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FOMC通過後の米株高を追い風に一時32000円台回復【クロージング】

2023/11/2 16:12 FISCO
*16:12JST FOMC通過後の米株高を追い風に一時32000円台回復【クロージング】 2日の日経平均は大幅続伸。348.24円高の31949.89(出来高概算17億7000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は波乱なく通過し、米長期金利が急低下したため、ハイテク関連株を中心に買われた米国株式市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株などグロース株を中心に買いが優勢となり、日経平均は前場序盤には32087.13円まで上昇。取引時間中としては、10月18日以来となる節目の32000円台を回復した。その後は、3連休を控えた持ち高調整の売りも散見され、31900円台での堅調地合いが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が880を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、サービス、電気ガス、空運、電機機器、機械など18業種が上昇。一方、鉄鋼、その他金融、パルプ紙、鉱業など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、京セラ<6971>が堅調だった半面、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、ヤマハ<7951>、三菱商<8058>が軟調だった。 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がFOMC後の会見で「このところの長期金利の急上昇は金融環境の引き締まりにつながっている」と指摘したため、12月会合でも利上げを見送るとの見方が意識され、買い材料視された。東京市場もこの流れが波及する格好となった。また、前日のトヨタ<7203>の決算を受けて、為替の円安効果を改めて意識する流れにもなり、輸出関連株の一角が堅調なことも投資家心理の改善に寄与した。 日米の金融政策決定会合を無事に通過したため、投資家の関心は、本格化する企業業績の動向に移っていくことになる。ただ、東京市場が休場となる3日には米国で雇用統計の発表が予定されているため、米長期金利の低下傾向が続くのかどうか見極めたいところであろう。雇用統計も波乱なく通過すれば、来週以降、日経平均は国内企業の堅調な業績推移を背景に上値を目指す展開になっていくとし、目先は75日線水準を早期に突破できるかがポイントになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
6,083
5/20 15:00
+243(%)
時価総額 12,312,740百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4503 東証プライム
1,511.5
5/20 15:00
+24.5(%)
時価総額 2,774,890百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6857 東証プライム
5,520
5/20 15:00
-20(%)
時価総額 4,229,253百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,869.5
5/20 15:00
+1.5(%)
時価総額 2,823,831百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,447
5/20 15:00
+11(%)
時価総額 56,237,760百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7951 東証プライム
3,476
5/20 15:00
+31(%)
時価総額 651,055百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,408
5/20 15:00
+36(%)
時価総額 14,696,939百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,379
5/20 15:00
+47(%)
時価総額 10,090,004百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27