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連休明けの米国市場の動向待ち、日経平均は反落も想定内の動き【クロージング】

2022/5/31 16:02 FISCO
*16:02JST 連休明けの米国市場の動向待ち、日経平均は反落も想定内の動き【クロージング】 31日の日経平均は3営業日ぶりに小幅反落。89.63円安の27279.80円(出来高概算22億8000万株)で取引を終えた。急ピッチの上昇に対する警戒感や追加の対ロ経済制裁に伴うコストプッシュインフレへの懸念から売り先行スタート。取引開始後に一時27250.70まで値を下げる場面があった。ただ、中国・上海市がロックダウンを6月1日から事実上解除すると発表。世界景気の減速やサプライチェーンの混乱などへの懸念が和らぎ、売りが一巡した後は27400円を挟んだ水準での底堅い展開が続いた。ただし、MSCIのリバランスに伴う需給のほか、連休明けの米国市場の動向が気がかりとあって、引けにかけては日中の下限レベルで推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1200に迫り、全体の6割超を占めた。セクターでは、鉱業、保険、石油石炭、鉄鋼など6業種が上昇。一方、海運、不動産、空運、電気ガス、その他製品など27業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、富士フイルム<4901>、ソフトバンクG<9984>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、京セラ<6971>が軟化した。 欧州連合(EU)は30日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ロシア産原油を対象とする初の輸入制限措置を発動すると明らかにしたため、原油先物市況が上昇。資源高によるインフレへの警戒感が相場の重しになった。米金融当局も積極的な金融引き締めが続くのではないかとの思惑から時間外取引での米長期金利が上昇したことで、半導体関連などグロース株売りにつながったようだ。一方、中国国家統計局などが31日発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)で、製造業と非製造業はともに前月と比べ上昇し、市場予想も上回ったことから、中国景気の減速に対する不安感が後退し、投資マインドの改善に寄与した。また、原油高を背景に石油資源関連株にも物色の矛先が向かった。 日経平均は下落したが、5日線を上回る水準にあるほか、リスク要因の一つとなっていた中国経済も底打ちの兆しがみられ、「徐々に地合いが改善しつつある」との指摘が聞かれ、先行き期待感が広がりつつある。ただ、対ロ経済制裁の強化による資源価格の上昇を背景にしたインフレ高進への不安感、秋以降の米国での大幅な利上げやそれに伴う景気減速への懸念など不確定要素も多く、外部要因に左右される状況に変化はない。このため、今後もファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の動向を確認しながらの展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4543 東証プライム
2,544.5
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時価総額 3,793,079百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
3,358
4/19 9:04
+15(%)
時価総額 4,176,939百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6762 東証プライム
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時価総額 2,774,277百万円
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6857 東証プライム
5,735
4/19 0:00
±0(%)
時価総額 4,393,979百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6954 東証プライム
4,305
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-33(%)
時価総額 4,346,100百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
6971 東証プライム
1,919
4/19 9:04
-7(%)
時価総額 2,898,600百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
8035 東証プライム
35,350
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-1,390(%)
時価総額 16,672,227百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,236
4/19 9:04
+2(%)
時価総額 9,760,506百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,570
4/19 9:03
-380(%)
時価総額 12,910,226百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,697
4/19 9:04
-179(%)
時価総額 13,261,577百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10