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日銀の金融緩和策継続で買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2023/6/16 16:20 FISCO
*16:20JST 日銀の金融緩和策継続で買い戻しの動きが強まる【クロージング】 16日の日経平均は反発。220.59円高の33706.08円(出来高概算20億1000万株)で取引を終えた。朝方は、直近の株価急上昇の反動や岸田首相が「今国会中に衆院解散はしない」と表明したことで、政策期待を見越して先回り買いを入れていた向きからの売りなどが出て、日経平均は取引開始後には33186.93円まで値を消した。ただ、急ピッチの上昇に乗り遅れた内外投資家からの買いや日銀の金融緩和策継続を受け、ファンド筋による先物買いなどが後場に入り膨らみ、日経平均は大引けにかけて33772.76円まで上げ幅を広げる場面があった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、空運、鉱業、医薬品、卸売など21業種が上昇。一方、海運、陸運、輸送用機器など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、資生堂<4911>が堅調だった半面、HOYA<7741>、KDDI<9433>、ソニーG<6758>、京セラ<6971>、ホンダ<7267>が軟化した。 前日の米国市場は、新規失業保険申請件数が市場予想よりも悪化したことを受けて、再利上げ観測が後退したほか、小売売上高で個人消費の底堅さが示され、米景気悪化への懸念も後退し、主要株価指数は上伸した。しかし、日経平均は33年ぶりに高値圏にあるだけに短期的な過熱感は拭えず、先駆した半導体関連株中心に目先の利益を確保する売りが先行した。一方、前場取引終了後に日銀の金融政策決定会合の結果が判明。現行の金融緩和策の継続が決まった。昼休み中に先物が上伸し、日経平均は大引けにかけて上げ幅を広げた。 東京市場は再び海外投資家の買いによる上昇が続いている。東証が昨日発表した投資部門別の株式売買動向によると、海外投資家は現物と先物合わせて約1兆4100億円の買い越しとなり、買い越しは11週連続となった。デフレからの本格的な脱却など、日本がようやく正常化するとの見方から海外勢の買いは続くとの声が大半だ。また、東京市場は押し目待ちの押し目なしの状況が続いているだけに、海外投資家の動きをにらみながら、目先は振れ幅の大きい展開が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6758 東証プライム
2,948
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-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17