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前場に注目すべき3つのポイント~買いを継続していた海外勢による持ち高調整の動きを見極め~

2023/6/1 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~買いを継続していた海外勢による持ち高調整の動きを見極め~ 6月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■買いを継続していた海外勢による持ち高調整の動きを見極め ■菱洋エレク、24/1 上方修正 営業利益43億円←36億円 ■前場の注目材料:東ソー、三菱ケミG・三井化学の共同物流に参画、連携広げ効率化 ■買いを継続していた海外勢による持ち高調整の動きを見極め 6月1日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。5月31日の米国市場はNYダウ134ドル安、ナスダックは82ポイント安だった。債務上限問題を巡りバイデン大統領とマッカーシー下院議長の合意を盛り込んだ「財政責任法案」の下院採決を控え、売り優勢の展開。4月JOLT求人件数が予想外に増加し追加利上げへの警戒感が高まったこと、中国の経済指標が市場予想を下回ったことも相場の重石となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官らの発言を受け、6月FOMCでの利上げが見送られる可能性が高まったことも神経質にさせた。シカゴ日経225先物は大阪比70円安の30780円。円相場は1ドル139円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時30640円まで売られる場面も見られており、短期的な売り仕掛けの商いは入りやすいだろう。ただし、前日の400円を超える大幅な下落から日経平均は節目の31000円を割り込み、ボリンジャーバンドの+1σ水準まで下げてきた。過熱感が和らぐなか、押し目待ち狙いの買いは意識されやすい。 債務上限法案の下院での採決が行われており、可決となれば前日の下げに対する買い戻しの動きに向かわせる可能性があるため、結果待ちのなかでこう着感は強まりやすくなりそうだ。米国ではエヌビディアが5%を超える下落となったが、これまでの上昇から利食いは入りやすく、強いトレンドは継続している。そのため、ハイテク株に対しては押し目狙いのスタンスになりそうだ。 一方で、昨日は商社株の下げが目立っていた。バフェット氏の日本株買いで注目され、買いが継続していたセクターでもあることから、落ち着きどころを見極めたい。昨日は東証プライムの売買高が25億株に膨れ、売買代金は7兆円に迫るなど、商いが直近の倍以上に膨らむ格好から下落しただけに、買いを継続していた海外勢による持ち高調整が継続するようだと、神経質にさせそうだ。 もっとも、月末要因があったため、パフォーマンスの強い日本株へは利食いは入りやすかったとも考えられる。海外投資家による日本株選好の動きは継続していると考えられるなか、買い遅れていた投資家に対しては、押し目狙いのタイミングになる可能性はありそうだ。物色はAIの成長期待からのハイテク株への押し目狙いのほか、全般こう着感が強まるようだと、出遅れている銘柄への物色に向かわせそうだ。 ■菱洋エレク、24/1 上方修正 営業利益43億円←36億円 菱洋エレク<8068>は2024年1月期業績予想の修正を発表。売上高は1200億円から1280億円、営業利益を36億円から43億円に上方修正した。部材供給不足下における好需要の反動や大口案件の終息、為替動向による影響等を考慮し、期初時点では前期実績を下回る見通しとしていたが、ICT・ソリューション分野が堅調に推移した状況や、足元の事業動向等を総合的に勘案し、当初の見通しを修正した。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・東ソー<4042>三菱ケミG・三井化学の共同物流に参画、連携広げ効率化 ・日清紡HD<3105>日立国際電気を子会社化、株8割取得 ・ダイキン<6367>新中計、3年で1.2兆円投資、設備に8000億円 ・トヨタ自<7203>水素専門組織、来月新設、燃料電池など開発資源集約 ・日東電工<6988>新中計、3年で4800億円投資、脱炭素に重点 ・商船三井<9104>米に新興投資会社 ・新日本空調<1952>千葉大と放射線災害治療を共同研究 ・キヤノン<7751>ペロブスカイト量子ドットインクの耐久性実証 ・JSR<4185>今年度にCDMO黒字化、米新工場が寄与 ・三井化学<4183>泉北コンビナートのCO2回収、大阪ガスと事業化へ ・東レ<3402>三井化学などとVOCフリー・単一素材包材を25年めど国内投入 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+6.0%) <海外> ・10:45 中・5月財新製造業PMI(予想:49.5、4月:49.5) 《ST》
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空調設備工事会社。原子力空調に強み。東京ミッドタウン八重洲などで施工実績。配当性向3割以上目安。受注工事高は増加。原子力施設設備工事の受注増加。半導体やデータセンター向けが好調。データセンター向け製品開発。 記:2024/06/03
3105 東証プライム
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日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
3402 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4042 東証プライム
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総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4183 東証プライム
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総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4185 東証プライム
4,335
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時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
6367 東証プライム
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空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6988 東証プライム
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時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,054
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時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8068 東証プライム
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時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10
9104 東証プライム
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11/22 15:30
-9(%)
時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29