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高値警戒感からの利益確定売りに加え、ソフトバンクGが重荷【クロージング】

2022/11/14 16:10 FISCO
*16:10JST 高値警戒感からの利益確定売りに加え、ソフトバンクGが重荷【クロージング】 14日の日経平均は反落。300.10円安の27963.47円(出来高概算14億6000万株)で取引を終えた。米ハイテク株高を映して買い先行で始まったものの、前週末に心理的節目の28000円を回復したことに伴う高値警戒感に加え、新たな自社株買いが見送られたことなどが嫌気されたソフトバンクG<9984>が一時14%超急落したことも投資家心理に悪影響を及ぼし、次第に利益確定売りが優勢となった。また、時間外取引での米国株価指数先物が軟調にしていることも買い手控え要因につながったとみられる。日経平均は大引けにかけて下げ幅を広げ、安値引けで28000円を割り込んだ。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、化学、ガラス土石の2業種を除く31業種が下落し、倉庫運輸、情報通信、パルプ紙、非鉄金属、空運、建設、石油石炭の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、資生堂<4911>、信越化<4063>が堅調だった半面、ソフトバンクGが1銘柄で日経平均を約181円押し下げたほか、オリンパス<7733>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、TDK<6762>が軟調だった。 11日の米国市場は、ハイテク株中心に買われ、主要株価指数は上昇。なかでも、SOX指数が3%超の大幅高となったことから、東京市場でも半導体関連株などが値を上げ、相場を支えていた。一方、ソフトバンクGの急落に加え、円相場が1ドル=138円台後半と円安傾向が一服しており、自動車などの輸出関連株にも売りが波及した。個別でも、市場予想に届かなかった通期業績予想を発表したオリンパス、東芝<6502>、DOWA<5714>、住友重<6302>などが下押しした。 先週末に28000円を回復しただけに、当然の一服との声が聞かれるなど、投資家心理の改善から年末高に向けた期待感は萎んではいない。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めの手を大きく緩めるとみるのは時期尚早との指摘も聞かれる。日米ともに主要企業の決算発表が峠を越えただけに、投資家の関心は再び米国の景気動向に向かうと見られ、米国の経済指標を睨んだ相場展開となりそうだ。なお、米国では今週、15日に卸売物価指数(PPI)、16日に小売売上高、鉱工業生産指数、17日には新規失業保険申請件数、18日に中古住宅販売件数などの発表が予定されている。 《FA》
関連銘柄 13件
2413 東証プライム
1,883
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時価総額 1,278,429百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4063 東証プライム
6,308
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時価総額 12,768,168百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4568 東証プライム
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時価総額 9,279,564百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4911 東証プライム
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時価総額 1,686,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
5,640
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時価総額 349,618百万円
非鉄大手。非鉄精錬、金属加工、環境リサイクル、電子材料、熱処理が柱。金属の分別・回収技術に強み。世界トップクラスの高出力を有する近赤外LEDチップを開発。販売費や一般管理費の増加で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/23
6302 東証プライム
4,493
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時価総額 552,212百万円
総合重機大手。減・変速機や射出成形機に強み。半導体装置や建機なども。24.12期は営業益反落計画も為替想定1ドル135円。物流・建設関連の受注残も豊富。新中計では26.12期に営業益1000億円を目指す。 記:2024/04/12
6502 東証プライム
4,590
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時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6762 東証プライム
7,216
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時価総額 2,805,379百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
7733 東証プライム
2,187
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時価総額 2,812,246百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
33,600
4/26 0:00
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時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,347
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時価総額 10,016,270百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,540
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時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/26 0:00
±0(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10