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米国の大幅な利上げ継続に伴う景気後退懸念から一時27000円割れ【クロージング】

2022/9/22 16:01 FISCO
*16:01JST 米国の大幅な利上げ継続に伴う景気後退懸念から一時27000円割れ【クロージング】 22日の日経平均は続落。159.30円安の27153.83円(出来高概算11億4000万株)で取引を終えた。大幅な金融引き締めの長期化による景気後退懸念から売られた米国市場の流れを受け、値がさハイテク株中心に売られ、日経平均は前場終盤にかけて下げ幅を広げ、26955.18円まで下押し、取引時間中としては、7月19日以来約2カ月ぶりに27000円を割り込んだ。ただ、日銀の金融政策決定会合を受けて、改めて日米金利差を意識した動きからドル円相場が一時1ドル=145円台と円安が進んだため、円安メリット株が相場を下支えしたほか、心理的な節目を割り込んだことによる押し目買いも入り、売り一巡後は下げ渋っていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の約6割を占めた。セクター別では、陸運、輸送用機器、空運、卸売など12業種が上昇。一方、海運、保険、繊維製品、サービス、銀行など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、トヨタ<7203>、豊田通商<8015>、三菱商<8058>、SUBARU<7270>、デンソー<6902>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が軟調だった。 注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)は大方の予想通り、0.75%の利上げが決まったが、3カ月ごとにまとめる政策金利見通しなども公表され、政策金利は2022年末で4.4%、23年末は4.6%と前の予想から引き上げられ、タカ派色が強まった。これを受け、米主要株価指数は大幅利上げによる景気後退への警戒感から大幅続落。東京市場も金利動向に敏感な半導体関連や電子部品関連株、景気敏感株中心に売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。また、プーチン露大統領が部分的動員指令に署名したことで地政学リスクが再燃したことも投資家心理に悪影響を及ぼしたとみられる。ただ、円相場が午後に入り、一時1ドル=145円台へと一段と円安が進むと、自動車など輸出関連株の一角には値ごろ買いが入り、全体相場を下支えする形となった。 日経平均は一時的にではあるが、心理的な節目の27000円を約2カ月ぶりに割り込んだ。米国の積極的な利上げ継続が世界景気の減速につながりかねないとの不安感が最大の重荷となった形だ。また、国内では上半期末や日経平均の定期銘柄入れ替えに伴うリバランスなどで需給関係に一抹の不安が残り、目先は不安定な値動きを強いられる可能性がある。そのため、目先的には個別企業の動向に注目が集まるほか、テーマのある材料株での短期的な物色が中心になりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17