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ハイテク株中心に買い先行も、中国経済の失速への警戒感から上値抑えられる【クロージング】

2022/5/16 16:15 FISCO
*16:15JST ハイテク株中心に買い先行も、中国経済の失速への警戒感から上値抑えられる【クロージング】 16日の日経平均は続伸。119.40円高の26547.05円(出来高概算15億株)で取引を終えた。前週末の米国市場でハイテク株中心に買い戻しの動きが強まった流れを映して、半導体や電子部品などグロース株中心に買い先行で始まり、開始直後には一時26836.96円まで上げ幅を拡大させた。また、好決算や自社株買いなど個別に好材料のある銘柄にも資金流入が続いた。ただ、中国がこの日発表した4月の鉱工業生産は前年同月比2.9%減で事前予想の0.5%増を大きく下回ったことをきっかけに利食いの動きが強まり、前引け間際には26438.61円まで上げ幅を縮めた。ただし、利食い一巡後はこう着ながらも26500円辺りでの底堅い値動きが続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクターでは、倉庫運輸、サービス、情報通信、機械など8業種が上昇した。一方、非鉄金属、鉄鋼、その他金融、卸売、精密機器、ガラス土石、保険など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、NTTデータ<9613>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、オリンパス<7733>、ホンダ<7267>、ネクソン<3659>、ヤマハ発<7272>、日清粉G<2002>が軟化した。 前週末の米国市場は、ナスダック指数は4%近く、SOX指数は5%超上昇した。この流れを引き継ぎ、東京市場でも買い先行でスタート。ソフトバンクGやファーストリテなど指数寄与度の大きい銘柄も値を上げ、投資マインドの好転につながった。一方、中国景気の減速への懸念から日本製鉄<5401>、三井物<8031>など景気敏感株の一角には値を消す銘柄が目立ったほか、今期業績予想が市場予想を下回るホンダが4%超下落した。また、時間外取引での米株先物が軟調なことも次第に買い手控え要因につながったとみられる。 日経平均は25日線水準を上回って終了できなかったが、いったんは跳ね返される水準でもあり、上値の重さはそれ程嫌気されることはなさそうだ。今後投資家の視点は、マクロ経済指標の動向に向かうとの見方が多い。こうしたなか、関係者の一部には「米株の失速および中国景気の底入れを見越して日本株を相対的に見直す向きが増加しつつある」との声も聞かれる。欧米市場などと比べ相対的に割安感のある日本株への資金シフトが期待されるところだ。 《FA》
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2002 東証プライム
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国内最大の製粉会社。製粉ベースで国内シェア約40%。グローバル製粉業界6位、先進国向けで3位級。加工食品やペットフード、電子材料も事業領域。製粉や中食・惣菜の好調、食品事業の回復で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
3659 東証プライム
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5401 東証プライム
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7267 東証プライム
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7272 東証プライム
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時価総額 1,501,382百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
7733 東証プライム
2,221.5
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時価総額 2,856,609百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8031 東証プライム
7,112
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時価総額 11,325,625百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
9433 東証プライム
4,483
3/29 13:59
+15(%)
時価総額 10,329,639百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9613 東証プライム
2,425
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時価総額 3,401,063百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
47,030
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時価総額 14,965,934百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,943
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-19(%)
時価総額 15,408,378百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10