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27000円水準でのこう着、TOPIXのリバランスに伴い商いは膨らむ【クロージング】

2022/10/28 16:13 FISCO
*16:13JST 27000円水準でのこう着、TOPIXのリバランスに伴い商いは膨らむ【クロージング】 28日の日経平均は続落。240.04円安の27105.20円(出来高概算24億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でメタ・プラットフォームズの急落が嫌気されハイテク株が幅広く売られた流れから売り先行で始まり、取引開始直後に26981.08円まで下げる場面が見られた。ただし、国内半導体関連企業の好決算を映して、値がさ株の一角が堅調に推移しているため、売り一巡後は下げ渋る動きを見せており、27000円を上回っての推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、陸運、サービス、ゴム製品、保険など10業種が上昇。一方、海運、精密機器、鉱業、非鉄金属、電気機器など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、第一三共<4568>、富士通<6702>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が軟調だった。 前日の米国市場は、NYダウは上昇したものの、メタ・プラットフォームズやアマゾン・ドットコムといったハイテク銘柄の低調な決算を映して、ナスダック指数、SOX指数は下落した。これを嫌気し、東京市場でもハイテク株などを中心に売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時、350円を超える場面もあった。また、通期業績予想の下方修正を発表したファナックや第3四半期のHDD基盤の減収見通しを発表したHOYA<7741>が値を消したことも響いた。一方、好決算を発表したアドバンテスなどが堅調だった。 米ハイテク企業の業績懸念が相場の重荷になったが、アップル以外のGAFAM4社が業績を悪化させたからといって国内企業への悪影響は軽微にとどまり、過度な不安感を持つ必要はないとの指摘が聞かれた。また、来週も国内主要企業の上半期決算で、好調なものが続くのであれば、日本株を見直す好機につながるだろう。ただ、日経平均は27000円に近づくと底堅さをみせるものの、27500円に接近すると戻り待ちの売りが活発化してくるため、こう着感を抜け出すには新たな刺激材料が不可欠で、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が手掛かり材料になりそうだ。 《FA》
関連銘柄 11件
4568 東証プライム
5,502
5/2 15:00
+167(%)
時価総額 10,712,581百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6702 東証プライム
2,463
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 5,101,139百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7741 東証プライム
18,225
5/2 15:00
-210(%)
時価総額 6,580,610百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,422
5/2 15:00
+19(%)
時価総額 10,189,084百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10