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前場に注目すべき3つのポイント~オーバーシュート気味に下落する局面においては、自律反発を想定した押し目狙いも~

2022/9/5 8:26 FISCO
*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~オーバーシュート気味に下落する局面においては、自律反発を想定した押し目狙いも~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:オーバーシュート気味に下落する局面においては、自律反発を想定した押し目狙いも ■アインHD、1Q営業利益 5.4%増 27.53億円 ■前場の注目材料:トヨタ、オフィス再編、東京・品川に新拠点、名古屋も効率化 ■オーバーシュート気味に下落する局面においては、自律反発を想定した押し目狙いも 5日の日本株市場は、売り先行で始まった後は次第に底堅さが意識される相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが337ドル安だった。8月雇用統計で労働市場の健全性が証明されたほか、賃金の伸びも安定する良好な結果となったため、ハードランティング回避を期待した買いが先行した。ただし、ロシアのガスプロムが「ノルドストリーム1」の稼働停止を継続すると発表すると、欧州発の燃料危機を警戒した売りに下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の27515円。円相場は1ドル140円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになろう。週明けの米国市場はレイバーデーの祝日で休場となることから海外勢のフローは限られているため、短期筋の仕掛け的な売買に振らされやすいだろう。NYダウ、ナスダックともに朝方の上昇で75日線を捉える場面が見られたものの、その後の弱い値動きによって75日線が上値抵抗線として意識されてきた。日経平均についても75日線が意識されてきたことから、同線が位置する27380円辺りを試す動きもありそうだ。 ただし、今週は週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、基本的には限月交代に伴うロールオーバーの動きが中心となる。先物主導での仕掛け的な動きについても短期的な動きが中心になるだろう。また、75日線水準にはボリンジャーバンドの-2σが位置しているため、同水準までの調整によって、売られ過ぎも意識されてくる可能性はありそうだ。オーバーシュート気味に下落する局面においては、その後の自律反発を想定した押し目狙いのロングを想定しておきたいところ。 とはいえ、積極的にトレンドを取りに行く動きも限られることから、自律反発狙いについても短期的な商いが中心になろう。物色については引き続き個別に材料の出ている銘柄のほか、個人主体の資金は流動性の低い銘柄での値幅取りを狙った動きや指数連動性の低い銘柄などでの短期的な動きに向わせよう。ただし、流動性の低い銘柄については資金の逃げ足も速いことから、フットワークの速さが求められそうだ。そのほか、ロシアのガスプロムが「ノルドストリーム1」の稼働停止を継続することで、足元で調整が継続している資源関連などへは短期的なリバウンドを狙った動きもあるだろう。 ■アインHD、1Q営業利益 5.4%増 27.53億円 アインHD<9627>ヴが発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比8.6%増の814.70億円、営業利益は同5.4%増の27.53億円だった。女性向けドラッグストア「アインズ&トルぺ」の来店客数が回復した。調剤薬局の店舗数が増えたことも寄与した。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・VIX指数は低下(25.47、-0.09) ・米原油先物は上昇(86.87、+0.26) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・トヨタ<7203>オフィス再編、東京・品川に新拠点、名古屋も効率化 ・住友化学<4005>次世代マイクロディスプレー材を来年本格量産、AR・VR端末向け ・日野自<7205>ロシア生産断念、新設工場は完成後に売却 ・三菱商事<8058>三井物産と豪西部沖でCO2回収・貯留事業調査、探査ライセンス取得 ・ニコン<7731>独SLMを840億円で買収、金属積層造形シェア拡大 ・パナHD<6752>チェコに200億円投資、欧州向け温水暖房機増産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・8月財新サービス業PMI(予想:54.0、7月:55.5) 《ST》
関連銘柄 7件
4005 東証プライム
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時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
1,551
11/22 15:30
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
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時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7731 東証プライム
1,845.5
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時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9627 東証プライム
4,937
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 174,908百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09