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注目銘柄ダイジェスト(前場):スズキ、DNA研、バーチャレクなど

2023/1/25 12:01 FISCO
*12:01JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):スズキ、DNA研、バーチャレクなど スズキ<7269>:4687円(+218円) 大幅続伸。前日にマルチ・スズキが第3四半期決算を発表、10-12月期のEBITDAはコンセンサス、並びに、7-9月期の水準を上回る着地になったもよう。電子部品不足などの影響で販売台数は伸び悩んだものの、単価上昇などによるマージンの改善が寄与しているようだ。関心の高いインド事業の好調確認に加えて、連結業績への寄与なども想定され、ポジティブな反応が強まる形に。 DNA研<2397>:707円 カ - ストップ高買い気配。三井化学との資本業務提携が買い材料視されている。第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有する大株主となる。診断事業における開発アイテムに関する協業などを行っていく計画。調達資金は肺がんコンパクトパネルの販売促進及び次世代品の開発に充当するもよう。株式価値は希薄化するものの、それ以上に業務提携による今後の業績への寄与を期待する動きになっている。 オービック<4684>:20790円(-40円) もみ合い。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は161億円で前年同期比14.5%増となり、2ケタの利益成長が続く形となっている。システムインテグレーション、システムサポートとともに堅調な推移が続いているようだ。通期予想の596億円、前期比10.1%増は据え置いているものの、年間配当金は従来計画の220円から250円に引き上げ。決算サプライズは限定的であるものの、順調な業績推移確認による買い安心感も。 ディスコ<6146>:39350円(-1050円) 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は243億円で前年同期比4.1%増益、市場予想は20億円程度下振れているが、先に個別売上速報を発表しており、サプライズは乏しい。一方、非開示であった通期予想は1032億円で前期比12.8%増としているが、コンセンサスは50億円程度下振れている。為替前提など保守的ではあるものの、1-3月期の想定以上の収益鈍化をマイナス視する動きが優勢に。 日本電産<6594>:7144円(-407円) 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は280億円で前年同期比36.8%減益、510億円程度の市場予想を大幅に下振れている。また、通期予想は従来の2100億円から1100億円、前期比35.4%減にまで下方修正。第3四半期業績の悪化に対する警戒感は高まりつつあったほか、欧州自動車事業を中心とした構造改革費用の計上が下方修正の主因であるものの、修正幅の大きさに対するネガティブインパクトが先行へ。 マクアケ<4479>:1533円(+10円) 反発。23年9月期第1四半期(22年10-12月)の営業損益を1.86億円の赤字(前年同期実績0.38億円の黒字)と発表している。応援購入総額が減少したことが響き、赤字に転落した。通期予想は8.80億円の赤字で据え置いた。ただ、第1四半期の営業損益は市場コンセンサス(2.4億円程度の赤字)を上回っているほか、前四半期(22年7-9月、2.34億円の赤字)と比べて赤字額が縮小している点が評価され、買い優勢となっているようだ。 シリコンスタ<3907>:1120円(+65円) 大幅に3日続伸。SUBARU<7270>向けに車両モデルデータを取り込んで走行状態を確認できる走行デザインレビューシステムを開発したと発表している。テクニカル・ソリューション・プロバイダーのアルゴグラフィックス(東京都中央区)との協業によるもの。車両モデルデータを取り込むと走行シーンがリアルタイム3DCGで生成・描画され、設計中の車両を実際に走行しているような状態で確認できるという。 バーチャレク<6193>:1316円(+222円) 大幅に3日ぶり反発。ロボットメーカーのZMP(東京都文京区)と協業し、実証実験を通じたロボットの遠隔監視オペレーションに係る業務の構築と実験運用を開始したと発表している。23年度の法令改正を控え、ロボットによる自動配送・宅配の本格ビジネス化を見据えた措置。ZMPは、自動走行ロボットなどの機体やオペレーションシステムを開発・提供するロボティクス業界のパイオニア的な企業。 《ST》
関連銘柄 9件
2397 東証スタンダード
704
11/25 15:30
+3(%)
時価総額 4,764百万円
次世代シークエンス受託解析サービス、マイクロアレイ受託解析サービス等を手掛ける受託事業が主力。診断事業や研究事業も展開。三井化学と資本業務提携。診断事業では肺がんコンパクトパネル事業の拡大等に取り組む。 記:2024/06/13
3907 東証グロース
798
11/25 15:30
-2(%)
時価総額 2,373百万円
先端リアルタイムCG技術等を提供する開発推進・支援事業、ゲーム・映像業界特化の人材紹介・派遣サービスを手掛ける人材事業を展開。開発推進・支援事業では顧客基盤拡大図る。人材事業では収益改善に取り組む。 記:2024/10/28
4479 東証グロース
495
11/25 15:30
+4(%)
時価総額 6,300百万円
応援購入型クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営。製品プロデュース支援事業等も。会員数は275万人超。池田泉州HDの法人向けデジタルバンク事業に参画。1プロジェクト当たりの単価向上を図る。 記:2024/06/15
4684 東証プライム
4,808
11/25 15:30
-17(%)
時価総額 2,394,384百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
6146 東証プライム
42,730
11/25 15:30
+140(%)
時価総額 4,628,385百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
741
11/25 15:30
-7(%)
時価総額 2,216百万円
バーチャレクス・コンサルティングを中核とする持株会社。IT&コンサルティング事業、生成AIコンタクトセンターサービス等のアウトソーシング事業を展開。デジタルマーケティングの案件規模拡大などに注力。 記:2024/08/29
6594 東証プライム
2,866.5
11/25 15:30
+8.5(%)
時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
7269 東証プライム
1,628.5
11/25 15:30
-9.5(%)
時価総額 3,199,328百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7270 東証プライム
2,472.5
11/25 15:30
+22(%)
時価総額 1,864,023百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10