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前場に注目すべき3つのポイント~積極的なポジションは取りづらいものの、押し目は狙いたいところ~

2022/10/28 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~積極的なポジションは取りづらいものの、押し目は狙いたいところ~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:積極的なポジションは取りづらいものの、押し目は狙いたいところ ■アドバンテス、2Q営業利益 85.2%増 879億円、通期据え置き ■前場の注目材料:日本精工、中国拠点の裁量拡大、EV用軸受の現地化加速 ■積極的なポジションは取りづらいものの、押し目は狙いたいところ 28日の日本株市場は、売り優勢ながらも下値の堅さは意識されやすい相場展開が見込まれよう。27日の米国市場ではNYダウが194ドル高だった。7-9月期国内総生産(GDP)速報値は3四半期ぶりプラス成長に回復したため、リセッション懸念が後退し買い先行で始まった。キャタピラーなど良好な主要企業決算を好感した買いのほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、NYダウは終日堅調に推移した。一方でメタプラットフォームズの下落が他のハイテク株へ売りが波及する格好となり、ナスダックは続落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の27075円。円相場は1ドル146円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになろう。メタプラットフォームズの下落は昨日の時点で織り込まれているが、アマゾン・ドット・コムは10-12月期の見通しが市場予想に届かず、時間外取引で急落している。大型テック株の予想を下回る決算を受けた急落が相次ぐなか、相場全体の重荷になりそうだ。 とはいえ、キャタピラーが8%近く上昇するなど、予想を上回った決算を評価した動きは見られている。大型テック株は弱いものの、その他では予想ほど悪くないといった見方から買われており、センチメントは改善傾向にあると考えられる。 また、VIX指数は低下傾向を継続しており、FRBが利上げペースを鈍化させるとの見方からリバランスの動きが見られている。昨日の東京市場においてもメタプラットフォームズが下落するなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を中心に底堅い値動きを見せており、リバランスに伴う買い戻しの動きが見られていた。そのため、売り先行ながらも、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。 日経平均は75日線に上値を抑えられる格好となったものの、下値の堅さは意識されやすく、27000円に接近する局面においては押し目狙いの買いは入りやすいとみておきたい。物色の流れとしては、相対的に出遅れている銘柄やセクターの修正リバウンドを狙った動きになりそうだ。不透明感はあり、週末要因から積極的なポジションは取りづらいものの、押し目は狙いたいところだろう。 ■アドバンテス、2Q営業利益 85.2%増 879億円、通期据え置き アドバンテス<6857>が発表した2023年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比46.2%増の2748.06億円、営業利益は同85.2%増の879.16億円だった。コンセンサス(875億円程度)を若干上回る。先端半導体の量産化で試験装置の需要が伸び収益を押し上げたほか、円安進行も収益増に寄与。2023年3月期業績は、売上高が前期比31.9%増の5500億円、営業利益は同48.2%増の1700億円と、7月に上方修正した計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32033.28、+194.17) ・1ドル=145.80-90円 ・米原油先物は上昇(89.08、+1.17) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・日本精工<6471>中国拠点の裁量拡大、EV用軸受の現地化加速 ・トヨタ<7203>JERAと大容量蓄電システム運転開始、車載電池再利用 ・ホンダ<7267>国内4輪生産、来月上旬正常稼働へ、5カ月ぶり ・三菱商事<8058>独社と新会社、素材向けコンサル・エンジ提供 ・北陸電力<9505>来年4月に電気料金値上げ、43年ぶり「規制料金」も ・レンゴー<3941>愛媛に段ボール製品の新工場、140億円投資 ・日立建機<6305>欧州で電動建機の開発~販売一本化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 10月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+3.2%) ・08:30 9月有効求人倍率(予想:1.33倍、8月:1.32倍) ・08:30 9月失業率(予想:2.5%、8月:2.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 8件
3941 東証プライム
1,014.5
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時価総額 274,986百万円
段ボール製品国内首位、段ボール原紙で2位。紙器や軟包装、重包装用段ボールなど包装資材に強み。板紙・紙加工関連事業は収益伸長。販売量は減少だが、製品価格の改定などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/25
6305 東証プライム
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時価総額 878,960百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。純国産技術による機械式ショベルを国内で初めて開発。超大型油圧ショベルの拡販など米州事業の拡大図る。 記:2024/04/30
6471 東証プライム
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時価総額 421,775百万円
国内最大のベアリングメーカー。産業機械軸受と精密位置決め用部品を手掛ける。自動車軸受や自動車部品等も。24.3期3Qは増収。自動車事業が売上下支え。自動車生産台数の増加で日本、米州などで売上が増加。 記:2024/02/26
6857 東証プライム
5,836
6/20 15:00
+210(%)
時価総額 4,471,362百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,084
6/20 15:00
-23(%)
時価総額 50,315,420百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,663.5
6/20 15:00
-17.5(%)
時価総額 9,039,933百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
8058 東証プライム
3,054
6/20 15:00
-4(%)
時価総額 13,170,320百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9505 東証プライム
1,035
6/20 15:00
-4.5(%)
時価総額 217,696百万円
電力会社。富山、石川、福井の北陸3県と岐阜の一部で、火力や水力、原子力の発電、売電。送配電事業を行う。火力、水力の発電が主力。今期3Q累計は増収、利益は黒字転換した。小売や託送料金の改定が寄与した。 記:2024/03/05