マーケット
4/19 15:15
37,068.35
-1,011.35
37,986.40
+211.02
暗号資産
FISCO BTC Index
4/20 18:20:11
9,849,129
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米国の過度なインフレ懸念が和らぎ、リスクオンの流れが強まる【クロージング】

2022/7/20 16:04 FISCO
*16:04JST 米国の過度なインフレ懸念が和らぎ、リスクオンの流れが強まる【クロージング】 20日の日経平均は大幅に5営業日続伸。718.58円高の27680.26円(出来高概算11億1000万株)と6月28日以来、約3週間ぶりに27000円を回復して取引を終えた。米国で過度なインフレ懸念が後退していることが引き続き支援材料になったほか、ネットフリックスなど米企業の決算が市場予想よりも悪化していなかったことも投資マインドの改善につながり、リスク先行地合いが続いた。東京市場では、指数インパクトの大きい値がさ株を中心にほぼ全面高の様相を呈した。上値のめどみられていた200日線水準を捉えた辺りから戻り待ちの売りも散見されたものの買いの勢いは衰えず、高値圏でのもみ合いが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1700を超え、全体の9割超を占めた。セクターでは33業種すべてが上昇し、精密機器、電気機器、サービス、機械、ガラス土石、その他製品の上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>が堅調で、この5銘柄で日経平均を約220円程度押し上げた。半面、IHI<7013>、長谷工<1808>、日立造<7004>が小甘い展開だった。 本格化する企業決算への期待感から前日の米国市場では、主要3株価指数が大幅に上昇した。また、ロシアと欧州を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1」経由のロシア産ガスの供給が定期メンテナンスを終了し21日に再開される見通しと伝わったことも投資マインドを好転させた。日経平均は上値抵抗線として意識されていた75日線、27000円の節目突破し、200日線水準を上抜けたことで、「テクニカル面では強気になっても良い」との声が漏れ始めるなど、日に日に明るさを取り戻している。 ただし、日米で主要企業の4-6月期決算の発表が本格化するため、先行きの動向を見極めたいと考える向きも多いほか、世界的に新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、経済活動が停滞することへの不安感も拭えず、手放しで喜べる状況にもない。もっとも、底入れ感が強まるなか、6月の急落局面でポジションを解消したファンドなどは買わざるを得ない状況であり、下値の堅さは意識されやすいだろう。 《FA》
関連銘柄 8件
1808 東証プライム
1,800
4/19 15:00
-17(%)
時価総額 541,429百万円
マンション建築トップのゼネコン。マンション管理やリフォーム、在宅介護サービスなども手掛ける。分譲マンション新築工事は52件受注。建設関連事業は堅調。完成工事高が増加。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/03/30
6367 東証プライム
19,215
4/19 15:00
-290(%)
時価総額 5,632,186百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,484
4/19 15:00
-251(%)
時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
7004 東証プライム
1,213
4/19 15:00
-50(%)
時価総額 206,471百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7013 東証プライム
3,772
4/19 15:00
+16(%)
時価総額 583,453百万円
陸上・航空宇宙・船舶海洋の総合重機製造。ターボチャージャーや航空エンジン、原子炉格納容器で実績。24.3期3Qは資源・エネルギー・環境部門が増収。東南アジアの大型発電所プロジェクトの進捗などが寄与。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
33,530
4/19 15:00
-3,210(%)
時価総額 15,813,854百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,520
4/19 15:00
-430(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10