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買い先行スタートも25日線水準での攻防に【クロージング】

2023/8/29 16:08 FISCO
*16:08JST 買い先行スタートも25日線水準での攻防に【クロージング】 29日の日経平均は続伸。56.98円高の32226.97円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。週明けの米国株高を映して、主力ハイテク株などを中心に買いが先行して始まり、日経平均は前場中盤にかけて、32389.12円まで水準を切り上げた。ただし、25日線水準を上回ったことから戻り待ちの売りが入りやすいなか、「トヨタ<7203>の国内全工場が稼働停止」と伝わると、トヨタグループ各社が軟調となり、次第に様子見ムードが広がった。午後に入ると、新規の手掛かり材料に欠けるなか、狭いレンジでの推移が継続した。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、電力ガス、不動産、小売、陸運など24業種が上昇した。一方、電気機器、卸売、鉱業、輸送用機器など7業種が下落し、その他金融、建設が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、バンナムHD<7832>、KDDI<9433>、キーエンス<6861>が軟化した。 前日の米国市場は、ジャクソンホール会合を通過した安心感から買いが先行したほか、長期金利の上昇が一服したことも支援材料となり、主要3株価指数は上昇した。東京市場もこの流れを背景に値がさハイテク株を中心に値を上げる銘柄が目立った。また、1ドル=146円台と円安傾向にあることも輸出関連株買いを後押しする要因となり、日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。ただ、午前10時すぎに、「トヨタがシステムの不具合から国内の全工場が稼働停止」と伝わると、トヨタ株がマイナスに転じたほか、デンソー<6902>や豊田通商<8015>、トヨタ紡織<3116>といった部品メーカーの株価にも悪影響を及ぼし、投資マインドを萎縮させた。 東京市場は25日線水準での攻防を見せており、早晩に同水準をクリアし、心理的な節目である32500円処を突破できないと、上値の重さが一段と意識される展開が想定されるだろう。米国では29日、7月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数や8月のコンファレンスボードによる消費者信頼感指数の発表が予定されている。いずれも前月からやや鈍化すると見込まれているが、予想に反して強い結果となれば、米国の利上げ長期化懸念が再燃する可能性もあることから、米国市場の動きには注意が必要だろう。 《CS》
関連銘柄 12件
3116 東証プライム
2,306
5/20 10:13
+32.5(%)
時価総額 432,758百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも。自動車生産台数の増加等で日本は黒字転換。車種構成の変化等で中国は堅調。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/09
6367 東証プライム
25,000
5/20 10:14
-105(%)
時価総額 7,327,850百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,608
5/20 10:14
+68(%)
時価総額 4,296,676百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
73,160
5/20 10:14
+280(%)
時価総額 17,793,097百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,655
5/20 10:14
+22.5(%)
時価総額 8,367,976百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
3,467
5/20 10:14
+31(%)
時価総額 56,564,060百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
3,124
5/20 10:14
-6(%)
時価総額 2,080,584百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8015 東証プライム
9,688
5/20 10:14
+107(%)
時価総額 3,430,104百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
8035 東証プライム
36,560
5/20 10:14
+470(%)
時価総額 17,242,902百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,395
5/20 10:09
+63(%)
時価総額 10,126,871百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,700
5/20 10:09
+690(%)
時価総額 13,269,816百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,545
5/20 10:09
-5(%)
時価総額 14,722,642百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10