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注目銘柄ダイジェスト(前場):中部鋼鈑、大塚商会、クリングルなど

2023/2/2 11:54 FISCO
*11:54JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):中部鋼鈑、大塚商会、クリングルなど 中部鋼鈑<5461>:2060円(+181円) 大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は91.7億円で前年同期比3倍の水準となり、通期計画は従来の94億円から114億円、前期比2.1倍に上方修正している。主原料である鉄スクラップ価格が想定を下回って推移し、マージンが想定以上に改善のもよう。また、年間配当金も従来計画の70円から記念配当10円を含む95円にまで引き上げ、前期比では52円の増配となる。 日本精工<6471>:703円(-28円) 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は85億円で前年同期比65.8%増益となったが市場想定は下回り、通期予想を従来の440億円から280億円、前期比4.9%減に下方修正している。市場予想は420億円程度であったとみられ、下振れ幅は想定以上と捉えられている。半導体不足の影響継続や中国景気減速などにより、販売数量が伸び悩んでいるもよう。為替前提の円安方向への修正も要因のようだ。 大塚商会<4768>:4700円(+390円) 大幅続伸。前日に22年12月期の決算を発表、営業利益は548億円で前期比1.9減となり、従来予想の536億円を上回る着地になった。10-12月期は前年同期比6.6%増と、四半期ごとに増益率が高まる形にもなっている。23年12月期見通しは586億円で前期比7.0%増としており、ほぼコンセンサス水準となっている。年間配当計画は130円で前期比5円の増配計画。ガイダンスリスク通過で買い安心感が強まっているもよう。 日立<6501>:7040円(+334円) 大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期調整後営業利益は2029億円で前年同期比16.3%増となり、会社計画・市場予想をそれぞれ100億円強上振れる着地に。グリーンエナジー&モビリティ事業が想定以上の好調推移に。会社計画上振れの主因は為替効果だったもよう。通期計画7530億円、前期比2.0%増は据え置きへ。サプライズは限定的とみられるものの、相対的な業績安心感を評価する動きが先行する形に。 住友化<4005>:459円(-37円) 459 -37 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は109億円で前年同期比79.7%減となり、通期予想は従来の1150億円からゼロにまで大幅下方修正している。石油化学製品などの市況下落、ディスプレイ材料の需要減少のほか、不確定リスク要因を450億円織り込んでいるようだ。大幅下方修正に伴い、従来12円を計画していた期末配当金を未定に変更。想定以上の下方修正や配当の不透明感をネガティブ視へ。 総医研<2385>:269円(-15円) 270 -14 昨年来安値。23年6月期の営業利益予想を従来の12.00億円から8.50億円(前期実績12.08億円)に下方修正している。第2四半期累計(22年7-12月)期間中、化粧品事業で中国市場向け商品販売が現地国内メーカーの台頭による競争激化の影響などで計画未達となったため。第2四半期累計の営業利益予想は5.00億円から3.44億円(前年同期実績5.84億円)に引き下げている。 リボミック<4591>:192円(0円) 198 +6 朝高後、値を消す。米特許商標庁に出願していたRBM-003(抗キマーゼアプタマー)の物質特許が特許査定を受けたと発表している。炎症や免疫反応などの生体防御機構に関与する肥満細胞が分泌するキマーゼの作用を阻害する開発アプタマーをカバーする物質特許。米国のほか、日本、欧州、中国、韓国を含む複数国に出願している。RBM-003は、心不全を対象疾患として新規医薬品の開発を計画しているという。 クリングル<4884>:790円(+100円) ストップ高。慶應義塾大学で進めている慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に関する共同研究の成果が、国際学術雑誌に論文掲載されたと発表している。同大学が保有するiPS細胞由来神経幹・前駆細胞とクリングルファーマが開発する組換えヒトHGFタンパク質及び足場基材の併用療法により、完全脊髄損傷モデル動物の慢性期に対し、新たな神経回路の構築による運動機能と排尿機能の回復に世界で初めて成功したとしている。 《ST》
関連銘柄 8件
2385 東証グロース
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時価総額 3,610百万円
バイオマーカー・評価システムの開発等を行う総合医科学研究所などを傘下に収める持株会社。イミダペプチドなどの健康補助食品事業、化粧品事業が柱。健康補助食品事業では抗疲労に関する研究開発投資を積極化。 記:2024/09/01
4005 東証プライム
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時価総額 622,617百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4591 東証グロース
86
11/25 15:30
+3(%)
時価総額 3,497百万円
東大発のバイオベンチャー。核酸医薬の一種であるアプタマーに特化した医薬品の研究・開発を行う。対象疾患「滲出型加齢黄斑変性」のRBM-007が先行パイプライン。東京大学と眼科疾患に関する共同研究契約を締結。 記:2024/08/13
4768 東証プライム
3,650
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時価総額 1,387,015百万円
独立系SI大手。システム設計や開発、ネットワーク構築等を手掛ける。中小企業向けに強み。オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」等も。たのめーる、サポート事業「たよれーる」などのストックビジネスに注力。 記:2024/06/03
4884 東証グロース
902
11/25 15:30
+57(%)
時価総額 6,144百万円
大阪大学、慶應義塾大学発の創薬バイオベンチャー。HGF(肝細胞増殖因子)医薬品の実用化目指す。脊髄損傷急性期、声帯瘢痕等を対象に開発リソース投下。特発性肺線維症への応用研究で金沢大学との共同研究を開始。 記:2024/07/08
5461 東証プライム
2,162
11/25 15:30
-28(%)
時価総額 65,292百万円
厚板鉄鋼メーカー。厚板鋼板、鋼片の製造・販売を行う。国内最大級の高性能電気炉を保有。エンジニアリング事業、厨房用グリスフィルターのレンタル等も。DOE3.5%目途。増産によるコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/19
6471 東証プライム
675.9
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時価総額 337,950百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6501 東証プライム
3,814
11/25 15:30
-7(%)
時価総額 17,683,874百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15