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後場に注目すべき3つのポイント~昨日の大幅上昇で利益確定売りが優勢に

2023/11/16 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~昨日の大幅上昇で利益確定売りが優勢に 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、昨日の大幅上昇で利益確定売りが優勢に ・ドル・円は底堅い、日米金利差で ・値下がり寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は反落、昨日の大幅上昇で利益確定売りが優勢に 日経平均は反落。227.68円安の33292.02円(出来高概算7億2420万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国株式市場のダウ平均は163.51ドル高(+0.47%)、S&P500は7.18ポイント高(+0.16%)、ナスダック総合指数は9.46ポイント高(+0.07%)とそれぞれ上昇。10月の卸売物価指数(PPI)が予想以上に鈍化したため、利上げ終了観測が一段と強まった。また、ディスカウント小売のターゲットの好決算や、市場予想よりは堅調な結果だった10月小売売上高の結果などを受け、ソフトランディング期待なども高まった。一方、長期金利が上昇したためハイテクは伸び悩む場面も見られたが、底堅く推移した。一方、日経平均は前日比120.11円安の33399.59円と反落スタート。昨日の大幅上昇の反動で、利益確定売りが優勢の展開となった。 個別では、東証スタンダードの大村紙業<3953>、粧美堂<7819>、東証グロースのヘッドウォータース<4011>、ZUU<4387>、ペルセウス<4882>など中小型株が値上がり率上位に並んだ。プライムでは、JBR<2453>や米投資ファンドのバリューアクトによる株式取得が伝わったリクルートHD<6098>らが大幅続伸。 一方、霞ヶ関キャピタル<3498>、メドレー<4480>、ベース<4481>などが下落。値下がり率上位には、東証スタンダードの日本ビジネスシステム<5036>、日本テレホン<9425>、東証グロースのうるる<3979>、Welby<4438>など中小型株が上位に並んだ。 セクターでは、サービス業、銀行業、精密機器などが上昇。一方、小売業、証券・商品先物取引業、パルプ・紙などを筆頭に多くのセクターが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は21%、対して値下がり銘柄は76%となっている。 アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>など日経平均の寄与度が大きい銘柄が昨日の大幅上昇の反動から本日は下げに転じており、前場は冴えない展開となった。日経平均はさすがに昨日800円超えと今年最大の上げ幅を見せたことから、反動で利益確定売りが出やすい状況だったとみられる。なお、昨日は10月訪日外客数が2019年同月比で0.8%増となりコロナ禍前を上回ったが、インバウンド関連銘柄は既に業績回復を織り込んだ株価水準になっており特段物色された様子はなかった。本日スタンダードへ上場したJapan Eyewear Holdings<5889>は公開価格を6.5%下回る初値をつけたあと大きく売られ、前場は初値を7.0%下回る1182円で取引を終えている。 ただ、足元では米つなぎ予算が下院で可決され米政府機関閉鎖リスクが後退するなど外部要因への警戒感はやわらいできている。14日の米国消費者物価指数につづき、昨日の生産者物価指数、小売売上高などの経済指標発表は米国経済がソフトランディングするという確信を高める結果となっており、投資家のリスクオン姿勢が強まりやすい状況とみられる。後場も動きが遅れている中小型株中心に物色がさかんになりそうだ。一方で日経平均が小幅の下落にとどまるか注目したい。 ■ドル・円は底堅い、日米金利差で 16日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、151円12銭まで下落後は151円32銭まで小幅に値を上げた。前日から米10年債利回りの低下が顕著になり、ドル売りに振れやすい。ただ、日米金利差を背景にドル高・円安基調は維持され、下値は堅い。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円12銭から151円32銭、ユーロ・円は163円87銭から164円19銭、ユーロ・ドルは1.0830ドルから1.0855ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・大村紙業<3953>、ヘッドウォータース<4011>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・9月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比+1.4%(予想:+0.9%、8月:-0.5%) ・日・10月貿易収支:-6625億円(予想:-7313億円、9月:+721億円) ・豪・10月失業率:3.7%(予想:3.7%、9月:3.6%) ・豪・10月雇用者数増減:+5.5万人(予想:+2.4万人、9月:+0.78万人←+0.67万人) 【要人発言】 ・バイデン米大統領 「米国は1つの中国政策を維持すると強調」 「台湾海峡の平和と安全の重要性を強調」 「米中首脳会談、建設・生産的な協議で一定の重要な進展があった」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 18件
998
3/22 15:00
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時価総額 34,059百万円
入居者向け生活トラブル解決サービスを手掛ける。パートナー企業を通じ会員・保険・保証サービスを販売。安心入居サポートは会員数が順調増。保証事業は堅調。23.9期通期は2桁増益。MBOで上場廃止予定。 記:2024/01/09
3498 東証プライム
12,610
11/22 15:30
+220(%)
時価総額 124,335百万円
物流施設開発やホテル開発、ヘルスケア施設開発等を行う不動産コンサルティング事業を手掛ける。ホテルは「fav」等のブランドを展開。29.8期当期純利益500億円目標。事業の多角化、事業規模の大型化図る。 記:2024/10/24
3953 東証スタンダード
686
11/22 15:30
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時価総額 2,444百万円
段ボールシート、段ボールケースなど段ボール製品の製造・販売を行う。神奈川県茅ヶ崎市に本社。ラベル製品の製造・販売、副資材商品の販売も。27.3期売上高61億円目標。段ボールシート等は地域シェア拡大図る。 記:2024/08/13
3979 東証グロース
1,364
11/22 13:56
+6(%)
時価総額 9,446百万円
入札情報速報サービス「NJSS」が主力サービス。幼稚園・保育園向け写真販売管理システム「えんフォト」、電話受付代行サービス「fondesk」等も。企業のDX推進が追い風となり、fondeskは成長。 記:2024/07/01
4011 東証グロース
8,750
11/22 15:30
-150(%)
時価総額 16,608百万円
生成AIソリューションやエッジAI開発等を手掛けるAIインテグレーションサービス、DXコンサル等を行うDXサービスが柱。AIプロダクト「SyncLect」の提供も。GPTサービスのラインナップ拡充図る。 記:2024/10/13
4387 東証グロース
708
11/22 14:48
-3(%)
時価総額 3,363百万円
経済・金融情報サイト「ZUU online」の運営を行う。クラウドファンディング等のフィンテック・トランザクション事業も展開。コンサルティング事業は構造改革中。金融商品仲介業、保険代理業は順調に伸びる。 記:2024/06/24
4438 東証グロース
374
11/22 15:06
-2(%)
時価総額 3,092百万円
予防・治療領域に特化したパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)プラットフォームサービスを手掛ける。中部電力と資本業務提携。新規PHRサービスの企画開発等の売上を計上。売上パイプライン拡充の取り組みを継続。 記:2024/06/28
4480 東証プライム
4,340
11/22 15:30
-35(%)
時価総額 142,087百万円
人材採用システム「ジョブメドレー」など医療・介護領域に特化した人材紹介サービスを手掛ける。調剤薬局向けシステム「Pharms」等も。グッピーズを連結子会社化。ジョブメドレーは従事者会員数が順調に増加。 記:2024/10/24
4481 東証プライム
3,350
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 62,957百万円
独立系システム開発会社。受託開発や保守・運用、SAP導入・保守支援、e-KYC/オンライン本人確認サービス等を手掛ける。配当性向50%目安。グローバルで人材採用継続。大手SIerとの取引比率向上を図る。 記:2024/10/24
723
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 10,658百万円
東京大学発のバイオベンチャー。抗体医薬品の創薬・開発、抗体研究支援、抗体・試薬販売を行う。パイプラインに抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」など。既存パイプラインの開発、拡充を図る。 記:2024/10/13
5036 東証スタンダード
968
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 46,818百万円
独立系システムインテグレーター。米マイクロソフトのライセンス販売を行うライセンス&プロダクツ事業が柱。DXからクラウドまで一貫してサービスを提供。クラウドサービス事業は好調。案件単価の上昇なども寄与。 記:2024/06/12
2,717
11/22 15:30
-107(%)
時価総額 65,056百万円
金子眼鏡、フォーナインズなどを傘下に収める持株会社。福井県鯖江市に本店。中・高価格帯のアイウェア中心に販売。店舗数は100店舗超。中国など海外にも店舗。フレーム販売価格の見直し、新規出店の推進図る。 記:2024/08/30
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7819 東証スタンダード
510
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 6,839百万円
化粧品・化粧雑貨などのパーソナルケア商品を自社ブランド、OEMで販売する総合企画メーカー。化粧雑貨の一次問屋として1948年に創業。キャラクター商品に強み。化粧品は重点販売先への営業強化などに注力。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9425 東証スタンダード
330
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,895百万円
中古モバイル機器の買取・再販等を行うリユース関連事業が主力。旧社名は日本テレホン。ショーケース傘下。オンラインショップの運営やレンタルサービス等も。グローバルでは香港、ドバイへの販売ルート構築が進む。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25