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クロージング:アップルのiPhone増産計画断念報道をネガティブ視、日経平均は一時26000円割れ

2022/9/28 16:03 FISCO
*16:03JST クロージング:アップルのiPhone増産計画断念報道をネガティブ視、日経平均は一時26000円割れ 28日の日経平均は急反落。397.89円安の26173.98円(出来高概算15億5000万株)で取引を終えた。売り先行で始まり、開始直後には26500円を回復するなど下げ渋る動きも見られた。ただし、前場半ば辺りに「米アップルが新型スマートフォン「iPhone14」の増産計画を断念する」と伝わると、電子部品関連などを中心に幅広い銘柄に売りが強まり、日経平均は前引け間際に一時25938.36円まで下げ幅を広げ、約3カ月ぶりに26000円を割り込んだ。その後は心理的な節目を割り込んだことから買い戻しの動きが入ったものの、欧米中銀による積極的な利上げを背景にした世界的な景気減速懸念は拭えず、26000円を挟んでのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、パルプ紙、医薬品、精密機器を除く30業種が下落し、海運、不動産、鉄鋼、小売などの下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、中外薬<4519>、ヤマハ<7951>、富士フイルム<4901>、塩野義<4507>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>の1社で日経平均を約120円押し下げたほか、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>が軟調。 前日の米国市場は、世界的な金融引き締め観測から米長期金利が一時、3.99%と2010年4月以来、12年ぶりの水準に上昇したことが重荷となり、NYダウは年初来安値を更新。この流れを受けて売りが先行して始まった。また、米アップルの報道をきっかけに時間外取引での米株先物が下落に転じたほか、TDK、ソニーG<6758>、京セラ<6971>といったアップルサプライヤーが総崩れとなり、日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。 本日は権利付最終売買日で、配当などの権利取りを意識した買いも散見されたが、海外短期筋による仕掛け的な売りを強めているほか、内外の機関投資家はキャッシュポジションを高めているとの声も聞かれるなど、投資家心理は大きく悪化している。このため、欧米でのインフレ動向の落ち着きを確認するまでは、積極的にリスク資産に資金を振り向けるのは難しそうで、調整局面は長引く可能性もありそうだ。 《FA》
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4507 東証プライム
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時価総額 2,302,309百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4519 東証プライム
5,026
5/1 15:00
-24(%)
時価総額 8,438,946百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,549
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時価総額 1,942,217百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
3,369
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時価総額 4,190,622百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6758 東証プライム
13,100
5/1 15:00
+15(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
7,161
5/1 15:00
+77(%)
時価総額 2,783,996百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6954 東証プライム
4,659
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時価総額 4,703,479百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6971 東証プライム
1,908
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時価総額 2,881,984百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7951 東証プライム
3,312
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-25(%)
時価総額 620,338百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,940
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-180(%)
時価総額 16,478,857百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,190
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時価総額 13,107,523百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,789
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-126(%)
時価総額 13,420,089百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10