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前場に注目すべき3つのポイント~利食い想定も底堅さが見られれば、27000円を意識したセンチメントに~

2022/4/14 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い想定も底堅さが見られれば、27000円を意識したセンチメントに~ 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:利食い想定も底堅さが見られれば、27000円を意識したセンチメントに ■ABCマート、22/2営業利益 40.7%増 274億円、23/2予想 16.6%増 320億円 ■前場の注目材料:ペプチドリーム、本社・研究所を増設 24年完成、開発への“橋渡し”機能拡充 ■利食い想定も底堅さが見られれば、27000円を意識したセンチメントに 14日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、こう着の強い相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが344ドル高だった。3月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り過去最大を記録したため、やや売り優勢で始まった。ただし、インフレがピークに近いとの見解が強まり、金利が低下に転じると安心感から買戻しが強まり上昇に転じた。さらに、ハイテクも買われ相場の上昇を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の26950円。円相場は1ドル125円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。昨日の日経平均は500円を超える上昇で前日の下落部分を一気に吸収して直近で上値を抑えられていた5日線を突破し、25日線を捉えてきた。26938円水準に位置する25日線での攻防が意識されるなか、前日の大幅な上昇に対する利食いも入りやすく、新たなショートの動きも想定されることから強弱感は対立しやすいだろう。ただし、前日の上昇で需給状況は改善されてきたと見られ、底堅さが見られるようであれば、27000円を意識したセンチメントに向わせそうだ。 米長期金利は低下し、VIX指数は21.82に低下してきており、リスク選好に向わせやすいと見られる。米国では半導体株が買い直されており、SOX指数の構成銘柄はすべて上昇した。大型テック株なども買われているなか、指数インパクトの大きい値がさ株の支援材料になりそうだ。また、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、底堅さが意識される局面においては、次第に下値を切り上げてくる展開は期待されそうだ。 そのほか、昨日のNT倍率は25日線を支持線に反発を見せており、一気に75日線を捉えてきた。達成感は意識されるものの、一方で75日線を明確にクリアしてくるようだと、NTロングの動きが強まりやすく、日経平均型優勢のなかでの上昇が意識されやすい。また、昨日のマザーズ指数は4%を超える上昇で、こちらも25日線をサポートとして上昇し、75日線を捉えてきた。日経平均が25日線水準でのこう着ながらも底堅い展開となれば、グロース市場銘柄へは個人主体の出遅れ修正を狙った資金流入が意識されよう。 ■ABCマート、22/2営業利益 40.7%増 274億円、23/2予想 16.6%増 320億円 ABCマート<2670>が発表した2022年2月期決算は、売上高が前期比10.8%増の2439.46億円、営業利益は同40.7%増の274.46億円だった。期初計画には届かなかった。23年2月期の営業利益は16.6%増の320億円を見込んでおり、コンセンサス(355億円程度)を下回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26843.49、+508.51) ・NYダウは上昇(34564.59、+344.23) ・ナスダック総合指数は上昇(13643.59、+272.02) ・シカゴ日経先物は上昇(26950、大阪比+70) ・1ドル=125.60-70円 ・SOX指数は上昇(3119.32、+71.85) ・VIX指数は低下(21.82、-2.44) ・米原油先物は上昇(104.25、+3.65) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ペプチドリーム<4587>本社・研究所を増設 24年完成、開発への“橋渡し”機能拡充 ・ENEOS<5020>仏社と合弁、アジアで太陽光発電支援事業 ・デンソー<6902>デンソーなどトヨタEVに新基幹ユニット、走行・乗り心地・電費支える ・住友ゴム<5110>解析時間100分の1以下、ゴム材料開発を効率化 ・日立造船<7004>子会社がスイスで水素製造施設、ゴミ発電所内に来年 ・三菱電機<6503>組織風土改革で「骨太方針」策定 ・コーセー<4922>化粧品の心身効果解明へ、慶大と研究 ・カネカ<4118>海水中でも生分解するポリマー、ホテルの歯ブラシに採用 ・富士フイルム<4901>富士フイルムなど、アルツハイマー進行予測、AIで精度最大88% ・花王<4452>パーム農園支援進む、インドネシアで一昨年開始 ・DIC<4631>微細藻類由来のスキンケア材、米ベンチャーと共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・3月失業率(予想:3.9%、2月:4.0%) ・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+3.00万人、2月:+7.74万人) 《ST》
関連銘柄 12件
2670 東証プライム
2,865
6/14 15:00
+13.5(%)
時価総額 709,428百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1480店舗超。複合業態店舗の出店拡大を積極的に進める。 記:2024/05/06
4118 東証プライム
4,226
6/14 15:00
+73(%)
時価総額 287,368百万円
化学材料メーカー。化成品や塩化ビニル樹脂、機能性樹脂、エレクトロニクス製品、食品、ヘルスケア製品など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計はメディカル関連や食品が堅調も、塩ビや苛性ソーダが足踏みとなった。 記:2024/02/08
4452 東証プライム
6,756
6/14 15:00
+64(%)
時価総額 3,209,100百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4587 東証プライム
2,196
6/14 15:00
+48(%)
時価総額 285,502百万円
東大発のバイオベンチャー。製薬会社との共同研究開発を中心に事業を展開。欧米大手製薬会社とも取引実績。放射性医薬品も事業領域。創薬開発プラットフォームに強み。複数の新規契約を締結し、23.12期は増収確保。 記:2024/03/29
4631 東証プライム
3,184
6/14 15:00
+24(%)
時価総額 302,980百万円
印刷インキで世界トップ。有機顔料や合成樹脂、液晶材料も。23.12期通期はパッケージング&グラフィック部門が増益。中国におけるパッケージ用、出版用インキの出荷増などが寄与。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/04/07
3,724
6/14 15:00
+46(%)
時価総額 4,632,198百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
4922 東証プライム
11,220
6/14 15:00
+390(%)
時価総額 679,853百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
5020 東証プライム
833.9
6/14 15:00
+20.8(%)
時価総額 2,693,733百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5110 東証プライム
1,662
6/14 15:00
+15.5(%)
時価総額 437,177百万円
大手タイヤメーカー。自動車やトラック等向けのタイヤの製造、販売に加え、ゴルフ用品やテニス用品、スポーツ事務の運営等も行う。23年12月期はタイヤの売上が1兆円超となった。スポーツの利益は過去最高となった。 記:2024/04/16
6503 東証プライム
2,553.5
6/14 15:00
+44(%)
時価総額 5,482,880百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6902 東証プライム
2,406.5
6/14 15:00
-25.5(%)
時価総額 7,584,759百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7004 東証プライム
1,053
6/14 15:00
+18(%)
時価総額 179,236百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23