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米国株安から利食い売り先行も、好決算銘柄には資金流入が活発【クロージング】

2023/5/10 15:57 FISCO
*15:57JST 米国株安から利食い売り先行も、好決算銘柄には資金流入が活発【クロージング】 10日の日経平均は反落。120.64円安の29122.18円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを受けて、値がさハイテク株を中心に売りが先行して始まった。短期的な相場の過熱感もあって利食い売りも加わり、その後も日経平均はじり安の流れとなり、後場中盤にかけて29070.11円まで下げ幅を広げた。ただ、米国では4月の消費者物価指数(CPI)の発表を前に、米国のインフレ動向が気掛かりなほか、好決算銘柄への資金シフトが相場を支える形となり、29000円を上回っての底堅さは意識されていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、海運、倉庫運輸、銀行、ガラス土石など5業種が上昇。一方、鉄鋼、医薬品、食料品、水産農林、ゴム製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、丸井G<8252>、横河電<6841>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、第一三共<4568>、ダイキン<6367>、塩野義<4507>、太陽誘電<6976>が軟調だった。 前日の米国市場は、CPIの公表を前に模様眺めムードが広がるなか、債務上限問題の協議に対する不安感などから買い見送られ、主要株価指数は下落した。この流れを受け、東京市場も売りが先行して始まった。また、日経平均が年初来の高値圏にあるほか、東証プライム市場の騰落レシオも買われ過ぎと言われる120%を大きく上回っているため、目先の利益を確保する売りも続いた。一方、主要企業の決算発表が本格化するなか、決算を受けた個別銘柄での売買が活発化していた。 米国のCPIについて、食料品とエネルギーを除くコアCPIが市場予想(前年同月比5.6%上昇)通りの結果となれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げに転換する強い根拠にはならない可能性があるとの見方が多い。ただ、パウエルFRB議長が重視する家賃を除くサービスの減速感が強まれば、利下げ転換への期待も出てくることも想定されるだけに、CPIの中身には注目が集まるだろう。ただ、日本固有の不安材料はないだけに、米国のインフレ状況を確認しながら、全般は堅調地合いが続くことが予想される。 《CS》
関連銘柄 9件
4507 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
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時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8252 東証プライム
2,418
11/22 15:30
+22.5(%)
時価総額 504,540百万円
商業施設の賃貸・運営管理等を行う小売事業、エポスカードのクレジットカード業務等を行うフィンテック事業が柱。1931年創業。DOE8%程度目安。エポスカードの会員数は750万人超。分割・リボ取扱高は拡大。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17