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前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの商いが中心~

2023/10/5 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの商いが中心~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■短期的な値幅取り狙いの商いが中心 ■不二越、3Q営業利益 21.0%減 102億円 ■前場の注目材料:電業社、インド工場2倍に拡張、大型高圧ポンプ一貫生産 ■短期的な値幅取り狙いの商いが中心 5日の日本株市場は、買い先行も次第にこう着感が強まる相場展開が見込まれる。4日の米国市場はNYダウが127ドル高、ナスダックは176ポイント高だった。9月のADP雇用統計で雇用の伸びが予想以上に減速したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し、安心感が広がった。しかし、マッカーシー下院議長の解任を受けた政治的混乱や政府機関閉鎖懸念も根強く上値は限定的となった。米長期金利の低下でハイテクが買われ、ナスダックは終日堅調に推移し相場を支援した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比310円高の30710円。円相場は1ドル148円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経平均は昨日の下げで節目の30500円を一時下回ったこともあり、足もとでの急ピッチな下げに対する自律反発狙いの動きも入りやすいところである。ボリンジャーバンドの-3σを下回ってきたこともあり、売られ過ぎが意識されやすい点でも、いったんは買いに向かわせやすいタイミングであろう。 ただし、米国市場は経済指標や長期金利の動向に振らされやすく、週末には雇用統計の発表を控えているため、積極的な売買は手控えられやすい。また、東京市場は3連休を控えていることもあり、ポジションを傾けてくる動きは限られる。そのため、あくまでも自律反発狙いのスタンスになり、底入れ感は出にくい。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から前日の高値水準は意識されるが、マド埋めの動きがみられないようだと、次第に戻り待ちの売りが入りやすくなりそうであり、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりうそうだ。 物色の流れとしては米長期金利の上昇が一服したことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの一角が日経平均をけん引する格好となる一方で、バリュー株の持ち高調整は継続しそうだ。原油先物相場の下落からエネルギー株は利食いが入りやすいため、TOPIX型の鈍さが意識されやすいだろう。中小型株についてはマザーズ指数が一段安となったことから換金売りが出やすく、個別に材料のある銘柄に資金が集中することになるとみておきたい。 ■不二越、3Q営業利益 21.0%減 102億円 不二越<6474>が発表した2023年11月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比6%増の2001.70億円、営業利益は同21%減の102.52億円だった。建設機械分野の一部で生産調整の影響などがあったが、自動車の生産回復や産業機械・市販分野の堅調な需要、さらに設備需要の回復を受けて増収となった。利益面については、前期から継続する原材料・エネルギー価格高騰の影響などが重荷となった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33129.55、+127.17) ・ナスダック総合指数は上昇(13236.01、+176.54) ・シカゴ日経先物は上昇(30710、大阪比+310) ・SOX指数は上昇(3424.92、+48.34) ・VIX指数は低下(18.58、-1.20) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・NTT<9432>ドコモ、マネックス証を子会社化、経済圏拡大へ投資に本格参入 ・宝HD<2531>米の日本食材卸業を買収、営業・販売強化 ・スズキ<7269>軽・小型車の一部仕様変更、価格も改定 ・電業社<6365>インド工場2倍に拡張、大型高圧ポンプ一貫生産 ・GSユアサ<6674>京大発VBと、CO2分離装置を共同開発 ・TOWA<6315>医療プラ製品生産倍増、3年内に工場用地 ・住友重<6302>小・中型の電動射出機一新、消費電力65%低減 ・IDHD<4709>キンドリルなど7社で、コンソーシアム設立、システム運用の課題解決 ・京セラ<6971>再生エネ電力供給参入、自社製の太陽光設備活用 ・レスターHD<3156>都築電傘下4社買収 ・日軽金HD<5703>グループ会社の日軽金ALMO、EV駆動系・電池増強、50億円投資 ・東レ<3402>仏でレギュラートウ炭素繊維増産、年6000トン体制に ・JFE<5411>グリーン鋼材供給、初のオフィスビル向け ・リンテック<7966>ラベルを水中で分離・分別、高耐水・プラ容器向け ・デンカ<4061>阪大微生物病研究会などと次世代mRNA活用、ワクチン共同研究 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・8月貿易収支(予想:+87.00億豪ドル、7月:+80.39億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 16件
2531 東証プライム
1,215.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 239,760百万円
宝酒造、宝酒造インターナショナル、タカラバイオなどを傘下に収める持株会社。京都府京都市に本社。焼酎、清酒で国内シェアトップクラス。宝酒造インターナショナルでは商品ポートフォリオの拡充等に取り組む。 記:2024/10/05
3156 東証プライム
2,426
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 72,957百万円
半導体商社。UKCHD、バイテックHDが経営統合。太陽光発電所や植物工場等のエコソリューション事業も。SBIHDと資本業務提携。27.3期売上8000億円目標。産機領域ではマシンビジョン領域への注力図る。 記:2024/07/01
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
4709 東証プライム
1,610
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 29,086百万円
独立系情報サービス企業。ITシステムの運営・管理等を行うシステムマネジメント、ソフトウェア開発が柱。ITインフラ、サイバーセキュリティ等も。DXサービスの強化に加え、サービスの高付加価値化などに注力。 記:2024/10/07
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
1,527
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 94,665百万円
アルミニウム総合メーカー。日本軽金属、東洋アルミニウムなどを傘下に収める持株会社。セラミック用アルミナや自動車用アルミ電線、メタリック顔料などを手掛ける。25.3期は板、押出製品などの増収を見込む。 記:2024/07/26
6302 東証プライム
3,287
11/22 15:30
+65(%)
時価総額 403,989百万円
大手総合重機械メーカー。1888年創業。減・変速機、環境プラント、産業機械、建設機械等を手掛ける。射出成形機などで世界シェアトップクラス。事業ポートフォリオ改革推進。26.12期売上1兆2500億円目標。 記:2024/10/07
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
6365 東証スタンダード
3,715
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 17,747百万円
1910年創業のポンプ・送風機メーカー。産業用ポンプ等のポンプ、ファン等の送風機、海水淡水化用エネルギー回収装置等の製造・販売を行う。守谷商会などが主要取引先。グローバル事業領域の拡大などに取り組む。 記:2024/10/12
6474 東証プライム
3,210
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 79,990百万円
1928年設立の総合機械メーカー。ベアリング、油圧機器等の部品事業が主力。工具やロボット等の製造・販売を行う機械工具事業、特殊鋼事業も手掛ける。海外売上高比率の向上、生産ラインの自動化などに取り組む。 記:2024/10/29
2,805
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 281,751百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7966 東証プライム
3,085
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 236,586百万円
1927年創業の粘着製品メーカー。シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品等の印刷材・産業工材関連が主力。半導体関連粘着テープ、カラー封筒用紙等も。中期経営計画では27.3期売上高3150億円目指す。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10