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前場に注目すべき3つのポイント~日本電産の反応次第では積極的な売買は手控えられる~

2023/1/25 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~日本電産の反応次第では積極的な売買は手控えられる~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日本電産の反応次第では積極的な売買は手控えられる■日本電産、23/3下方修正 営業利益1100億円←2100億円■前場の注目材料:エプソン、プリンター・プロジェクターの自動化推進、東南アにモデルライン ■日本電産の反応次第では積極的な売買は手控えられる 25日の日本株市場は、やや利食い優勢の展開ながら、底堅さが意識されそうである。24日の米国市場はNYダウが104ドル高だった一方で、ナスダックは30ポイント安だった。1月製造業PMIの予想外の改善を受けた長期金利の上昇を警戒した売りが先行する場面も見られたが、総合PMIは7カ月連続で活動縮小を示す50を下回っていることから、米連邦準備理事会(FRB)が近く利上げ停止を検討するとの思惑などによる買いが続いた。ハイテクは決算を警戒した利食い売りなどに終日軟調だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27190円。円相場は1ドル130円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開から始まることになりそうだ。日経平均は前日の上昇で昨年12月の日銀会合後の急落部分を埋めたことから、いったんは達成感が意識されやすいため、想定内の一服といった見方に向かわせよう。投資家の関心は日本電産<6594>の決算反応となる。通期計画の下方修正を発表しているが、悪材料出尽くしといった見方に向かわせるようだと、相場全体の押し目買い意欲につながりやすいだろう。一方で、弱含むようだと、本格化する決算のなかで、模様眺めムードを強めてくる可能性はある。 日経平均は昨日の上昇で75日線を上回ってきており、同線での底堅さが見られるかが注目されそうである。日本電産が売り一巡後に底堅さを見せてくることができれば、センチメントを悪化させる流れにはならないだろう。とはいえ、決算が相次ぐなかで積極的な売買は手控えられやすく、物色は中小型株などでの短期的な値幅取り狙いが中心になりやすい。また、テーマ性のある材料株での売買などにも向かいやすく、政府の子ども対策や防衛、メタバース関連などへの物色になりそうだ。 ■日本電産、23/3下方修正 営業利益1100億円←2100億円 日本電産<6594>は2023年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を2100億円から1100億円に下方修正した。精密小型モーター事業は、海外のIT大手などによるデータセンター向け投資が減少し、ハードディスクドライブ(HDD)用のモーター需要が急激に減った。車載事業では中国のゼロコロナ政策などが影響し7-9月期では54億円の営業黒字を確保していたが、10-12月期は80億円の営業赤字となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27299.19、+393.15)・NYダウは上昇(33733.96、+104.40)・1ドル=130.10-20円・VIX指数は低下(19.20、-0.61)・米長期金利は低下・米国景気は拡大・日銀は金融緩和を継続・コロナ後の人流再開 ・エプソン<6724>プリンター・プロジェクターの自動化推進、東南アにモデルライン・ホンダ<7267>電動化事業再編、開発機能を集約・NTN<6472>補修用軸受、IoTで需要高精度予測、来年度にも実用化・NTTデータ<9613>クラウド供給網管理を拡充、米アナプランと連携・日本電産<6594>車載事業黒字化狙う、永守会長兼CEO「汚い垢全部整理」・ポーラ・オルビスHD<4927>24年度に海外事業を新体制移行、地域主導でブランド展開・武田薬<4502>転移性大腸がん治療薬のライセンス取得、中国社に一時金4億ドル・第一稀元素化学<4082>ジルコニアセラの新材料開発、強度と靱性、熱水環境での耐性両立 ☆前場のイベントスケジュール <国内>・特になし <海外>・09:30 豪・10-12月期消費者物価指数(前年比予想:+7.6%、7-9月期:+7.3%) 《ST》
関連銘柄 8件
4082 東証プライム
940
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時価総額 22,936百万円
化合物メーカー。自動車の排ガス触媒や電材向けのジルコニウム化合物の世界トップメーカー。セシウム化合物や希土類化合物の製造、販売も行う。今期3Q累計はヘルスケア分野が伸長も、在庫販売効果の剥落が影響した。 記:2024/04/14
4502 東証プライム
4,089
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 6,469,922百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
1,426
4/26 15:00
+1.5(%)
時価総額 326,748百万円
化粧品大手。訪販主体のポーラと通販主体のオルビスが柱。ビューティケア事業は堅調。オルビスブランドは直販でUVのスペシャルケア品等が伸びる。23.12期通期は2桁営業増益。24.12期は2桁最終増益計画。 記:2024/04/07
6472 東証プライム
306.9
4/26 15:00
-9.1(%)
時価総額 163,413百万円
大手ベアリングメーカー。自動車向けのハブベアリングやドライブシャフトで世界シェアトップクラス。アフターマーケット向けにも強み。「H3ロケット」試験機2号機に軸受を供給。半導体不足解消し3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/22
6594 東証プライム
7,115
4/26 15:00
+229(%)
時価総額 4,242,561百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6724 東証プライム
2,737
4/26 15:00
+24.5(%)
時価総額 1,093,801百万円
インクジェットプリンター大手。プロジェクターやウエアラブル機器も手掛ける。超微細・精密加工技術に定評。24.3期3Qはプリンティングソリューションズ事業が堅調。オフィス共有IJPのインク売上等が伸びる。 記:2024/04/16
7267 東証プライム
1,750.5
4/26 15:00
+4.5(%)
時価総額 9,512,716百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
9613 東証プライム
2,432.5
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 3,411,581百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07