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急ピッチの上昇に対する反動から利益確定売り続く【クロージング】

2023/5/24 16:16 FISCO
*16:16JST 急ピッチの上昇に対する反動から利益確定売り続く【クロージング】 24日の日経平均は続落。275.09円安の30682.68円(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。前日の米国株の下落、本日の中国などアジア市場安も投資家心理をやや萎縮させ、日経平均は売り優勢の相場展開となった。後場の取引開始直後に30566.83円まで値を消す場面もあったが、直近の上昇に対応しきれずに買い遅れている投資家も多く、押し目を拾う動きも散見された。また、米半導体大手エヌビディアの決算発表を今夜に控えるなか、好決算への思惑などから東エレク<8035>やスクリン<7735>、レーザーテック<6920>といった朝安の半導体関連株がプラスに転じたことも相場を支える要因となり、日経平均はその後、30700円前後でのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、鉱業、電気ガス、輸送用機器など8業種が上昇。一方、空運、陸運、サービスなど25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、東エレク、日立建機<6305>、安川電<6506>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、資生堂<4911>が軟調だった。 前日の米国市場は、債務上限問題を巡る政府と野党・共和党の協議に進展がみられず、交渉難航が警戒され、主要株価指数は下落。東京市場にも悪影響を及ぼした。また、中国で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、インバウンド(訪日旅行者)需要拡大への期待感が後退。香港、上海などアジア株安も響いた。一方で、前日の大引け間際に急落したトヨタが大幅に反発したほか、円安傾向を背景に輸出関連株の一角もしっかりしていたことが全般を支えていた。 日経平均は続落したが、スピード調整の一貫との受け止めが多い。また、東証の低株価純資産倍率(PBR)の是正要請などを背景とした日本株再評価の流れはまだ続くとの意見も残る。一方、米国では5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。このところ、一部のメンバーが追加利上げの必要性を主張しており、見方が分かれている。このため、議事要旨で5月の利上げが打ち止めとなるのか、6月以降も利上げが続くのかの判断材料にしたいと考える向きが多く、議事要旨の内容とそれを受けた米国市場の動きにも警戒が必要だ。 《CS》
関連銘柄 11件
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17