マーケット
5/20 15:15
39,069.68
+282.30
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/21 6:16:38
10,774,431
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~センチメント悪化で持ち高調整の動きが強まる~

2023/10/4 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~センチメント悪化で持ち高調整の動きが強まる~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■センチメント悪化で持ち高調整の動きが強まる ■クスリのアオキ、1Q営業利益 48.8%増 66.6億円 ■前場の注目材料:三菱マ、スペインで超硬切削工具の生産5倍に、独に開発機能 ■センチメント悪化で持ち高調整の動きが強まる 4日の日本株市場は、売り優勢の相場展開が見込まれる。3日の米国市場はNYダウが430ドル安、ナスダックは248ポイント安だった。8月のJOLT求人件数が減少予想に反して増加に転じたため、強い労働市場を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに踏み切るとの観測が強まった。さらに、米民主党議員の協力を仰ぎ、11月中旬までのつなぎ予算を成立させ政府機関の閉鎖回避にこぎつけたが、共和党内の保守強硬派からの反発にあいマッカーシー下院議長が解任され、政局不安がさらなる売り材料になった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比450円安の30750円。円相場は1ドル149円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経平均は昨日の下げで8月の直近安値を下回ったが、日経225先物についてもナイトセッションで8月安値を下回ったことから、持ち高調整の動きが強まりそうだ。急ピッチの下げに対する売られ過ぎは意識されるものの、戻り待ち狙いの売り圧力が強そうである。また、ファーストリテ<9983>が発表した「ユニクロ」の9月の既存店売上高が、3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されやすく、指数の重荷となるほか、他のアパレル各社へも警戒した売りが波及する可能性がありそうだ。 また、9月の配当志向の物色が通過した後は、バリュー株の持ち高調整の動きが強まっている。昨日の東証プライムの騰落銘柄は9割が下落したほか、東証33業種はすべて下げていた。米株安の流れからハイテク株へのシフトも期待しづらく、物色は個別の材料株などでの短期的な値幅取り狙いの動きにとどまりそうである。米国では予想を上回る経済指標の発表が続くなか、FRBによる金融引き締め長期化への警戒が根強い。週末には雇用統計の発表を控えていることもあり、様子見ムードが強まりそうだ。 そのほか、足もとでリバウンドの動きを見せていたマザーズ指数は、2.6%超の下落であっさり年初来安値を更新した。個人投資家のセンチメント悪化も意識されやすく、市場参加者が限られるなか、断続的なインデックス売りなどから下へのバイアスが強まりやすい。本日はくすりの窓口<5592>、キャスター<9331>がIPOとなるが、相場全体が手掛けづらいなか、短期的な資金が向かいやすいだろう。 ■クスリのアオキ、1Q営業利益 48.8%増 66.6億円 クスリのアオキ<3549>が発表した2024年5月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比17.1%増の1074.39億円、営業利益は同48.8%増の66.60億円だった。2024年5月期業績は、売上高が前期比8.2%増の4100億円、営業利益は同16.4%増の178億円とする計画を据え置いており、営業利益の進捗率は37.4%となる。 ■前場の注目材料 ・米原油先物は上昇(89.23、+0.41) ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三菱マ<5711>スペインで超硬切削工具の生産5倍に、独に開発機能 ・クボタ<6326>滋賀に新棟、北米で排水処理の需要増、液中膜1.5倍増産 ・戸田建設<1860>熊谷組など6社で、中古SEP船調達、シンガポール社と契約 ・堀場製作所<6856>ラマン分光装置の米社買収、産業向け拡充 ・楽天グループ<4755>楽天モバイル、プラチナバンド申請、携帯基地局開設計画 ・三井物産<8031>米治験サービスに出資、アジアの製薬支援 ・武田薬品工業<4502>米で肺がん治療薬の販売取り下げ ・武田薬品工業<4502>米バイオ社と契約、ALS治療薬候補取得 ・川崎重<7012>地球環境産業技術研究機構と石炭火力発電所でCO2分離・回収 ・マイクロ波化学<9227>大日印と高透明・導電性フィルム開発、車載センサーなど向け ・富士通<6702>アイスランドのアトモニアと貴金属不使用の新触媒材発見 ・東レ<3402>PPS樹脂で新技術、再生後も初期性能維持 ・大阪ガス<9532>豪東部2州で太陽光発電・蓄電池開発、現地に合弁 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表(5.50%に据え置き予想) 《ST》
関連銘柄 16件
1860 東証プライム
1,075
5/20 15:00
+3.5(%)
時価総額 346,856百万円
ゼネコン準大手。大学や官公庁、病院の建築に強み。ミュージアムタワー京橋などで施工実績。再エネ事業などを重点管理事業に位置付け。建築部門は受注増。海外グループ会社は好調。24.3期3Qは大幅営業増益。 記:2024/04/13
3402 東証プライム
792.9
5/20 15:00
+5.9(%)
時価総額 1,293,601百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
3,146
5/20 15:00
+29(%)
時価総額 297,605百万円
北陸で最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営する。調剤併設を推進。スーパーよどばしとヒバリヤの事業を譲受。11月の店舗数は918。今上期は生鮮導入改装や日用品施策が奏功。 記:2024/01/16
4502 東証プライム
4,165
5/20 15:00
+35(%)
時価総額 6,590,175百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4755 東証プライム
815.2
5/20 15:00
+19.6(%)
時価総額 1,680,135百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5592 東証グロース
1,533
5/20 15:00
-32(%)
時価総額 16,832百万円
調剤薬局メディア運営会社。医療と患者、薬局と医薬品卸をつなぐプラットフォームの運営する。調剤薬局向け基幹システムも提供する。今期3Q累計はメディアや医薬品のマッチング、基幹システムが堅調に推移した。 記:2024/03/07
5711 東証プライム
3,253
5/20 15:00
+213(%)
時価総額 427,737百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
6326 東証プライム
2,395.5
5/20 15:00
+32.5(%)
時価総額 2,875,192百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6702 東証プライム
2,333.5
5/20 15:00
-27(%)
時価総額 4,832,931百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6856 東証プライム
13,825
5/20 15:00
+135(%)
時価総額 588,019百万円
大手分析機器メーカー。自動車向けの排ガス測定装置やテストシステム、環境計測器、医療診断計測器、半導体計測器等を提供する。エンジン計測器で世界シェアトップ。23年12月期は自動車セグメントを中心に増加した。 記:2024/03/10
7012 東証プライム
5,629
5/20 15:00
+109(%)
時価総額 945,233百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
8031 東証プライム
8,180
5/20 15:00
+212(%)
時価総額 13,026,380百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
9227 東証グロース
1,182
5/20 15:00
-29(%)
時価総額 17,965百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。24.3期上期は足踏み。ただ共同開発の完了時期が下期に集中予定。契約済ベースの進捗率も良好。二桁最終増益を見込む通期計画は変えず。 記:2024/01/17
9331 東証グロース
1,261
5/20 15:00
-5(%)
時価総額 2,406百万円
バックオフィス業務等の代行を中心とする「CASTER BIZ」やオンライン業務発注サービス等を手掛ける。稼働社数は1188社。WaaS事業は経理、労務特化のサービス中心に売上増。24.8期2Qは売上堅調。 記:2024/04/17
9532 東証プライム
3,607
5/20 15:00
+56(%)
時価総額 1,502,965百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス供給件数は503.7万件と小幅増。電力販売量は小売が増加。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27