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前場に注目すべき3つのポイント~米CPI発表を前に売り仕掛け的な動きがあれば、押し目を狙いたいところ~

2023/4/12 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~米CPI発表を前に売り仕掛け的な動きがあれば、押し目を狙いたいところ~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米CPI発表を前に売り仕掛け的な動きがあれば、押し目を狙いたいところ ■アステラス薬、23/3下方修正 営業利益 1370億円←1950億円 ■前場の注目材料:日立造船、グループで岐阜市でゴミ処理施設受注、306億円 ■米CPI発表を前に売り仕掛け的な動きがあれば、押し目を狙いたいところ 12日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開が見込まれる。11日の米国市場はNYダウが98ドル高だった半面、S&P500、ナスダックは下落した。イエレン財務長官が信用縮小の兆候が見られないと金融混乱の悪化回避を示唆、国内経済が並外れて強いとの見解を示したためダウは続伸した。一方で、重要インフレ指標の発表を控えた警戒やNY連銀のウィリアムズ総裁があと1回の利上げが妥当と言及すると、金利が上昇に転じたためハイテクは終日軟調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の28025円。円相場は1ドル133円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買いが先行する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで27870円まで売られる場面が見られたが、その後は切り返して28000円を上回っての推移を継続していた。28000円での底固めが意識されるなか、押し目買い意欲は強そうである。12日の米国では3月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるものの、売り仕掛け的な動きがあれば、押し目を狙いたいところだろう。 日経平均は昨日はマドを空けての上昇で抵抗線として意識されていた25日線を突破した。25日線辺りまでの調整は想定しつつ、4月4日の戻り高値水準が目先的なターゲットとなりそうだ。昨日のバフェット氏の発言によってショートは仕掛けづらく、商社株のほかバリュエーション面での割安感が意識される銘柄へは資金流入が期待されそうだ。また、為替市場では1ドル133円60銭台と円安傾向を見せていることもあり、輸出関連などへの資金流入もありそうだ。 一方で、米ハイテク株がさえないことから、昨日指数をけん引していた値がさハイテク株などへは利益確定の売りが先行しそうである。そのため、ディフェンシブ銘柄への資金シフトが意識されるほか、決算シーズンに入ってきたことから、業績面を手掛かりとした個別物色は活発になりそうだ。なお、昨夕決算を発表したところでは、パルHD<2726>、セラク<6199>、イオンモール<8905>、竹内製作<6432>、Jフロント<3086>、わらべ日洋<2918>辺りの動向が注目される。 ■アステラス薬、23/3下方修正 営業利益 1370億円←1950億円 アステラス薬<4503>は2023年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1950億円から1370億円に下方修正した。日本および欧州で販売している腎性貧血治療薬エベレンゾについて、各国での販売状況を勘案して将来計画の見直しを行った結果、エベレンゾに関する無形資産の減損損失約450億円を計上。感音難聴患者を対象として開発を進めていたFX-322の開発中止を決定した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27923.37、+289.71) ・NYダウは上昇(33684.79、+98.27) ・シカゴ日経先物は上昇(28025、大阪比+85) ・1ドル=133.60-70円 ・米原油先物は上昇(81.53、+1.79) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・明治HD<2269>グループ会社のファルマ、コロナワクチン国内販売、豪企業と契約 ・日立造船<7004>グループで岐阜市でゴミ処理施設受注、306億円 ・豊田自動織機<6201>ディーゼル式フォークなどリコール、排ガス規制値超過の恐れ ・千代化建<6366>人員配置・人材管理のDX推進、システム連携で最適化 ・中部電力<9502>伊勢湾沿岸に水素プラント、来年めど開発計画 ・戸田工業<4100>国内生産拠点の電力を全て太陽光発電由来に ・住友化学<4005>排水処理の微生物剤を開発、GHG・コスト大幅削減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月コア機械受注(前月比予想:-6.3%、1月:+9.5%) ・08:50 3月国内企業物価指数(前年比予想:+7.1%、2月:+8.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
2269 東証プライム
3,447
5/17 15:00
-33(%)
時価総額 1,022,859百万円
ヨーグルト・チーズ事業が主力。ヨーグルトやチョコレートなどで国内トップシェア。フローズン・調理食品事業等も。乳幼児ミルクは価格改定効果で売上増。チーズは需要拡大。24.3期3Q累計は増収、営業増益。 記:2024/03/05
1,890
5/17 15:00
+18(%)
時価総額 174,908百万円
複数のアパレルブランドを展開する製造小売り。雑貨店「3COINS」なども。公式アプリ会員数は910万人超。実店舗は3COINS中心に新規出店の加速図る。衣料事業は売上堅調。24.2期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/04
2,395
5/17 15:00
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時価総額 42,214百万円
米飯類を中心に惣菜や和菓子を製造・販売する。セブンイレブン向け売上比率が高い。米国、中国にも進出。食品関連事業は売上回復や商品規格の見直し等で堅調。食材関連事業は収益伸長。24.2期3Qは2桁増益。 記:2024/02/03
1,436
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 388,533百万円
大手百貨店。傘下に大丸松坂屋百貨店やファッションビル大手のパルコ、博多大丸、ギンザシックスなど。百貨店事業は収益伸長。大丸心斎橋店、大丸京都店はインバウンド売上が堅調。24.2期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/01/27
4005 東証プライム
321.6
5/17 15:00
+6(%)
時価総額 532,525百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4100 東証スタンダード
1,760
5/17 15:00
+31(%)
時価総額 10,734百万円
金属化合物素材メーカー。磁性粉末材料や顔料、環境材料の機能性顔料と、磁石材料や誘電体材料等の電子素材を提供する。二次電池正極材も手がける。今期3Q累計は機能性顔料の需要回復が遅れた。電子素材も足踏み。 記:2024/04/14
4503 東証プライム
1,487
5/17 15:00
-26.5(%)
時価総額 2,729,912百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6199 東証スタンダード
1,055
5/17 15:00
+5(%)
時価総額 14,721百万円
企業へのITアウトソーシングを展開。農業向けIoTやセールスフォース導入支援も事業領域。デジタルインテグレーション事業は堅調。ITシステム構築・運用などは安定成長。24.8期1Qは増収、営業増益。 記:2024/02/02
6201 東証プライム
14,830
5/17 15:00
-50(%)
時価総額 4,832,222百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。フォークリフトやカーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。海上や空港向け物流機器や繊維機械も事業領域。産業車両・自動車事業の売上増や円安により、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/04
6366 東証スタンダード
349
5/17 15:00
-5(%)
時価総額 90,853百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG、石油、医薬、環境関連のプラント建設や社会インフラ設計などを展開。LNGプラントで競争力を発揮。トヨタと大規模水電解システムを開発。遂行中案件進捗し3Q累計は増収増益。 記:2024/02/22
6432 東証プライム
6,170
5/17 15:00
-70(%)
時価総額 302,324百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めて油圧式ミニショベルやクローラローダを開発。ミニショベル「TB320」などを市場投入。日本は収益伸長。販売台数の増加や円安効果などが寄与。24.2期3Qは大幅増益。 記:2024/02/02
7004 東証プライム
1,119
5/17 15:00
-21(%)
時価総額 190,471百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
8905 東証プライム
1,818.5
5/17 15:00
+17.5(%)
時価総額 413,812百万円
商業施設デベロッパー最大手。イオンのショッピングセンターや商業施設の開発に加え、店舗の賃貸や運営・管理を行う。海外でのモール開発にも実績。今期3Q累計の売上高は過去最高を更新した。国内外ともに増加した。 記:2024/01/31
9502 東証プライム
1,951.5
5/17 15:00
+25(%)
時価総額 1,479,237百万円
東海4県と長野県を管轄する電力会社。ガス小売も。再エネや海外M&Aを推進。火力発電は東電と合弁で行う。24.3期3Q累計は電源調達価格低下で期ズレ差益が拡大。持分法損益も急改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/02/07