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日銀ショックで一時26500円割れ【クロージング】

2022/12/20 16:10 FISCO
*16:10JST 日銀ショックで一時26500円割れ【クロージング】 20日の日経平均は大幅続落。669.61円安の26568.03円(出来高概算18億4000万株)で取引を終えた。10月24日以来、約2カ月ぶりに27000円を割り込んで取引を終えた。日銀の金融政策決定会合で、マイナス金利政策の維持を決定したものの、長期金利の変動幅を従来の±0.25%から±0.5%程度に拡大することを決めた。想定外の緩和修正を受けて、リスクオフの動きが一段と強まり、日経平均は一時26416.91円まで下押し、取引時間中としては10月13日以来となる26500円を割り込む場面もあった。引け後に予定される黒田東彦日銀総裁の記者会見で、今回の政策修正に至った経緯などを確認したいとの見方が多く、安値圏での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、銀行、保険など4業種が上昇。一方、不動産、精密機器、輸送用機器、電気機器など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東京海上<8766>、千葉銀<8331>、三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、しずおかFG<5831>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>が軟調だった。 前日までの下げの反動や日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、前場の日経平均は底堅く推移していた。しかし、金融政策決定会合の結果が伝わると、ランチタイムで先物が大きく売られ、リスク回避の動きにつながった。これまで、現行の金融政策が維持されると大方の投資家が考えていただけに、意外感が強く、日銀ショックに見舞われる形になった。関係者からは「市場との事前の対話がなく、唐突な政策修正だったために、ネガティブサプライズが強まった」との指摘が多い。一方、日銀の政策修正を受けて金利先高観から、銀行や保険など金融セクターに投資資金がシフトした。 きょうのマーケットは日銀ショックに陥ったが、売買の主体がヘッジファンドなどの短期筋中心による売りが強まった面が強いだろう。ただし、市場参加者が限られるなかで大きく振らされやすい需給状況のなか、再び売り圧力が強まる可能性はあるだろう。少なからず需給状況は悪化したため、戻りの鈍さが意識される局面においては、ショートの動きが強まりやすい。 《FA》
関連銘柄 10件
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時価総額 919,177百万円
静岡銀行を中核とする金融持株会社。持分法適用関連会社にマネックスグループ。静岡県内で強固な地盤を持つほか、隣接する神奈川県でも営業基盤を構築。資金運用収益や株式売却益の増加で、3Q累計は増収・経常増益。 記:2024/03/29
6178 東証プライム
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時価総額 5,472,831百万円
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に有するグループ会社。約2万4千の郵便ネットワークを持つ。郵便・物流事業は売上伸び悩むが、郵便局窓口事業や銀行業が売上下支え。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/04/09
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エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
36,090
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1,553.5
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+31(%)
時価総額 20,633,579百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8331 東証プライム
1,331.5
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時価総額 1,085,866百万円
千葉県が地盤の大手地方銀行。県内で最大規模。預金や貸出、為替等の銀行業務に加え、リースやクレジットカード等の金融サービスを提供する。今期3Q累計は資金運用収益が増加した。経常費用の増加を吸収した。 記:2024/02/07
4,920
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時価総額 10,036,800百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。国内損害保険事業が堅調。元受正味保険料は傷害保険、自動車保険が増加。24.3期2Qは収益伸長。 記:2024/02/02
9983 東証プライム
41,010
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時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
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+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10