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売り先行スタートも、押し目買い意欲の強さが窺え、4営業日続伸【クロージング】

2023/3/8 16:11 FISCO
*16:11JST 売り先行スタートも、押し目買い意欲の強さが窺え、4営業日続伸【クロージング】 8日の日経平均は4営業日続伸。135.03円高の28444.19円(出来高概算11億株)で取引を終えた。前日の米国株安を映して売りが先行して始まり、日経平均は取引開始直後に28232.68円まで水準を切り下げる場面があった。ただし、その後ほどなく上昇に転じると、押し目待ち狙いの買いを誘う流れとなった。また、日銀金融政策決定会合を控えるなか、先物主導での買い戻しの動きも入ったようだ。その他、配当志向の物色なども見られており、後場終盤にかけて28469.41円まで買われる場面が見られた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、陸運、小売、不動産、ゴム製品、建設など24業種が上昇。一方、鉱業、非鉄金属、石油石炭、証券商品先物など9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、オリンパス<7733>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、住友鉱<5713>、信越化<4063>、ファナック<6954>が軟化した。 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7日、「最新の経済データはより強く、ターミナルレートが従来想定より高くなる可能性が高いことを示唆」と発言し、「今後の経済指標次第では利上げペースを加速させる用意がある」と述べた。想定以上にタカ派的なスタンスと受け止められ、次回米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利上げへの懸念が再燃。この流れを受けて、東京市場も朝方は売りが先行したものの、寄り付きをほぼ安値として切り返した。 日経平均は4連騰となった。米国の大幅利上げへの警戒感がくすぶるなかでだ。直近の日経平均の上昇スピードは速く、戻り待ちの売りが散見されているが、買い遅れていた投資家が多く、株価水準が切り下がれば押し目を拾う動きが強まっているとみる向きは多い。また、海外投資家のなかにも、日本株の割安感を指摘する向きが増え始めているとされ、需給関係も良好と言える。さらにバリュー株への見直し買いも継続しそうであり、日本株は目先、堅調な展開が続く可能性もありそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
9,824
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+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17