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前場に注目すべき3つのポイント~業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心に~

2022/9/26 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心に~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心に ■北海電力、23/3業績予想 営業損失▲640億円 ■前場の注目材料:トヨタ、ロシアから撤退、ウクライナ侵攻で生産再開見通せず ■業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心に 26日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが486ドル安だった。英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表し、インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念に欧州市場が大幅安となった流れが波及した。米長期金利も一段と上昇し景気後退懸念を受けた売りも強まった。引けにかけて世界的な株安を警戒した投資家心理の悪化で、ポジションを手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大させた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比615円安の26415円。円相場は1ドル143円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンで始まることになろう。日経平均先物は祝日取引のナイトセッションで一時26250円まで売られる場面も見られた。英国政府の減税策がトリガーとなり、米国市場への景気後退を懸念した売りが強まっていた。これによりVIX指数は一時32.31まで急伸し、6月半ば以来の水準まで上昇した。終値は29.92と30.00を下回ったものの上へのトレンドが強まってきており、リスク回避姿勢を強めることになりそうだ。 そのため、インデックスに絡んだ商いが強まりやすく、指数インパクトの大きい値がさ株などへは売りが向かいやすいところである。景気後退懸念のほか、ロシアのプーチン政権は予備役の動員に踏み切るなど、地政学リスクへの警戒もリスク回避に向わせやすい。物色はインデックスの影響を受けにくい銘柄に向かいやすく、業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。 今週は9月末の権利付き最終日を迎えることから高配当銘柄への物色が意識されやすいところであるが、本日のギャップダウンによって売り一巡後の配当、優待狙いの動きを見せてくるかが注目されそうである。なお、日経平均は22日の下落でボリンジャーバンドの-2σまで調整してきた。本日はギャップダウンで-2σを明確に下放れてくるため、売られ過ぎシグナルが意識されてくる可能性はありそうだ。ただし、売り一巡後の戻りの鈍さが目立つ局面ではポジション圧縮の動きが強まりやすく、次第に節目の26000円や7月安値の25841.75円辺りまでの調整を警戒してくる可能性はあるだろう。短期的な値幅取り狙いの動きが中心。 ■北海電力、23/3業績予想 営業損失▲640億円 北海電力<9509>は2023年3月期の業績予想を発表。売上高は前期比46.2%増の9700億円、営業損益は640億円の赤字(前期は249.70億円の黒字)を見込む。燃料価格の上昇が重荷となるなか、電力価格への反映ができない状況が響く。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・トヨタ<7203>ロシアから撤退、ウクライナ侵攻で生産再開見通せず ・マツダ<7261>ロシア生産終了へ、現地合弁と協議 ・IHI<7013>航空機エンジン復調、スペアパーツ回復で国内工場フル稼働 ・千代建<6366>独イネラテックと協業、合成燃料のEPC共同受注 ・コマツ<6301>独見本市に電動ショベル複数出展、開発進展PR ・タクマ<6013>ゴミ焼却発電施設で最高位受賞、フェーズフリーアワード ・ローツェ<6323>上海新工場が完成、半導体ウエハー搬送装置の生産能力8倍 ・大日本印刷<7912>佐賀“嬉野メタバース”構築、地域創生を支援 ・富士フイルム<4901>ウエハー用研磨剤を国内生産、熊本で24年から ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6013 東証プライム
1,639
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 136,037百万円
ごみ処理プラントやバイオマス発電プラント、下水汚泥焼却発電プラント等の設計・施工、メンテナンス等を行う。汎用ボイラの製造・販売等も。中計では27.3期経常利益140億円目標。EPC事業の拡大等に取り組む。 記:2024/06/24
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
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時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6323 東証プライム
1,775.5
11/22 15:30
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時価総額 313,198百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6366 東証スタンダード
342
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 89,031百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
9509 東証プライム
841.2
11/22 15:30
-8.4(%)
時価総額 181,104百万円
北海道を管轄する電力会社。原発停止で火力と他社受電が柱に。ガス小売等も手掛ける。連結子会社に北海道電力ネットワーク、北海電気工事など。販売電力量は足踏みを見込む。石狩湾新港発電所は30年度に運転開始予定。 記:2024/06/09