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新興市場見通し:神経質ながらも底入れを探る展開

2022/7/16 22:26 FISCO
*22:26JST 新興市場見通し:神経質ながらも底入れを探る展開   ■超大幅利上げ巡る思惑で方向感出ず 今週の新興市場はもみ合い。引き続き米長期金利の低位安定が支援要因になったものの、週半ばにかけて控える米国の物価指標への警戒感から週前半は売りが先行。指標発表後は一時大幅利上げ観測が台頭し緊張感が高まったが、当局の高官発言を受けて週末にかけては警戒感が後退し、買い戻しが優勢となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.02%であったのに対して、マザーズ指数が-0.70%、東証グロース市場指数は-0.47%だった。 個別では、外資証券によるレーティング格下げがあったフリー<4478>が-13.6%となったほか、ビジョナル<4194>が-5.6%、ANYCOLOR<5032>が-2.6%、JTOWER<4485>が-6.3%、弁護士ドットコム<6027>が-6.5%、メドレー<4480>が-7.8%、Appier Group<4180>が-5.7%と時価総額上位銘柄は全般軟調だった。売買代金上位には坪田ラボ<4890>、イーディーピー<7794>、マイクロ波化学<9227>などの直近IPO(新規株式公開)が入り、これらは週間の値上がり率上位にもランクインした。ソフトバンクのグループ会社やホリプロと共同でAR/VRを利用した3Dビデオによるリアルタイム配信の実証実験を行うと発表したSKIYAKI<3995>は週初から人気化し、値上がり率トップに躍り出た。 ■米ネットフリックスの決算などに注意 来週の新興市場は一進一退か。米7月ミシガン大学消費者マインド指数の5-10年先期待インフレ率は2.8%と前月の3.1%から1年ぶりの低水準にまで低下した。6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75ptの利上げに至った要因の一つがこの期待インフレ率だっただけに、インフレ懸念を和らげる内容で、目先の安心感を誘う。また、米6月の消費者物価指数や生産者物価指数は揃って予想を大幅に上回ったが、その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事など複数の高官は1.00ptの超大幅利上げについては慎重な姿勢を示した。 足元の金利先物市場では7月FOMCで0.75ptと1.00ptの利上げそれぞれが五分五分の確率で織り込まれている。26~27日のFOMCを通過するまでは思惑がくすぶるが、米6月ISM製造業景気指数の入荷遅延の項目や世界コンテナ運賃指数、さらにはエネルギー・食料品の価格低下を背景にインフレピークアウト期待も高まっている。7月に仮に1.00ptの利上げが行われたとしても、そこが利上げ幅のピークとなる可能性が高いだろう。神経質な局面ながらも新興株の底入れは近いと考える。一方、来週は米国でネットフリックスやテスラの決算が控える。前回決算で株価急落となったネットフリックスの結果次第では、短期的には国内の新興株の重石となる可能性があるため、留意したい。 個別では、25日移動平均線が上向きでかつ15日終値が25日線より上に位置するテクニカル面が良好な銘柄に着目。ケアネット<2150>、ジーエヌアイ<2160>、クラウドワークス<3900>、ウォンテッドリー<3991>、ニューラルポケット<4056>、スマレジ<4431>、メドレー、マクビープラ<7095>、バイセル<7685>などに注目している。 IPOでは、unerry<5034>とエアークローゼット<9557>が19日までブックビルディング(BB)期間。日本ビジネスシステムズ<5036>は22日まで。20日からはクラシコム<7110>がBB期間に入る。 《FA》
関連銘柄 21件
2150 東証プライム
658
3/29 15:00
+14(%)
時価総額 30,842百万円
医療情報専門サイト「CareNet.com」を運営。医師向け専門サイトを通じて製薬会社の営業を支援。医師教育コンテンツ作成に強み。販売体制強化等により、医薬DX事業は売上堅調。23.12期3Qは2桁増収。 記:2024/01/08
2160 東証グロース
3,110
3/29 15:00
+105(%)
時価総額 147,688百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
3900 東証グロース
1,543
3/29 15:00
-7(%)
時価総額 23,563百万円
国内最大級のクラウドソーシングサイトを運営。SaaS型の工数管理ツールも。登録ユーザー数は606万人、登録クライアント数は95万社。マッチング事業は堅調。特別利益計上。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/11
3991 東証グロース
1,316
3/29 15:00
+15(%)
時価総額 12,364百万円
ビジネスSNSプラットフォーム「ウォンテッドリー」を運営。企業向けサブスク型採用サービスの利用料収入が収益源。登録企業ユーザー数は4万社。ストック収益は横ばい。営業費用は減少。24.8期1Qは増益。 記:2024/01/28
3995 東証グロース
360
3/27 15:00
+16(%)
時価総額 3,882百万円
クリエイターとファンをつなぐプラットフォームサービスを手掛ける。「Bitfan Pro」と「Bitfan」が中核。FCサービスは売上堅調。サービス数、有料会員数の増加が寄与。24.1期3Qは大幅増益。 記:2024/01/28
4056 東証グロース
1,066
3/29 15:00
+28(%)
時価総額 15,387百万円
AIカメラ内蔵の独自AI広告サイネージを開発・販売。AI活用の駐車場管理システム等も。ソニーと業務資本提携。デジソリューションサービスは売上堅調。23.12期3Qは2桁増収。損益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/15
1,566
3/29 15:00
+6(%)
時価総額 158,824百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
9,150
3/29 15:00
-530(%)
時価総額 351,278百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4431 東証グロース
2,374
3/29 15:00
+48(%)
時価総額 46,609百万円
POSシステム会社。クラウドサービス「スマレジ」を提供。スマレジの登録店舗数は13万6388店舗。サブスク売上比率は5割超。有料プラン店舗数は増加。24.4期2Qは増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2023/12/26
4478 東証グロース
3,540
3/29 15:00
+70(%)
時価総額 201,345百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4480 東証プライム
4,615
3/29 15:00
+140(%)
時価総額 150,707百万円
医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,965
3/29 15:00
-45(%)
時価総額 101,750百万円
通信インフラ会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、構造物、電源等のシェアリングする事業を展開する。タワーシェアリングも行う。今上期はタワー移管が順調に推移した。施設内のシェアリングも拡大した。 記:2024/01/15
4890 東証グロース
354
3/29 15:00
+8(%)
時価総額 8,897百万円
慶大発のバイオベンチャー。近視、ドライアイなどの眼科領域を主に脳活性化メガネの開発も。24.3期3Q累計は開発費先行。4Qにロート製薬から契約一時金4.5億円を受領へ。近視進行抑制薬は特定臨床研究を開始。 記:2024/03/12
5032 東証プライム
2,559
3/29 15:00
-35(%)
時価総額 159,479百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
5034 東証グロース
2,820
3/29 15:00
+88(%)
時価総額 9,943百万円
リアル行動データプラットフォーム「BeaconBank」を運営。月間300億件以上のデータを武器に多業界で導入実績。リカーリング顧客売上高比率は9割超。顧客数は順調に増加。24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/02/22
6027 東証グロース
3,395
3/29 15:00
+65(%)
時価総額 75,634百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
14,730
3/29 15:00
+420(%)
時価総額 47,755百万円
アナリティクスコンサルティング事業が柱。データ解析プラットフォーム「ハニカム」を基軸に事業展開。LTVマーケティング事業は新規案件受注が順調。24.4期2Q累計は業績伸長。通期業績予想を上方修正。 記:2024/01/09
2,979
3/29 15:00
-4(%)
時価総額 43,166百万円
出張訪問買取サービスを展開。主に着物や宝飾品、ブランド品を扱う。買い取った商品はECなどで販売。海外販路の開拓等で収益性向上図る。出張訪問数は18万4946件と増加。23.12期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/27
7794 東証グロース
1,358
3/29 15:00
+11(%)
時価総額 17,821百万円
人工ダイヤ原料の種結晶を製造・販売。半導体研究用基板や工具用素材も。海外売上高比率は約7割。ダイヤモンド単結晶の新製品を発売。多くのユーザーからの引き合いにより、24.3期2Qは基板及びウエハが増収。 記:2024/01/14
9227 東証グロース
1,080
3/29 15:00
-34(%)
時価総額 16,415百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。24.3期上期は足踏み。ただ共同開発の完了時期が下期に集中予定。契約済ベースの進捗率も良好。二桁最終増益を見込む通期計画は変えず。 記:2024/01/17
9557 東証グロース
438
3/29 15:00
-1(%)
時価総額 3,552百万円
ファッションレンタル会社。女性向け普段着のレンタルサービス「airCloset」を提供する。スタイリストが選定、自宅へ配送。ECで販売も行う。今上期の売上高は会社計画に対して順調に進捗。利益は黒字転換。 記:2024/03/05