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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米引き締め長期化期待も前週高値を意識

2023/6/5 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米引き締め長期化期待も前週高値を意識 5日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。前週末の米雇用統計を受け、金利先高観からドル買いが先行。米デフォルト回避で円売りも見込まれる。ただ、前週の3者会合の際に付けていた140円90銭付近が意識され、上値は重いだろう。 2日に発表された米雇用統計で失業率は予想外に悪化した半面、非農業部門雇用者数は予想を大きく上回った。平均時給は伸びがやや鈍化したものの、FRBの引き締め方針を正当化。今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締めを休止しても7月以降は再開との見方から、金利高・ドル高の展開に。ユーロ・ドルは1.07ドル付近に軟化し、ドル・円は140円台に浮上した。週明けアジア市場もその流れを維持し、ドル売りは後退している。 この後の海外市場は雇用統計を消化する展開となりそうだ。米債務上限関連法案は上下両院で可決され、リスク選好の円売りが先行しそうだ。今晩のISM非製造業景況指数は前回を上回ると予想され、景気後退への過度な警戒も後退する見通し。ただ、米金利高・ドル高の基調は維持するものの、前週高値の140円90銭付近が意識されやすい。5月30日に開催された日本の財務省・金融庁・日銀の三者会合は円安けん制とみられ、一段の円安を抑える。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI改定値(予想:55.9、速報値:55.9) ・17:30 英・5月サービス業PMI改定値(予想:55.1、速報値:55.1) ・18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(前年比予想:+1.9%、3月:+5.9%) ・22:45 米・5月サービス業PMI改定値(予想:55.1、速報値:55.1) ・23:00 米・5月ISM非製造業景況指数(予想:52.5、4月:51.9) ・23:00 米・4月製造業受注(前月比予想:+0.8%、3月:+0.4%) ・23:00 米・4月耐久財受注改定値(速報値:前月比+1.1%) ・02:30 メスター米クリーブランド連銀総裁あいさつ(自行イベント) 《CS》