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前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした物色が中心~

2023/8/9 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした物色が中心~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■決算を手掛かりとした物色が中心 ■ソフトバンクG、経常損益は1761.94億円の赤字 ■前場の注目材料:安川電機、インバーターの世界生産3割増、省エネ需要堅調 ■決算を手掛かりとした物色が中心 9日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが158ドル安、ナスダックは110ポイント安だった。格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが主要銀6行の格付見直しや中小銀10行の格下げを発表した。金融不安が再燃し、金融セクターを中心に売られ、大幅続落となった。しかし、金利低下で安値からは押し目買いが入り、終盤にかけて下げ幅を大幅に縮小し終了。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比20円高の32310円。円相場は1ドル143円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32090円まで売られた後に切り返し、日中比変わらずで終えた。米地銀格下げによる影響は警戒されるものの、SQ前で積極的に仕掛けてくる流れにはならないだろう。また、決算発表がピークを迎えることも様子見姿勢に向かわせやすいと考えられる。そのため、短期筋の商いが中心になると考えられるため、売り仕掛け的な動きになるようだと、売り一巡後のリバウンド狙いに向かわせそうだ。 本日はソフトバンクG<9984>の決算反応に、市場参加者の関心が集まりやすいだろう。決算を受けた初動反応としてはPTSで3%超の下落となったが、ADRでは下落幅を縮めていたこともあり、昨日の上昇に対する反動安はありそうだが、売りを仕掛けてくる流れにはならないだろう。底堅さが意識されてくるようだと、アク抜け感からのリバウンド狙いに向かわせる可能性もあるだろう。もっとも米国では半導体株の弱さが目立っている。東京市場においても昨日はアドバンテスト<6857>の弱い値動きが重荷となっていた。 半導体株については、バイデン米大統領が対中投資制限へ大統領令を発令するといった見方がされている。半導体株は手掛けづらく、指数の上値を抑える可能性はありそうだ。そのため、全体としてはこう着感の強い相場展開のなか、決算を手掛かりとした物色が中心になるだろう。昨日の引け後に決算を発表したところでは、アシックス<7936>、マツダ<7261>、タムロン<7740>、関ペイント<4613>、タカラトミー<7867>、アズビル<6845>、ラック<3857>などが注目されよう。 ■ソフトバンクG、経常損益は1761.94億円の赤字 ソフトバンクG<9984>が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比0.9%減の1兆5575.07億円、経常損益は1761.94億円の赤字(前年同期は3兆2924.55億円の赤字)だった。AI関連の新興企業に投資するビジョン・ファンド事業は6四半期ぶりに黒字転換したものの、為替差損などが重荷となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32377.29、+122.73) ・1ドル=143.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(32310、大阪比+20) ・米原油先物は上昇(82.92、+0.98) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・安川電機<6506>インバーターの世界生産3割増、省エネ需要堅調 ・りそなHD<8308>りそな銀行、100億円ファンド設立、ベンチャーデット投入 ・住友商事<8053>双日と、豪ガス田権益取得、LNG安定供給 ・大和工業<5444>インドネシア社の事業買収、形鋼生産を拡充 ・戸田工業<4100>エア・ウォーターと北海道豊富町で水素生成、26年度以降に商業運転 ・アステラス製薬<4503>米ポセイダに72億円投資、がん領域で戦略提携 ・インフロニアHD<5076>東芝非公開化に200億円出資、インフラ事業強化 ・三井物産<8031>エクアドルのエビ養殖社に500億円出資、加工・遺伝子技術で連携 ・パイオラックス<5988>栃木・真岡でCASE対応製品増産、新工場第2期を25年度稼働 ・日清紡HD<3105>独コンチネンタルと、インドに電子制御ブレーキ向け部品の工場新設 ・日本製紙<3863>大王製紙と海上共同輸送を開始、物流24年問題・脱炭素化対策 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月マネーストックM3(6月:前年比+2.1%) <海外> ・10:30 中・7月消費者物価指数(前年比予想:-0.4%、6月:0.0%) ・10:30 中・7月生産者物価指数(前年比予想:-4.0%、6月:-5.4%) 《ST》
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日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
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3863 東証プライム
959
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4100 東証スタンダード
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4503 東証プライム
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4613 東証プライム
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大手総合塗料メーカー。自動用や建築用、工業用の業務用塗料の製造、販売を主力に、家庭用治療や電子材料、バイオ関連製品も手掛ける。自動車用に強みを持つ。今期3Q累計は自動車を中心に伸長した。売価改善も浸透。 記:2024/04/15
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前田建設工業、前田道路、前田製作所の経営統合で誕生した持株会社。日本風力開発なども傘下に収める。香港国際空港ターミナルビルなどで実績。配当性向30%以上目安。政策保有株式は27年度までに全て売却へ。 記:2024/08/19
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時価総額 90,074百万円
自動車用ばね、工業用ファスナーが主力の部品サプライヤー。1933年創業。自動車関連部品が柱。日産自動車など自動車大手などが主要取引先。配当性向100%目標。非日系の取引先などグローバル拡販活動を継続。 記:2024/06/11
6506 東証プライム
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時価総額 1,377,187百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
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時価総額 168,849百万円
計測制御機器大手。ビル空調自動化や工場省エネ化に強み。ガス機器や水道機器、医薬品製造向けソリューション等も。ビルディングオートメーション事業は収益好調。既設建物向け分野等が堅調。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/16
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7261 東証プライム
1,151.5
9/27 15:00
+23(%)
時価総額 727,522百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7740 東証プライム
4,820
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7867 東証プライム
3,929
9/27 15:00
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時価総額 373,220百万円
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7936 東証プライム
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+33(%)
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8031 東証プライム
3,269
9/27 15:00
+30(%)
時価総額 9,896,528百万円
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8053 東証プライム
3,329
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8308 東証プライム
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9984 東証プライム
9,093
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+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17