マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 7:51:15
15,076,683
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:インフレ・引き締め懸念再燃で来週は反動安に警戒、ANYCOLORが新規上場

2022/6/4 19:02 FISCO
*19:02JST 新興市場見通し:インフレ・引き締め懸念再燃で来週は反動安に警戒、ANYCOLORが新規上場   ■ナスダックの大幅高が追い風に 今週の新興市場では、日経平均が1000円近く上昇するなか個人投資家心理も改善し、マザーズ指数は週間ベースで反発。前の週末にかけてナスダック総合指数が大幅に3日続伸した流れを受けてマザーズ指数も週初から急伸。その後は米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言や米長期金利の上昇が重石となり、一進一退の展開が続いた。それでも週末3日は2日の米株市場でナスダックが大幅反発したことを追い風に米5月雇用統計前の買い戻しが進み、上伸。なお、週間の騰落率は、日経平均が+3.66%であったのに対して、マザーズ指数は+3.90%、東証グロース市場指数は+3.63%だった。 個別では、メルカリ<4385>が東証プライム市場への鞍替えを発表し週間で+10.5%の大幅高。ほか、弁護士ドットコム<6027>が+13.4%、フリー<4478>が+10.0%、ウェルスナビ<7342>が+5.5%、Appier Group<4180>が+6.3%と全般堅調に推移した。臨床試験の進捗が好感されたキャンバス<4575>は東証グロース市場の値上がり率トップとなり、メタバース関連として人気化した東京通信<7359>が2位と続いた。旅行需要の回復期待から5月頃から動意づいているHANATOUR<6561>は上値追いの展開で続急伸。一方、Birdman<7063>、ヒュウガプライマ<7133>、QDレーザ<6613>など高値圏にある銘柄が利益確定売りに押され、東証グロース値下がり率上位に並んだ。 ■FRB高官のタカ派発言で金利は再び上昇 来週の新興市場では、マザーズ指数の反動安が予想される。今週末に発表された米5月雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、FRBの金融引き締めが警戒されるなか、週末の米株市場ではナスダックが大きく反落した。このため、週明けから下落を強いられそうだ。 今週は週間で大幅に上昇したものの、FRBのウォラー理事やブレイナード副議長、クリーブランド連銀のメスター総裁からは9月以降も0.5ptの利上げの可能性を示唆するタカ派発言があり、5月下旬にかけて一部で高まっていたFRBのハト派転換への期待は早々に解消される方向にある。低下基調にあった米10年債利回りも今週末に2.94%と1週間で0.2ptも上昇してきた。期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレーク・イーブン・インフレ(BEI)もやや遅れて上昇してきたことで、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は今週末にかけてやや低下したが、金利と期待インフレ率が揃って上昇を続ければ、実質金利が変わらなくても、投資家心理に悪影響を及ぼしそうだ。そうした中、来週末には米5月消費者物価指数(CPI)を控えており、特に週末にかけて神経質な展開が予想される。 FRB高官らのタカ派発言、米長期金利や原油先物価格の上昇などの悪材料に再び目線が向くなか、新興株全般に逆風が吹くことが想定される。そうした中、相対的に安心感があるのは、諸外国に遅れてやってきた国内での経済活動再開の恩恵を受けるリオープン関連だ。今週は小休止したが、格安航空券の予約サイトを運営するアドベンチャー<6030>や、来期からは活発化するイベント需要の取り込みも期待されるコンテンツプロデュースのブシロード<7803>などが注目されよう。 IPO関連では、6月20日に東証スタンダードに上場予定のヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>の仮条件が900~950円となり、目論見書の想定発行価格である950円を上限とするレンジで決定、今週からブックビルディング(BB)期間入り(~6月8日)となっている。軽量感に欠ける公開規模であるほか、人気の高まりにくい不動産セクターということもあり、BBの積み上がりが順調かどうかを注視したい。8日にはVTuberマネジメント企業のANYCOLOR<5032>が東証グロースに新規上場予定だ。 《FA》
関連銘柄 15件
2984 東証スタンダード
778
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 6,647百万円
近畿圏中心に賃貸用不動産や住宅用地、分譲マンションを開発・販売。高齢者向け賃貸・分譲マンションの運営、レジャー事業等も手掛ける大成住宅と資本業務提携。償却費増など重し。配当性向を3~4%引き上げへ。 記:2024/10/14
1,417
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 144,824百万円
予測型広告プラットフォーム「CrossX」、AI広告キャンペーン自動化クラウド「AIXPERT」などを手掛ける。AIによる顧客行動予測が強み。顧客企業数は1600社超。エンタープライズ顧客の獲得に注力。 記:2024/07/08
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4478 東証グロース
2,589
11/22 15:30
-92(%)
時価総額 151,741百万円
中小企業向けに統合型クラウド会計ソフト、人事労務ソフトの提供等を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は53万件超。サブスク売上比率が高い。金融サービスの拡大等を図る。 記:2024/10/24
4575 東証グロース
887
11/22 15:30
+37(%)
時価総額 16,954百万円
抗がん剤の研究開発に特化した創薬バイオベンチャー。静岡県沼津市に本社。免疫着火剤「CBP501」が先行パイプライン。基礎研究、臨床開発の連携サイクルが強み。CBP501は次相臨床試験の準備を進める。 記:2024/08/13
5032 東証プライム
2,146
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 133,741百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営が主力。英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」等も手掛ける。29歳以下のユーザーが多い。所属VTuber数は160人超。ID数は順調に増加。 記:2024/10/26
6027 東証グロース
2,731
11/22 15:30
+92(%)
時価総額 61,707百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6030 東証グロース
3,865
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 30,839百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
1,335
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 16,908百万円
インバウンド中心の旅行サービス会社。訪日観光客向け旅行手配、旅行サービスの販売サイト「Gorilla」の運営等を行う。バス事業、ホテル等施設運営事業も。東南アジア、欧州は旅行エージェント中心に営業強化。 記:2024/07/28
6613 東証グロース
328
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 13,698百万円
量子ドットレーザやDFBレーザなどのレーザデバイス事業が主力。光通信用量子ドットレーザの量産化に世界で初めて成功。レーザアイウェア事業も展開。バイオ検査用多波長モジュールなど高付加価値製品の投入図る。 記:2024/07/28
7063 東証グロース
349
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 2,445百万円
戦略立案や戦略的PR等を行うマーケティング・トランスフォーメーション事業が柱。アーティストマネジメント、ファンクラブ運営等も手掛ける。MX事業はプロジェクト採算管理の徹底、生産効率向上等に取り組む。 記:2024/07/04
1,260
11/22 14:48
-10(%)
時価総額 9,132百万円
外来調剤・在宅訪問調剤薬局「きらり薬局」の運営を行う在宅訪問薬局事業が主力。在宅訪問支援情報システムの貸与、住宅型有料老人ホームの運営等も。福岡県春日市に本社。在宅訪問薬局事業は運営効率の向上図る。 記:2024/10/10
7342 東証グロース
1,024
11/22 15:30
-26(%)
時価総額 60,742百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
7359 東証グロース
277
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,790百万円
スマホ向けアプリの運営等を手掛けるメディア事業が主力。電話占い「カリス」等のプラットフォーム事業、メタバース事業、デジタルサイネージ事業等も。コングロマリット経営推進。メディア事業の運用本数は230本超。 記:2024/08/06
7803 東証グロース
369
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 26,362百万円
トレーディングカードゲームなどを手掛けるエンターテイメント事業が主力。カードファイト!!ヴァンガードなどが主要IP。新日本プロレスリングを傘下に持つ。トレーディングカードゲームの開発、製造体制を強化。 記:2024/08/30