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前場に注目すべき3つのポイント~こう着感が強まる局面においては、個人主体の中小型株に資金がシフト~

2022/12/2 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着感が強まる局面においては、個人主体の中小型株に資金がシフト~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着感が強まる局面においては、個人主体の中小型株に資金がシフト ■伊藤園、2Q営業利益 4.4%増 113億円 ■前場の注目材料:関西ペイント、国内生産再編、3地区に拠点集約、投資1000億円超 ■こう着感が強まる局面においては、個人主体の中小型株に資金がシフト 2日の日本株市場は、売り先行で始まることになりそうだが、売り一巡後の底堅さは意識されそうだ。1日の米国市場ではNYダウが194ドル安だった。11月のISM製造業景況指数がパンデミック以降で最低水準に落ち込んだため景気後退入りを懸念した売りが先行した。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑から長期金利がさらに低下したため、ハイテクの一角が買い戻されており、相場の下値を支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の28010円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。円相場は円高傾向を見せていることから輸出関連などは利益確定の動きが優勢になりやすいところである。一方で、米国市場の下げについては前日の大幅な上昇に対する反動といった範囲であり、東京市場においても売り一巡後は底堅さが意識されやすいだろう。日経平均は切り上がる25日線を支持線としたトレンドを形成しているなか、調整局面における押し目待ちの買い意欲は強そうだ。 また、米雇用統計の発表を控えていることから積極的な売買は手控えられるものの、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げペースの減速が見込まれるなか、ショートも仕掛けづらいところであろう。そのため28000円辺りでの底堅さは意識されやすく、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続するとみておきたい。そのほか、VIX指数は20を下回ってきており、リスク選好の動きは継続している。 物色の流れとしては米長期金利の低下を背景にハイテク株のリバウンド狙いのほか、こう着感が強まる局面においては、個人主体の中小型株に資金がシフトしやすい。特にIPO銘柄の好調が目立っていることもあって、個人の需給状況は良好と見られる。資金回転が効きやすく、直近IPO銘柄などへも資金が広がる可能性はありそうだ。 ■伊藤園、2Q営業利益 4.4%増 113億円 伊藤園<2593>が発表した2023年4月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比8.9%増の2272.62億円、営業利益は同4.4%増の113.35億円だった。主力の飲料「お~いお茶」ブランドの販売数量が7%伸びたほか、4月に値上げをしたタリーズコーヒー事業で採算が大幅に改善した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28226.08、+257.09) ・ナスダック総合指数は上昇(11482.45、+14.45) ・VIX指数は低下(19.84、-0.74) ・米原油先物は上昇(81.22、+0.67) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・関西ペイント<4613>国内生産再編、3地区に拠点集約、投資1000億円超 ・住友電工<5802>来年度の設備投資1900億円に抑制、世界経済減速リスクに備え ・中部電力<9502>電力カルテル、中部・中国・九州などに課徴金1000億円 ・パナHD<6752>ヤンマーESと分散型エネルギーで協業、業務用空調機に廃熱利用 ・IHI<7013>JFEからメタネーション装置受注、製造能力世界最大級 ・住友電工<5802>独社から太陽光監視装置受注、海外で拡販 ・フジテック<6406>香港投資ファンドのオアシス、臨時総会請求、社外取全員解任求める ・GSIクレオス<8101>ツジコーのタイ現法に出資、天然着色料原料を安定供給 ・住友商事<8053>エジプトで陸上風力に参画、UAEアメア・パワーと連携 ・アース製薬<4985>炭酸入浴剤の能力倍増、兵庫・赤穂工場に新ライン ・帝人<3401>帝人などPET再生で新会社、国内外に「繊維to繊維」技術提供 ・ライオン<4912>国際事業本部を再編、地域発想の戦略立案・推進にシフト ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 11月マネタリーベース(10月:前年比-6.9%) ・10:30 黒田日銀総裁あいさつ <海外> ・11:40 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁討論会参加 《ST》
関連銘柄 12件
2593 東証プライム
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時価総額 329,728百万円
清涼飲料メーカー。国内トップの茶葉製品・茶系飲料に強み。傘下にタリーズコーヒー。24.4期上期は飲料の値上げ効果が大。ラリーズも堅調。原材料高や人件費増こなして増収・大幅増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
3401 東証プライム
1,515.5
4/25 15:00
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時価総額 299,999百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
4613 東証プライム
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時価総額 426,734百万円
大手総合塗料メーカー。自動用や建築用、工業用の業務用塗料の製造、販売を主力に、家庭用治療や電子材料、バイオ関連製品も手掛ける。自動車用に強みを持つ。今期3Q累計は自動車を中心に伸長した。売価改善も浸透。 記:2024/04/15
4912 東証プライム
1,376.5
4/25 15:00
+11.5(%)
時価総額 402,676百万円
トイレタリー用品や医薬品等を展開。オーラルケア国内首位。衣料品洗剤や石鹸も有力。ホームケア分野の競争力強化図る。薬品分野はニキビ薬等の売上が伸びる。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
4985 東証プライム
4,375
4/25 15:00
+35(%)
時価総額 96,591百万円
殺虫剤などの虫ケア用品が主力。洗口液や入力剤などの日用品も。大塚HD系列。23.12期3Q累計は虫ケア用品が最盛期に復調。だが入浴剤や家庭用マスクが冴えず。中国での販売も低調。今年2月に次期中計を公表へ。 記:2024/01/17
5802 東証プライム
2,380
4/25 15:00
-41(%)
時価総額 1,889,580百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
6406 東証プライム
3,745
4/25 15:00
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時価総額 308,588百万円
エレベータ・エスカレータ専業。収益の約半分をアジアで稼ぐ。国内市場では商品ラインナップを拡充。受注残高は増加。日本は黒字転換。南アジアは好調。固定資産売却益を計上。24.3期3Q累計は大幅最終増益。 記:2024/04/14
1,325
4/25 15:00
-68(%)
時価総額 3,251,626百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
7013 東証プライム
3,539
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-86(%)
時価総額 547,413百万円
陸上・航空宇宙・船舶海洋の総合重機製造。ターボチャージャーや航空エンジン、原子炉格納容器で実績。24.3期3Qは資源・エネルギー・環境部門が増収。東南アジアの大型発電所プロジェクトの進捗などが寄与。 記:2024/04/07
8053 東証プライム
3,857
4/25 15:00
-63(%)
時価総額 4,827,313百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
8101 東証プライム
2,205
4/25 15:00
-35(%)
時価総額 27,849百万円
繊維事業が主力の商社。半導体・化成品や工業材料、ホビー商材を手掛け、「MR.HOBBY」など自社ブランドに強み。高分子材料を用いた有機薄膜太陽電池を育成。ファイバーやアウターの好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9502 東証プライム
1,981.5
4/25 15:00
-42(%)
時価総額 1,501,977百万円
東海4県と長野県を管轄する電力会社。ガス小売も。再エネや海外M&Aを推進。火力発電は東電と合弁で行う。24.3期3Q累計は電源調達価格低下で期ズレ差益が拡大。持分法損益も急改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/02/07