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前場に注目すべき3つのポイント~出遅れ感が目立っている東証グロース銘柄への物色は一段と強まりやすい~

2022/4/5 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~出遅れ感が目立っている東証グロース銘柄への物色は一段と強まりやすい~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:出遅れ感が目立っている東証グロース銘柄への物色は一段と強まりやすい ■しまむら、22/2営業利益 30.0%増、23/2予想 5.3%増 520億円 ■前場の注目材料:クボタ、稲わらでバイオ燃料、地域資源循環、京大・早大と連携 ■出遅れ感が目立っている東証グロース銘柄への物色は一段と強まりやすい 5日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。ロシア軍によるウクライナの民間人虐殺疑惑を受け、欧米が対ロ制裁をさらに強化する姿勢を表明したため経済への影響を警戒し売りが先行した。一方で中国の規制当局が上場している同国ハイテク企業の監査に関し情報を開示することに前向きな姿勢を見せたため、非上場が回避されるとの期待感から買い戻しの動きが強まり、これが米ハイテク株への買いに波及。ハイテクが相場を押し上げる格好から上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の28000円。円相場は1ドル122円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。ただし、東証再編によって物色が定まらない面もあることから28000円水準では強弱感が対立しやすいと見られる。一方で、米国ではハイテク株が買われているほか、ツイッターが27%を超える上昇となったことが支援材料になると見られ、昨日の日経平均の重荷となっていた指数インパクトの大きい値がさハイテク株を見直す動きが意識されやすいところだ。 また、昨日の日経平均は前場半ばにかけて弱含んだものの、その後は前日終値を挟んだもみ合いのなか、引けにかけて買われる格好だった。新年度入りに伴う資金流入も意識されやすく、下値の堅さは見られそうだ。チャート上でも75日線が支持線として意識されやすいため、押し目買い意欲は強そうである。その他、日経平均がこう着のなか、東証グロース銘柄への物色が目立っていた。マザーズ指数は3%を超える上昇で3月前半の戻り高値を上回るとともに、上値抵抗線として意識されていた75日線を捉えてきた。同線を明確に上放れてくるようだと、相対的に出遅れ感が目立っている東証グロース銘柄への物色は一段と強まりやすいだろう。 日経平均が28000円水準でのこう着ながらも底堅さが見られるようであれば、個人主体の材料株物色なども次第に活発化しそうである。また、直近でリバウンドを見せてきており、目先的な抵抗線をクリアしてきた銘柄などへは、修正リバウンドを想定した動きにも繋がりそうである。FOMC議事要旨の公表を控え全体としては手掛けづらさはあるものの、VIX指数は18.57に低下していることもあり、リスク選好の動きから物色意欲は強そうだ。 ■しまむら、22/2営業利益 30.0%増、23/2予想 5.3%増 520億円 しまむら<8227>が発表した2022年2月期決算は、営業利益が前期比30.0%増の494.20億円だった。ブランド力の強化として自社開発ブランドとサプライヤーとの共同開発ブランドの展開を拡大し、売場・販促との連動が効果を発揮した。23年2月期は5.3%増の520.58億円を見込んでおり、コンセンサス(470億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27736.47、+70.49) ・NYダウは上昇(34921.88、+103.61) ・ナスダック総合指数は上昇(14532.55、+271.05) ・シカゴ日経先物は上昇(28000、大阪比+210) ・1ドル=122.70-80円 ・SOX指数は上昇(3424.95、+58.31) ・VIX指数は低下(18.57、-1.06) ・米原油先物は上昇(103.28、+4.01) ・米国景気の拡大 ・コロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・クボタ<6326>稲わらでバイオ燃料、地域資源循環、京大・早大と連携 ・富士製薬<4554>富山に新ライン、マルチシリンジ生産、注射剤工程を増強 ・ニッケ<3201>岐阜工場増強、マイクロプラ放出低減の紡績糸「ブリーザ」5倍 ・NTT<9432>豪ファンドと提携、欧米のDCを共同保有 ・電通国際情報サービス<4812>30年度売上高3000億円、DXに好機 ・SCSK<9719>ローカル5G免許取得、顧客と共創・実証 ・テルモ<4543>DX人材2.5倍、医療のデータ活用推進 ・日本製紙<3863>豪州向けに液体紙容器、ノルウェー社と契約 ・日本製鉄<5401>車体向けにTWB技術、強度・軽量化実現 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+0.6%、1月:+0.9%) ・08:30 2月家計支出(前年比予想:+2.7%、1月:+6.9%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
3201 東証プライム
1,280
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 97,637百万円
大手毛織物メーカー。1896年設立。毛糸・ユニフォーム織物素材、繊維資材製品等の製造・販売を行う。学生服素材で国内トップシェア。ゴーセンを傘下に持つ。不織布事業を強化。26.11期営業利益130億円目標。 記:2024/10/20
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4554 東証プライム
1,458
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 36,091百万円
医療用医薬品メーカー。女性医療、急性期医療に強み。造影剤、経口避妊剤などが主力。ヨード造影剤の国内数量トップシェア。富山県に工場を保有。月経困難症治療剤アリッサ配合錠は日本における製造販売承認を取得。 記:2024/10/20
4812 東証プライム
5,380
11/22 15:30
+170(%)
時価総額 350,679百万円
SAPソリューションの導入等を行うコミュニケーションIT部門が主力。金融、製造業向けITソリューションの提供等も。電通グループ傘下。旧社名は電通国際情報サービス。無借金経営。事業領域の拡張等に取り組む。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9719 東証プライム
2,841
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 888,878百万円
住友商事グループのITサービス大手。システム開発やITインフラ構築、コンサル、BPO、検証サービス等を手掛ける。第一生命などが主要取引先。システム開発は売上順調。中計では26.3期営業利益650億円目標。 記:2024/06/18