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新興市場見通し:ハイグロース復調続かず?短期の中小型株物色に活路

2022/5/21 15:37 FISCO
*15:37JST 新興市場見通し:ハイグロース復調続かず?短期の中小型株物色に活路 今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も週間ベースで反発した。マザーズ指数は実に7週ぶりの上昇となる。今週も米国では小売り大手の業績悪化などから経済の先行き懸念が強まり、主要株価指数が乱高下した。ただ、安全志向の債券買いで長期金利が低下すると、高成長・高バリュエーションのハイグロース銘柄が上昇する場面もあった。外部環境を睨み安値圏での一進一退が続くマザーズ指数だが、週末の5月20日はこうした米国市場の動きを追い風に堅調な展開となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.2%であったのに対して、マザーズ指数は+1.3%、東証グロース市場指数は+1.4%だった。 個別では、メドレー<4480>が週間で17.3%高、ウェルスナビ<7342>が同17.4%高、PKSHA Technology<3993>が同22.4%高と大きく上昇。これらの企業は前の週末に決算発表しており、好感した買いで週明け急伸した。売買代金上位ではBASE<4477>やHENNGE<4475>が堅調。4月の上場後、初の決算発表となったセカンドサイトアナリティカ<5028>は大幅に上昇し、他の直近IPO銘柄でもモイ<5031>やクリアル<2998>が買われた。また、セカンドサイトやペルセウスプロテオミクス<4882>、BuySell Technologies<7685>などが週間の東証グロース市場の上昇率上位に顔を出した。BuySellは決算を、ペルセウスは富山大学などとの共同研究をそれぞれ発表している。一方、メルカリ<4385>が同8.1%安となり、年初来安値を更新。配送サービス「メルカリ便」で6月に配送料の値上げを実施すると発表している。ほかにフリー<4478>が同3.5%安、JTOWER<4485>が同2.4%安となるなど、時価総額上位では軟調な銘柄が少なくなかった。また、ZUU<4387>、BlueMeme<4069>、いつも<7694>は決算を受けて急落し、週間の東証グロース市場の下落率上位にランクインした。 来週の新興市場では、マザーズ指数の戻りは鈍いとみておきたい。今週末5月20日の米国市場では長期金利の低下が続いたほか、主要株価指数はショートカバー(売り方の買い戻し)が入り下げ渋ったが、ハイグロース銘柄は一転して軟調だった。投資家の安全志向の高まりが金利低下の主因であるなら、ハイグロース銘柄の本格的な見直しにはつながりづらいだろう。日本の新興株を見ても、20日はマザーズ指数が2%超上昇する一方で、東証グロース市場の売買代金は1000億円に届かなかった。売りの少なさが株価上昇につながったものの、投資資金の流入は限られるとみた方がよいだろう。 メルカリなど時価総額上位の主力IT株はこうした資金流入の減少に加え、もともと海外機関投資家の株式保有が多かったことも株価調整の背景にあるものと考えられる。目先は短期の中小型株物色に活路を見出そうとする個人投資家が多いだろう。決算発表後の値動きが強いメドレーやPKSHA、BuySellなどに引き続き注目したい。 IPO関連では、5月31日上場予定のトリプルアイズ<5026>の公開価格が仮条件上限で決まった。不安定な市場環境ながら、ブックビルディング(BB)は順調だったと観測されている。来週は6月8日上場予定のANYCOLOR<5032>がBB期間入り。また、今週はマイクロ波化学<9227>(6月24日、東証グロース)など7社の新規上場が発表されている。 《FA》
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ワンルームマンション投資を主力に、個人投資家や機関投資家向けに、不動産投資運用やクラウドファンディング、不動産ファンド等のサービスを提供する。今期3Q累計は知名度等の向上や海外投資家の引き合いが増加した。 記:2024/04/08
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
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時価総額 4,693百万円
金融情報メディア運営会社。資産運用プセットフォーム「ZUU online」等のサイトを運営し、組織マネジメントシステムも提供する。今期3Q累計はメディアが足踏み。クラウドファンディングはコストが重し。 記:2024/02/14
4475 東証グロース
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時価総額 33,894百万円
クラウドセキュリティ「HENGE One」が柱。メール配信ソフトも。24.9期1Qはクラウドセキュリティの契約企業数、契約利用者数が順調増。解約率は低水準維持し、利用料収入の拡大続く。通期最高業績を計画。 記:2024/02/15
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時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
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時価総額 156,696百万円
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4480 東証プライム
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医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
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通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
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5026 東証グロース
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7342 東証グロース
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