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米国の利上げ長期化を警戒したリスクオフの流れが波及し28000円割れ【クロージング】

2022/8/29 16:06 FISCO
*16:06JST 米国の利上げ長期化を警戒したリスクオフの流れが波及し28000円割れ【クロージング】 29日の日経平均は3営業日ぶりに大幅反落。762.42円安の27878.96円(出来高概算10億7000万株)と終値ベースでは10日以来となる28000円を割り込んで取引を終えた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議での講演で、インフレ抑制に向けた引き締め路線は「やり遂げるまでやり続けなければならない」などと述べたことから、利上げ長期化を警戒した売りから26日の米国市場は下落。この流れから日経平均は前場中盤には一時27788.12円まで下げ幅を広げた。ただし、一時1ドル=139円台へと円安が進んだことが相場の下支え要因のとなり、27850円を挟んだこう着が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭の2業種を除く31業種が下落し、精密機器、機械、サービス、電気機器、金属製品、ガラス土石、海運の下落が際立った。指数インパクトの大きいところでは、ホンダ<7267>、いすゞ<7202>、SUBARU<7270>、三井化学<4183>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>が軟調だった。 26日のNYダウは1000ドル超の急落となるなど主要株価指数は下落。また、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーも大幅な利上げを示唆し、米欧各国の利上げによる景気へ悪影響が重しになった。東京市場でもリスク回避の動きが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時850円を超えた。米国の利上げ長期化観測を受けた日米金利差拡大観測を背景に円相場が一時1ドル=139円台まで円安が進んだことで、輸出関連株の一角が下げ渋ったほか、個別材料株に投資資金がシフトした。 米欧金融当局のタカ派姿勢が鮮明になったことで、大幅な利上げによる世界景気の悪化が危惧されている。また。ジャクソンホール会議という注目イベントを消化し、次回、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に残すところは今週末9月2日発表の8月の雇用統計と9月13日発表の8月の消費者物価指数(CPI)となる。FRBがタカ派スタンスを継続するなか、利上げ幅が0.75%になるのか、0.5%になるのか見極めるためにも両指標には注目が集まりそうだ。 《FA》
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大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4543 東証プライム
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6367 東証プライム
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7202 東証プライム
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時価総額 1,514,457百万円
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7267 東証プライム
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7270 東証プライム
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時価総額 2,643,658百万円
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8035 東証プライム
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時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
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時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
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時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10