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買い先行も円高進行を背景に輸出関連株中心に利食いの動きに【クロージング】

2022/7/29 15:59 FISCO
*15:59JST 買い先行も円高進行を背景に輸出関連株中心に利食いの動きに【クロージング】 29日の日経平均は小幅に反落。13.84円安の27801.64円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。前日の米国株高を映して買いが先行して始まり、取引開始直後には一時28001.80円まで値を上げる場面もあった。ただ、週末に加え、円相場が1ドル=132円台後半へと円高方向に傾いていることから輸出関連株中心に売り物がちとなり、買いが一巡した後は、27800円前後でのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは、サービス、空運、陸運、海運など10業種が上昇。一方、医薬品、精密機器、情報通信、保険など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、デンソー<6902>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 前日の米国市場では、4-6月期GDP成長率が2期連続のマイナスとなったことで、利上げペース鈍化への期待が高まり、主要3株価指数は上昇。この流れを受けて、東京市場でも投資マインドが改善し、日経平均の上げ幅は一時 180円を超えた。ただ、米長期金利が低下したことで、日米金利差縮小観測から円相場が一時132円台後半へと円高が進んだため、輸出採算の悪化が懸念され、自動車や機械などを中心に値を消す銘柄が次第に増加していった。 国内では主要企業の決算発表が本格化しているが、円安による収益押し上げ効果と原材料高騰による収益押し下げ要因が交錯しており、想定通りに業績予想が堅調に推移しているところは多くない。また、足元で円高が進んでいるため、円安効果も今後はく落してくる可能性もあるだけに、先行き不透明感が拭えていない。また、来週は1日にTDK<6762>、京セラ<6971>、2日に三菱商<8058>などの商社株、3日には郵船<9101>などの海運株、4日にはトヨタ<7203>など主要企業の決算発表が相次ぐだけに、業績動向を見極める必要がありそうだ。 《FA》
関連銘柄 13件
2413 東証プライム
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日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4503 東証プライム
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時価総額 2,717,979百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6367 東証プライム
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時価総額 5,632,186百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6762 東証プライム
7,078
4/19 15:00
-247(%)
時価総額 2,751,728百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,484
4/19 15:00
-251(%)
時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6902 東証プライム
2,819.5
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時価総額 8,886,444百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6971 東証プライム
1,902
4/19 15:00
-24(%)
時価総額 2,872,922百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,522
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時価総額 57,461,384百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8058 東証プライム
3,452
4/19 15:00
-15(%)
時価総額 14,886,688百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,153
4/19 15:00
+61(%)
時価総額 2,118,715百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9433 東証プライム
4,252
4/19 15:00
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時価総額 9,797,373百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,520
4/19 15:00
-430(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10