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前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い相場展開のなか、個人主体による中小型株が中心~

2022/12/27 8:32 FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い相場展開のなか、個人主体による中小型株が中心~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着感の強い相場展開のなか、個人主体による中小型株が中心 ■高島屋、23/2上方修正 営業利益285億円←255億円 ■前場の注目材料:村田製作所、車載部品強化、国内で慣性センサーなど量産体制整備 ■こう着感の強い相場展開のなか、個人主体による中小型株が中心 27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場はクリスマスの振替で休場。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの26370円だったほか、26360円~26390円での横ばいで推移していた。円相場は1ドル132円90銭台と落ち着いた値動きで推移している。欧米市場が休場のなかで市場参加者は限定的であり、クリスマス明け後の欧米市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強い。 昨日の東証プライムの売買高は8億2000万株にとどまっており、そのなかで裁定買いによる動きから日経平均は反発した。短期筋によるリバランス狙いの動きもあったと考えられ、日経平均は上値を抑えられている5日線を捉えてきた。欧米市場の休場明けの動向を見極めたいとする流れから5日線を明確にクリアしてくる流れは考えづらく、反対に短期筋による前日の上昇に対するリバランスの動きを意識させそうである。 ただし、日経平均はボリンジャーバンドの切り下がる-2σと-3σに沿った調整トレンドを継続していることもあり、-2σが位置する26320円辺りでの底堅さがみられるようだと、26420円水準の5日線をクリアしてくる展開も想定されやすく、薄商いながら直近の下落に対するリバウンドを意識させてこよう。なお、日本銀行の黒田総裁は26日、経団連で講演し市場で「事実上の利上げ」と受け止められた金融緩和策の一部修正について「出口の一歩ということでは全くない」と改めて強調した。28日には20日の金融政策決定会合における「主な意見」の公表を控えているが、講演を受けた円相場は落ち着いた動きで推移していることもあり、円高を警戒していたショート筋によるカバーを誘いそうだ。 物色はこう着感の強い相場展開のなか、個人主体による中小型株が中心になりそうだ。IPOラッシュのなか、昨日は公募割れからの一段安も見られており、センチメントを冷ます場面も見られたが、セカンダリーでは調整一巡感が意識されている銘柄などを見直す動きなどもあり、成長期待のある銘柄などの押し目は狙いたいところでもあろう。 ■高島屋、23/2上方修正 営業利益285億円←255億円 高島屋<8233>は2023年2月期業績予想の修正を発表。営業収益は4390億円から4500億円、営業利益を255億円から285億円に上方修正した。個人消費は堅調に推移しているほか、一過性の大口受注や円安進行による海外グループ会社の円建てでの押上げ効果もあり、営業収益、営業利益とも改善している。営業利益はコンセンサス(272億円程度)を上回る修正となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26405.87、+170.62) ・大阪夜間取引の日経先物は変わらず(26370、日中比 0) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・村田製作所<6981>車載部品強化、国内で慣性センサーなど量産体制整備 ・三菱重<7011>三菱電と発電機事業統合へ、24年に新会社 ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀、インドネシアのフィンテック企業に260億円出資 ・昭和電工<4004>印社に酢酸ビニルモノマー製造のライセンス供与 ・三井物産<8031>住友ファーマAHの全株取得、アニマルヘルス事業推進 ・パナHD<6752>インドでラストマイル交通運用支援、電動3輪・地下鉄組み合わせ ・ヤマハ<7951>車部品拡大へ号砲、車載オーディオ軸に新事業確立 ・CKD<6407>東北で半導体製造装置向け機器増産、工場物件取得 ・ライオン<4912>ジョブ型人事を来月導入、9職群分類、管理職900人で開始 ・三菱化工機<6331>東邦ガスに中型水素製造装置、知多緑浜工場向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月有効求人倍率(予想:1.36倍、10月:1.35倍) ・08:30 11月失業率(予想:2.6%、10月:2.6%) <海外> ・10:30 中・11月工業企業利益 《ST》
関連銘柄 11件
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11/22 15:30
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時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4912 東証プライム
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時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
6331 東証プライム
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時価総額 25,839百万円
1935年創立の総合エンジニアリング企業。一般化学プラントなど各種プラント機器の製造・設計・調達・建設を行う。油清浄機等の単体機械事業も手掛ける。クリーンエネルギー事業を中心に新規事業の創出等を図る。 記:2024/10/09
6407 東証プライム
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時価総額 170,180百万円
空気圧機器、駆動機器、自動機械装置等を手掛ける機械メーカー。愛知県小牧市に本社。空気圧機器で国内シェアトップクラス。流体制御技術などが強み。配当性向40%目安。グローバル化の加速で海外市場の拡大図る。 記:2024/10/04
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,562
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時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7011 東証プライム
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時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7951 東証プライム
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時価総額 592,142百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
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時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8233 東証プライム
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-2.5(%)
時価総額 393,677百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
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時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29