024/07/08
5013 東証スタンダード
2,195
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 30,511百万円
国内シェアトップクラスの金属加工油剤メーカー。フロアメンテナンス用ワックス等のビルメンテナンス製品、自己修復材料、光触媒等も手掛ける。新製品の拡販・投入などに取り組む。27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/28
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6312 東証スタンダード
700
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,880百万円
粉粒体機械装置、搬送・プロセス装置等の製造・販売を行う機械部門が主力。医薬品添加剤、栄養補助食品等も手掛ける。東和薬品など製薬会社が主要取引先。機械部門は受注残高高水準。27.2期営業利益16億円目標。 記:2024/10/29
6356 東証スタンダード
471
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 6,726百万円
1938年創業の歯車製品メーカー。バルブアクチュエータ、ジャッキなどが主要製品。国内原子力発電所のバルブアクチュエータで高シェア。製品の多くを国内自社工場で生産。海外顧客開拓、新商品開発などに注力。 記:2024/08/09
6787 東証プライム
8,930
11/22 15:30
+290(%)
時価総額 239,351百万円
プリント基板の設計・製造を行う。車載向けが主力。両面・多層スルーホール基板、ビルドアップ基板、フレキシブル基板等が主要製品。ハイエンドスマートフォン向け基板の拡販に注力。27.3期売上高2700億円目標。 記:2024/06/24
6901 東証スタンダード
959
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 4,145百万円
トラック・バス用電装品を手掛ける電装品事業が主力。可搬式発動発電機、車輌用・船舶用電気冷蔵庫等も。1919年設立。群馬県太田市に本社。日野自動車の持分法適用会社。電装品事業は商用電動車への部品供給進める。 記:2024/10/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7229 東証スタンダード
1,843
11/22 15:30
+41(%)
時価総額 27,313百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。モーター部品や自動車用排気システム、トルクコンバーター等を手掛ける。ミクロンレベルの精密金型技術が強み。海外売上高比率が高い。原材料高騰分の価格転嫁、費用削減等に取り組む。 記:2024/06/17
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30