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前場に注目すべき3つのポイント~短期的にはダブルボトム形成からのリバウンド期待も意識されてくる可能性~

2022/6/17 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~短期的にはダブルボトム形成からのリバウンド期待も意識されてくる可能性~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:短期的にはダブルボトム形成からのリバウンド期待も意識されてくる可能性 ■西松屋チェ、1Q営業利益 6.6%増 49.05億円 ■前場の注目材料:東ソー<4042>GaNターゲット材を2年以内に投入、パワー半導体・LED向け ■短期的にはダブルボトム形成からのリバウンド期待も意識されてくる可能性 17日の日本株市場は、ギャップスタートから5月安値を意識した相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが741ドル安だった。雇用関連指標の軒並み予想を下回る低調な結果が失望され、改めて米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げによる景気後退懸念も強まった。さらに、スイスと英国の中央銀行が相次ぎ利上げを発表し、来月には欧州中央銀行(ECB)も利上げを決める見通しのなか、欧米中銀の金融引き締めが世界景気を冷やすとの見方が強まり、NYダウは節目の3万ドルを割り込んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比830円安の25600円。円相場は1ドル132円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップダウンから始まり、5月12日につけた25688円が意識されることになろう。ダブルボトム形成からのリバウンド期待も意識されてくる可能性はあるものの、これを割り込むと3月安値が意識されてくるが故に、押し目狙いの買いも入りづらいところではある。週末要因から積極的な売買は手控えられやすく、薄商いの中を先物主導によるインデックスに絡んだ商いに振らされやすい需給状況になりそうだ。 米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の上昇も1日で終わり、底入れ期待は後退した。センチメントを冷ます格好になることから、戻り待ちの売り圧力は強いだろう。短期的なリバウンドを狙いつつも、いったん動きが鈍るようだとショートを仕掛けてくる動きが強まる可能性もあるため、早めの資金回転を意識しておきたい。 テクニカル面では現在、ボリンジャーバンドの-1σ水準での攻防を見せているが、本日はギャップダウンで一気に26000円を割り込んでくるなか、25900円辺りに位置している‐2σを下回ってくる可能性がある。6月9日の+2σ水準から、わずか6営業日で-2σまで調整してくることになるため、値幅調整が一巡する可能性はあるだろう。ダブルボトム形成からショートカバーも入りやすいタイミングにはなることから、まずは日銀会合後の市場反応を見極めつつ、いったんは押し目狙いのスタンスになりそうだ。 ■西松屋チェ、1Q営業利益 6.6%増 49.05億円 西松屋チェ<7545>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同月比6.5%増の450.16億円、営業利益は同6.6%増の49.05億円だった。コンセンサス(48億円程度)の範囲内であり、通期計画に対する進捗率は36.0%だった。衣料部門は気温の高い日が多く、春物衣料や夏物衣料が好調に推移。売上総利益においては、売上高が増加したことにより、168.58億万円(同5.1%増)となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26431.20、+105.04) ・米原油先物は上昇(115.25、+2.16) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・東ソー<4042>GaNターゲット材を2年以内に投入、パワー半導体・LED向け ・IHI<7013>液体アンモニア専焼の小型ガスタービン開発、2000kW級 ・ソニーG<6758>ホンダとEV新会社を年内設立、折半出資ソニー・ホンダモビリティ ・トヨタ<7203>国内工場を一部停止、来月9日以降は通常予定 ・出光興産<5019>JERAと伊勢湾地区に水素拠点検討 ・双日<2768>双日など、テイスタブルに出資、植物肉事業を拡充 ・三井物産<8031>クリーンアンモニア生産参画、UAE社と連携 ・東ソー<4042>米でスパッタリングターゲット材の能力倍増、半導体向け安定供給 ・三洋化成<4471>外科手術用ウレタン系止血材増強、適応広がり需要増 ・グンゼ<3002>メディカル事業2子会社を統合、10月1日付 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
2768 東証プライム
3,081
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 693,225百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
3002 東証プライム
5,160
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 89,237百万円
1896年創業の繊維・化学メーカー。男性用下着で国内シェアトップクラス。シートベルト用ミシン糸などでも高シェア。縫合補強材などのメディカル事業も展開。機能ソリューション事業では海外拡販の強化等に取り組む。 記:2024/06/13
4042 東証プライム
2,111.5
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04